概要
ふたば☆ちゃんねるが発祥とされる、RX-78-2ガンダム(所謂初代ガンダム)の事を表すスラング。
ちょうど『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』が放送されていたころ、初代ガンダムのプラモ(ガンプラ)を用いて、人間のような行動をとらせたネタジオラマ写真がそれなりに人気を博しており、もう既に『機動戦士ガンダム』のリアルタイム視聴者がアラフィフ・アラシクのおっちゃんばっかりになっている事を鑑みて、初代ガンダム=おっちゃんというネタが流行ったのである。
例
- ビームライフルの振り向き撃ちを行った途端、腰のコア・ファイターがグキッとなってしまうガンダムのおっちゃん。
- 後輩が増えすぎて名前を覚えられず苦労するガンダムのおっちゃん。
- 最近ボンの反応についていけず、酒の席で愚痴ってガンキャノンに慰められるガンダムのおっちゃん。
この手の擬人化ネタはSDガンダムの時代から食傷気味なほどに擦られてきたが、シリーズがあまりに肥大化しているのもあって、元祖本家正当たる初代ガンダムが開祖=高齢といういじりのネタが生まれたのだと思われる。(このような例は、『SDガンダムフルカラー劇場』の旧ザクじいさんや『機動戦士ガンダムさん』の隊長のザクさんなど、後輩・後継機が山ほど登場する擬人化作品ではよくある事であった)
とはいえ公式のネタではないので、あんまり初代ガンダムの事をおっちゃん呼ばわりするのは失礼なので場を弁えようね。
主なガンダムのおっちゃん関連の登場人物
シリーズ内
- ガンダムのおっちゃん
ご存知連邦の白い悪魔。関西弁で喋る事が多い。愛称は叔父貴。カタログスペックを明らかに凌駕した無茶な機動が得意で、昔取った杵柄とばかりに武勇伝を発揮しようとするも、流石に40年以上の酷使(因みに初代から『水魔』が放送されている44年後を宇宙世紀に当てはめるとちょうどF91くらいの時代である)を経て全身にガタがきており、マグネットコーティングが湿布代わりになっている。
最年長と言うだけあって他のガンダムタイプMSに先輩風を吹かせているが、時折本人の大雑把な性格もあって、彼(女)らについて何か誤解している事もある。
相棒であるボンの事を可愛がっているが、最近はνくんばっかり乗っているので寂しがっている模様。
おっちゃんの旧友であり漫才の相方的存在。おっちゃんの40年来の親友であり、おっちゃんの事を大切に思っている。
ジオラマには出てこないおっちゃんの相棒。最初はおっちゃんに乳母日傘で頼りきりであったが、もはやおっちゃんの手には負えないほどに成長しており、おっちゃんの嘆きの種でもある。
おっちゃんの相方として時折登場する、かつてのライバル。現在は一緒に愚痴を言い合ったりしていることが多い。警察官をしていることもあり、おっちゃんがセクハラなどの行為に及ぶと警察署にしょっぴいて行くこともある。
後輩たち
おっちゃんの次のTVシリーズで主役を張った後輩。比較的おっちゃんと年が近いのもあり、おっちゃんの弟分のような存在であるが、よくおっちゃんの大雑把すぎる言動にツッコミを入れる。
おっちゃんの実質的な後継者といえる存在。おじさん。本来はおっちゃんよりだいぶ大柄なはずだがだいたい無視される。
ボンの今のビジネスパートナーであり、おっちゃんにとっては複雑な感情を抱く存在…ということもあってか、あんまりジオラマで出番は無い。
装備のうちの1つである180mmキャノンを撃つ際に、膝立ちになり、地面に立てた盾に砲身を立て掛けて撃つ「輝き撃ち」で有名な後輩。他のガンダムにも、大型砲を撃つ際はとりあえず盾に立て掛けることを勧めているが、何かカッコよく見えるだけで特に意味はない。
なお、輝き撃ちの真相は、「遠近法による錯覚でそう見えるだけで、実際は盾にキャノンを立てかけていないし、膝立ちもしていない」ということが近年明らかになったのだが、プラモデルではシールドを立てるためのギミック「輝き棒」「輝きスタンド」が必ずと言っていいほど追加されている。
パイロットのイメージなのか、基本的におっちゃんのツッコミ要員を担う聞き分けの良い子たち。
その設定のぶっ飛びぶりや、休暇に関しておっちゃんからイジられることがしばしばある。
他のガンダムが撃つと一発で肩を壊してしまうビームマグナムを何度もぶっ放せる強肩の持ち主。
フレームむき出しのやせっぽち(劇中でもこう呼ばれている)な見た目のため、おっちゃんから「もっと肉食わなアカンで」と言われている。また、C装備の生ハムをくっつけたような見た目からか「生ハム君」と呼ばれたり、ナラティブという名前があまり馴染みがなく言いづらいのか「奈良漬け君」と呼ばれたりと、おっちゃんの名前間違いの被害度合いがかなり多い。
劇中での撃墜スコアはゼロだったものの、コア・ファイターでパイロットを最後まで守りきったエピソードなどから、おっちゃんから頼もしい後輩として目をかけられている。
登場したての頃はνくんの兄弟と言われたこともあったが、すぐ後にただ単に外見が似ているだけということが明かされた。
おっちゃんと外見が似ているため登板率が高い子の一人。ユニコーンくん同様パイロットのイメージを準用してか常識人ポジションだが「腰アーマーに入っているドス(アーマーシュナイダー)が手放せない」「色が変わってドスを構えたら本気の証」など、怖い一面を持つとも噂されている。
たまに「シードガンダムくん」と番組名で呼ばれる。
最近、持っている武装を借りパクされたことも。
授業中に居眠りをしている学生のごとく机に突っ伏している様子がよく見受けられる。これは、上半身がチェストフライヤーに変形する都合上、肩関節の可動域が広くなっていることを活かしたネタポージングの1つである。
所属やメイン武器の影響か、ヤのつく方々じみた血の気が多いキャラ付けになっていることが多い。おっちゃんとの関係は良好(ガンダムのオジキ呼ばわり)だったり、おっちゃんのタマを狙う鉄砲玉だったり、作者によって扱いはまちまち。おっちゃんから名前をちゃんと覚えられていないようで、よく「オルフェンズくん」と番組名で呼ばれる。
なお、搭載されているシステムに関してはリミットを解除するとパイロットの命を削る仕様のため、オジキに「パイロット大事にせぇ言うたやろが!」とブチ切れられている。
おっちゃんのガンプラを原案として生み出された、後輩というより直系の孫に近い存在。やむを得ない状況であったとはいえ、作り主のトラウマを生んでしまった責任を感じており、塞ぎ込みがちな性格。
おっちゃんからは「コア坊」と呼ばれており、落ち込んでいるところを励まされるなど何かと目をかけられている。
後輩の中の新入りの中の新入り。散々擬人化されてきた他のおっちゃんの後輩たちとは異なり作中で本当に「心」を有していると述べられている珍しい子である(まあ過去にも例外的に心を持ったおっちゃんの後輩や、ボンをコピーしたおっちゃんの偽物とかはいたが。特に金色の後輩は殆どエアリアルくんと同じ状態)。
パイロットへの愛が重すぎて暴走するのでよくおっちゃんに宥められている。(元ネタはPARCOのガンダムとのコラボイラストで描かれたおっちゃんとエアリアル)
ちなみに、タヌキと呼ぶのは厳禁。「お前今タヌキって言ったか?」
- GQuuuuuuX(ジークアクス)
2024年12月に突然発表された、エアリアルの後輩になる「機動戦士GundamGQuuuuuuX」の主人公機。
他ジャンル
特撮世界の超有名人であり、昔はおっちゃんとも共闘して宇宙を守ったこともある大先輩。地球の言葉を理解はしているものの発音はできず、もっぱら「シュワッチ」「シュワシュワ」のような喋り方をしている。血の気の多いおっちゃんの後輩たちにメンチを切られることもあるが、それも「元気があって大変結構」として、怒らずむしろ喜んで受け止める大きな器を持つ。その度におっちゃんは、ウルトラマンが地球の言葉を発音できないこともあって「マン兄さんが激怒している」と勘違いし、チビりそうな思いをして謝っている。
ウルトラマンと並ぶ特撮世界の超大御所であり、おっちゃんとも共闘して宇宙を守ったこともある大先輩である。おっちゃんに負けず劣らず多くの後輩がおり、後輩の躍進をともに喜び合う良き盟友である。彼もまたウルトラマンと同じく器の大きな人物であり「いやぁ、はっはっはっ…」という笑いを交えた話し方が特徴だが、これは演者の藤岡弘、氏の特徴である。
元祖スーパーロボットとして言わずと知れた超有名人で、おっちゃんの大先輩の一人。昔はドッジボールなどのスポーツでよく競っていたほか、スーパーロボット大戦でも共演した。ガンダムという一大ジャンルを築き上げたおっちゃんを、同じロボットとして誇りに思っているが、おっちゃんと違って自分の直系の後輩が少ないことについて少し寂しく思っているフシがある。
スーパーロボットとリアルリボットの区別がついていないようで、おっちゃんにも何かすごい必殺技があると信じて疑わず「今だ、出すんだガンダム君!」と応援するが、おっちゃんは「何をや…?」と戸惑うばかりである。
同じくマジンガーZと(ほぼ)同期でおっちゃんの大先輩であると共に、一緒にスーパーロボット大戦シリーズの主軸を務めたスパロボ御三家の一人。本来なら初代ゲッター1が正しいのであろうが立体化に恵まれていないので代役として登板していると思われる。
推しの子の効果なのか最近活動的で、事あるたびにゲッター線を浴びせようとしてくる。
「進化って気持ちいいんだよ?」
「いや、そういうのはデビルちゅう奴でこりごりですわ…」
「キミも正義の怒りをぶつけたいだろう?」
「あれは連邦のプロパガンダですねん…」
- コトブキさんちの子ら
フレームアームズ・ガールやメガミデバイスの娘たち。ロボットプラモの後輩として可愛がるつもりでおっちゃんがスキンシップを取りに行くものの、セクハラとみなされて通報案件になることがしばしばある。また、武器のジョイント部が同じ3mm径であるのをいいことに無理やり装備して試射するが、規格が合わずに体を痛めることもある。
量産機かつプラモとしての規格がほぼ同じだからかモブキャラとして多数登場する事が多い。
しかし中には組み換えの自由度が高いのを良いことに、ガンダムタイプの如きトリコロールカラー&Vアンテナスタイルで現れおっちゃんを困惑させる者もいる。
「えーと…何君やったっけ…ちょい待ってな…今!今思い出すから!」
「あっわかった!コトブキヤさんちの子やろ!おっちゃんだましちゃいかんてー」
コトブキヤ製でなく30MMの派生でACVIの初期機体だが、名前が色々変えられるせいか「アーマードコア君」と呼ばれる。
とっつきを見て「えらい物騒なモン持っとるなキミ」と言われるが、言っているおっちゃんも大概である。さらにそれを借りパクされ、丸腰にされても拳で抵抗する気概もある。時には大和魂の幻聴が聞こえるくる噂も。
彼の周りに夢女子ランキング6位の戦友や様子のおかしいご友人など中々濃いメンツが多い。
また、頭部違いのそっくりさんに依頼としておっちゃんを狙ってくることも。
顔は似ているが全く無関係のスパロボ主人公機。ティターンズ所属の後輩と間違えてしまい彼の逆鱗に触れてしまう。
関連動画
関連項目
- 将頑駄無・ファーストガンダム大将軍:SDガンダムで初代ガンダムモデルのおっちゃんキャラ。
- キングガンダムⅡ世:初登場時は少年だったが、のちの時代ではおっちゃんとして登場する初代ガンダムモデルのキャラ。
- 劉備ガンダム:同上。上3人と比べるとそこまで露骨に年寄り扱いはされていないが、彼より年下の張飛ガンダムに戦場に出られるほどの年の実子がいる事を考えると、少なくとも翔建国時には相当なおっちゃんである。
- ライトニングさん:同じくネットミームでポンコツ化したキャラ。
- 隊長のザクさん、アラサーOLハマーン様、シャアとアムロと老いと:ほぼ同じノリの作品。