概要
リユース(再利用)の名の通り、四肢を欠損したパイロットの義手や義足等を通し、脳の思考によるモビルスーツの操作を可能にした技術。脳が本来の手足を動かそうとする信号を、そのままモビルスーツの動作に変換できるため、人間のような動きを実現する事が出来る。
装着している義手や義足の動作もある程度は可能で、データバックアップの機能も有する。
この技術により、熟練しておらずとも文字どおり自分の手足のように、新兵や不慣れな機動でも熟練兵以上に動かせる。
ただし、その手足が義手や義足でないと有効にならないため、有効性が立証された暁には多数の兵士の健全な手足が切断されることになる等、劣勢になっているとはいえ人権を無視したものになると危惧されている。これを実用化すべく、戦争で手足を失った兵士を義手や義足でサイボーグ化させモビルスーツに乗せる「リビング・デッド師団」が結成されていたが、最終的に研究施設のあったドライド・フィッシュとリユース・P・デバイスを搭載したサイコ・ザクは破壊され、開発者のカーラは精神に重大なダメージを負い、主な開発データと能力は失われる。
残っているのは、ダリル・ローレンツの義肢に残されたデータとセクストンが持ち出した開発データだけとなる。
第2部ではセクストンが南洋同盟で復活させるべく開発した強力な戦術兵器として、南洋同盟・連邦軍・ジオン残党軍から重要視されている。その脅威をモニカ参謀は「第二次世界大戦後に連合国が取り合った、ドイツのロケット技術」に例えた。