105スローターダガー
いちまるごすろーたーだがー
型式番号 | GAT-01A2R |
---|---|
全高 | 18.00m |
重量※1 |
|
装甲材質 | ラミネート装甲 ※2 |
動力源 | バッテリー |
所属 |
|
パイロット |
|
※1:105スローターダガーのエールストライカー未搭載時の重量は不明。
エールストライカー装備からエールストライカー20.30t分を除くと47.79tとなる。
※2:コクピットブロックやエンジンブロックなどのバイタルエリアに限定される。
地球連合軍の非正規部隊、第81独立機動群「ファントムペイン」の制式主力MS。ダガーにマイナーチェンジを加え、性能向上を図った機体。エールストライカーが標準武装として組み合わせられている。
配備された部隊の性質上、機体色はカモフラージュ効果を高める為に黒を基本とし、背部にはエールストライカーを標準装備している。
マーシャン追撃部隊仕様
漫画『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』にて、大西洋連邦からの同盟の証として第81独立機動群「ファントムペイン」の主力MSである本機がオーブ国防軍へ配備され、オーブ軍所属のパイロットによるマーシャン追撃部隊が構成されている。同部隊では多彩なストライカーパックを装備して運用されている。
コールサイン | パイロット | ストライカーパック |
---|---|---|
ジャガー1 | ワイド・ラビ・ナダガ | P202QX I.W.S.P. |
パンサー2 | ファンフェルト・リア・リンゼイ | AQM/E-X01 エールストライカー |
レパード3 | サース・セム・イーリア | AQM/E-X03 ランチャーストライカー |
クーガ4 | ホースキン・ジラ・サカト | AQM/E-X02 ソードストライカー |
タイガー5 | ガルド・デル・ホクハ | P204QX ライトニングストライカー |
この内、ワイド機とガルド機の本来の装備はAQM/E-A4E1 ジェットストライカー装備とAQM/E-M11 ドッペルホルン連装無反動砲でオーブ軍に配備されていた。
前者は活躍して名声を得るという目的で指揮官のスウェンに打診して許可されたものの、その本心を見透かされた挙句に彼のストライクノワールが戦闘を継続する為のバックアップとして利用されてしまった。ストライカーパック強奪の際に、機体の制御がスウェン側での遠隔操作に切り替わっている事から、OS側に細工がされている事がうかがえる。後者は仲間のサポートという理由で使用しているが、前者を許可した目論見(捨て駒)に気づかせないための措置でもある。また、この『虐殺者』の名を戴く機体をオーブ軍で運用する事が『オーブが試される踏み絵』の意味も込められている事を見抜いている者もいる。
ファンフェルト・リア・リンゼイが使用したエールストライカー装備型は、バックパックとサイドアーマーの合計4本のビームサーベルを全て使用する戦法を得意としている。
40mm口径近接自動防御機関砲「イーゲルシュテルンII」
頭部両側面に内蔵されているバルカン砲。小口径化したが、弾数増加と弾芯の改良によって貫通力の低下を抑えている。完全自動化でオートマチック制圧射撃が可能。
12.5mm対人機関銃
足の甲部に内蔵された機関銃。対歩兵・装甲車用の装備。
ガンダムシリーズにおけるこの手の装備としては珍しく、『C.E.73 STARGAZER』や『DESTINY ASTRAY』等で実際に人に向けて発砲されるシーンが多数描写されている。
こんなものが使用される背景には「MS用の武装(イーゲルシュテルン等機銃やビームライフル)を人に向けて撃つとは何事だ」という批判があったという背景がある。なお、パワードスーツやパワーローダーなどの兵器対策としては妥当な所である。
ES01 ビームサーベル
量産機用ビームサーベル。設置箇所は両腰に1基ずつ装備されている。
現行モデルは、四世代目ブロック35F。ウィンダムのES04Bとほぼ同モデルと思われる。
MX703G ビームライフル
地球連合軍の「兵器改変ガイドライン71D」に基づいて開発されたシステム型のビームライフル。
対ビームシールド
耐ビームコーティングを施したシールドで、ストライクダガーのものと同様。カラーリングは黒ベースである。
105スローターダガーの基本装備。ES01 ビームサーベルが2本装備されている。
設定上はサーチライトが増設されている他、滞空時間が向上している。
AQM/E-X01 エールストライカー
巨大なスラスターと主翼が目を引く、高機動戦闘用のストライカーパック。
AQM/E-X02 ソードストライカー
アンカー付きの小型シールドとMS本体の身長に匹敵する大剣を装備した、白兵戦用ストライカーパック。
AQM/E-X03 ランチャーストライカー
砲撃戦用のストライカーパック。重武装故に機動力は低下するが(重量はエールよりは軽いが、その重量を動かすだけの推力を持ち合わせていない為に機動力が低い)、ストライカーパックの中でも屈指の大火力を誇る。
P202QX I.W.S.P.
連合軍製のAQM/E-M1 I.W.S.P.のモルゲンレーテ社仕様。持ち主のカガリがフリーダムに拉致されていた時期であったため、本人の許諾を得ることなくモルゲンレーテに保管されていたストライクルージュ用の物を使用。
P204QX ライトニングストライカー
I.W.S.P.と同様に要求されたスペックを満たせずに連合軍でお蔵入りと成った、長距離狙撃用のストライカーパック。前大戦でムウ・ラ・フラガ搭乗のストライクが試験運用した物を使用。その経緯から一部では「エンディミオンの鷹がぶっ壊した不吉な装備」とも呼ばれている。
AQM/E-A4E1 ジェットストライカー
大気圏内用の高機動空戦型のストライカーパック。エールストライカーとは異なり、装着する事で戦闘機の様に自在の飛行が可能。
AQM/E-M11 ドッペルホルン連装無反動砲
大型の実弾砲塔を備えた対艦攻撃用のストライカーパック。ランチャーストライカーとは異なりマニピュレーターを用いない装備である。
ガンプラ
2006年8月に「SEED HG」で発売。
SEED MSVシリーズとして2004年に発売された105ダガー+ガンバレルのバリエーション商品で、元キットに付属していたガンバレルストライカーと専用台座をオミットした代わりにエールストライカーが付属する。
機体の成形色も劇中通り黒色ベースに変更され、ビームサーベルのクリアーパーツもピンクからイエローに変更された。
- ダガーではストライクに肖った通称として「105」を付けていたが、本機が開発された時点では制式に「105シリーズ」として開発されている。
- 機体名称にある『スローターslaughter』とは「虐殺、殺戮、屠殺」と言った意味で在る。実際にアニメの劇中で、難民キャンプの住民達を脚部に内蔵している対人機銃で無差別攻撃する描写がある。この語が『足付き』『連邦の白い悪魔』のような他称ではなく自称として採用されるあたりに、コズミック・イラの狂気の一端を見ることができよう。
- 105スローターダガーのエールストライカー未搭載時の重量は単純計算で47.79tとなる。これは、誤表記でなければプロトアストレイとほぼ同じ重量であり、オーブの発泡金属に近しい素材の装甲だと思われる。
- マイナーチェンジというが、設定上は高級なカスタマイズされていると思われる。
- 重量が極端に軽くなったため、機動性だけはウィンダムを上回ると思われる。
関連動画
※登場は0:51辺りから