概要
「陸戦型ガンダム ジムヘッド」の事。
アッガイとの戦闘で損傷した陸戦型ガンダム(カレン・ジョシュワ機)の頭部を、陸戦型ジムの物で代用・修復した機体。
陸戦型ガンダム自体がRX計画の規格落ち・不採用部品を使用して急造されたため、当初から慢性的な部品不足を指摘されていた。そのため修復や改修は現地で行われることが多かったが、頭部をまるまる取り換えた機体は珍しかったらしく、友軍からはジム頭と呼ばれていた(この後、カレンからは「ジム頭はやめてくれよジム頭は」と返している。)。
両者にパーツの互換性があったからこそできたわけだが終盤ではこのような機体が多く、サンダース機のように五体満足で戦い抜いた機体はごく少数であった。
そのインパクトのおかげか、Gジェネなどのゲーム作品にも多く登場している。
立体物
ガンプラ
2009年に発売されたガンプラ、1/144HGUC「陸戦型ガンダム 地上戦セット」にはボーナスパーツとして、当機を再現できる陸戦型ジムの頭部が入っている。
更に、プレミアムバンダイ限定の「陸戦型ガンダム(パラシュート・パック仕様)」でも陸戦型ジムの頭部が用意されているが、HGUC版陸戦型ジムに対してユーザーたちがあまりにも小顔云々全体的造形云々頭部の造形云々で非難轟々となったために、意趣返しなのか敗北宣言なのかわざわざ新規造形で用意するという斜め上の珍事が起きた。
2018年に発売されたSDガンダムの新しいガンプラシリーズSDCSのオプションパーツであるクロスシルエットフレームにはダミー用ヘッドパーツとしてジムの頭が付属。こちらもジムヘッド、ジム頭と呼ばれている。ある意味、ホンタイ1の子孫であるが。それらを活かすため(?)に、拡張パーツであるクロスシルエットブースターにはRX-78-2を犠牲にする形でジムを作ることができるようになったりと、また斜め上の珍事が起きた。
フィギュア等
MS IN ACTIONでは陸戦型ガンダムの仕様変更品として発売された。本体以外では武器コンテナの代わりにパラシュート・パックが付属しているのが特徴。
余談
2022年の7月から放送されたテレビドラマ『量産型リコ』の本編第9話にて、登場人物の一人である浅井祐樹がHGUCのジムのプラモを完成させる時に、自分自身の事を指して「体はガンダムでも顔はジム」というセリフを言っていた為、本機を想起した人も多いと思われる。
関連タグ
同じ現場における代用・修復機体の一つ・・・ガンダムEz8
似て非なるもの・・・ブルーディスティニー1号機
元祖(作中の時代的には子孫)・・・Zザク
ダブスタクソ親父と見るガンダム:「顔がジムで身体がガンダム」であるため判別しづらいだろう