概要
バンダイブランドが展開するロボットプラモデル30ミニッツミッションズが続く中、後から展開した30ミニッツシスターズでは先駆け的にコラボモデルを出していたが、ようやく30ミニッツミッションズのコラボモデルが出ることになった。
30MMの3大軍勢とは別枠・独立となる。当然3mmジョイント規格なので30MMの拡張パーツだけでなくガンプラパーツやM.S.G.を使用してのパーツ付け替えもできる。(30MMでも言えたことだがコンテストによってはレギュレーションに引っかかる可能性あるので内容は確認しよう)
なお、現時点でACVIのコラボだが他の作品もコラボすることも踏まえて便宜的に当記事名とする。
一覧
ACVIコラボ
コトブキヤが展開するアーマード・コアシリーズのプラモデルが、バンダイによって2024年に30MMのコラボモデルとしてリリース予定あるとを発表した。
機体紹介リンク先へ。人気タイトルかつ人気機体の為、価格が高め。
同時に30MMオプションパーツセット(『30MM オプションパーツセット ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON WEAPON SET』名義として)も発売される予定で肩武器パーツは左右兼用となっている。
原作ゲームのイメージを重視したハイディテールキットとなっているが、組み立てやすさや大きさの兼ね合いからか一部のギミックは差し替えで再現されている。
同シリーズ内での共通構造を採用することによりゲームさながらのアセンが楽しめる他、カスタム性も従来の30MMと比べるとかなり低いものの、3mmジョイント規格であること利用して30MMの拡張パーツだけでなくガンプラパーツやM.S.G.を使用してのパーツ付け替えでプラモデルならではのあり得ないアセンを組むこともできる。
ただし背部デザインで胴体とバックパックが一体化したデザインと構造のためバックパック交換は未対応である(要はザウォートと似た構造)。幸い肩武器の接続パーツは相互交換でき、30MMのオプションパーツセットのバックパックとジョイントパーツを使用すれば他の30MMやHGUCのガンプラにも装着できる。(一例としてガンダムEXにナイトフォールの武装をつけた画像が投稿された)
第1弾
- ナイトフォール (NIGHTFALL)
真のレイヴンが操縦し劇中でも印象的で今作の看板AC。
パーツの差し替えにより頭部パーツのバイザーギミック(これによりパーツ数が10個×2と多い)やPB-033M ASHMEADの射出状態を再現されている。
価格は3,850円。
- スティールヘイズ (STEEL HAZE)
戦友ことV.Ⅳラスティが搭乗するAC。
パーツの差し替えによりVvc-774LSの通常状態と展開状態が再現可能で、レーザーの刃は青のクリアパーツで成形されている。
左肩用の「ウェポンハンガー」が付属し、MA-J-200RANSETSU-RFを懸架できる他に4mm溝穴に対応した30MMウェポンであれば懸架できる。
逆関節かと見間違える異形の脚部では自立が怪しいデザインなのだがちゃんと自立するとのこと。
腕パーツに関しては強度を優先して手首が回らない仕様になっている他、手足自体も細いので動かす際は根元からでないと破損する恐れ有り。
価格は3,850円。
- WEAPON SET 01
レーザーダガーのクリア成型のエフェクトパーツが付属している。ただしレーザードローンは後述する実弾オービットとのように展開状態はオミットされている。展開状態を再現したいであれば頑張って自作しよう。
付属品:VP-66LR,VP-67LD,Vvc-70VPM,Vvc-700LD
価格は1,650円。
第2弾
- ライガーテイル (LIGER TAIL)
機体サイズと武装の豊富さゆえか、先に登場した上記の2体より少々お高め。
目玉の大型ガトリングガンのDF-GA-08HU-BENの給弾ベルトはポリ樹脂パーツとなっており、四脚型のホバー機構も再現できる。
四脚型モデルとしては姿勢こそ異なるがエルドラブルートとコトブキヤからはV.IのクレストCR-C75U2デルタから実に16年以来である。
価格は5,280円。
- LOADER 4 (ORBITER)
「シンプル組立」「カスタム遊び」がコンセプトの為なのか、WEAPON SETによるパーツ装着前提なのか、武装がLR-036CURTISだけしかない。汎用枠なので名義は「ORBITER」で厳密には「LOADER 4」でない。その分価格は控えめ。
C4-621というよりはハウンズもしくは操作プレイヤー向けかもしれない。
価格は2,530円。
- WEAPON SET 02
ナイトフォールに付属されている武器セット。
付属品:RF-025 SCUDDER,PB-033M ASHMEAD,SONGBIRDS,BML-G1/P32DUO-03
価格は1,650円。
第3弾
今回の発表は拡張パーツのみ。しかし紹介動画の最後に意味深なメッセージが…
- WEAPON SET 03
主にベイラムからの選抜でゲーム中でかつて猛威を振るったあのジマーマンが立体化。更に実弾オービットは展開状態を再現可能(ただし飾るにはアクションベースか3mm透明プラ棒必須)。
付属品:HG-003 COQUILLETT,SG-027 ZIMMERMAN,BO-044 HUXLEY,BML-G3/P04ACT-01
価格は1,650円。
- WEAPON SET 04
ライガーテイルに付属されている武器セット。これによりC4-617のACが擬似的に再現できそうである。またライガーテイルは高値であるため、武器だけ欲しい人にとって嬉しいセットである。
付属品:DF-GA-08 HU-BEN,DF-ET-09,TAI-YANG-SHOU,BML-G2/P17SPL-16,BML-G1/P20MLT-04
価格は1,650円。
第4弾
- ミルクトゥース(MILK TOOTH)
みんな大好きのご友人オーネスト・ブルートゥの愛機AC。
重工な体格で武器もでかく迫力があり、WB-0010 DOUBLE TROUBLEの展開状態も差し替えで再現できる。しかし手に持つ武器がでかいので重心バランスが不安があるので、アクションベースで保持することも考慮しないとポーズさせるに苦労しそうである。
余談かつ脱線するが、コトブキヤ販売のブラスタがある。何を言いたいかというと声優ネタよろしく立体化されないこいつの代わりにブンドドするのも一興。
ブ「ようこそ100万Gのご友人!借金返済のためにこんな僻地に来てくださるとは…感激だ。」
ク「お前は正直者の皮を被った嘘吐きだろぉ!?」
ブ「スロー スロー クイック クイック スロー ケケ… アルハトリ・バウニルサムセス・サムセソ」
価格は3,850円。
- メランダー(MELANDER)
ベイラムの企業標準機が立体化。汎用枠からなので機体色はライトグレーで付属する武器はMG-014 LUDLOWのみ。塗装に自信があれば、フレームのみG6レッドが乗るACハーミットを再現できそうである。また、発表されないが他の企業標準機が立体化されば、それをアセンブルして各ACを再現できることもありうる。
価格は2,530円。
- WEAPON SET 05
LOADER 4再現に向けた武器セット。傑作武器と名高いHI-32:BU-TT/Aがようやく立体化。パルスシールドの展開パーツとエフェクトパーツも付属する。パルスブレードのエフェクトパーツが機体全長に迫るほど長い。これによりBML-G1/P20MLT-04と組み合わせれば初期装備を再現できる。
付属品:HI-32:BU-TT/A,SI-24: SU-Q5,RF-024 TURNER,BML-G1/P07VTC-12
価格は1,870円。
余談
30MM展開以前にガンプラ以外のHGシリーズで色々な作品を展開しているので、それがある意味先駆け的展開とも言えよう。
スケールについては表記されてない(ノンスケール)ものの、eEXM-17アルトと比較して一回り大きめ(ナイトフォールは約130mm、スティールヘイズは約135mm)になっている。そのため1/144スケールとして見ると(計算上130×144=約18.7m、135×144=19.4m)リック・ディアス、ダリルバルデ(18.7m)やバーザム、ガンダムスローネドライ(19.4m)とほぼ同じ大きさ、となる。参考までに惑星封鎖機構の運用するLC・HCの大きさはおおよそ17~19m程度(宇宙世紀のMSと大体同じ大きさ)でおよそRX-78-2ガンダム(18.0m)となり、ACが約10mであることなると矛盾が発生するものの、結局この記事のようにかなりアバウトな設定の為あまり気にしないほうがいい。
他のロボットプラモデルでも言えることだが大きさを合わせたほうが都合がいい事情だろう。
要は楽しんだもの勝ちである。