『水星の魔女』にて
『機動戦士ガンダム水星の魔女』の主役機体であるガンダム・エアリアルが、公式サイトで公開された『ゆりかごの星』内で語り手を務めたことから呼ばれるようになった渾名。
小説中では一人称が「僕」として語り、スレッタが4歳の頃から彼女を見守っていること、そしてこれまでずっと彼女とともに戦い、日々を過ごし、支えになってきたことが明かされる。
機体自体には女性的な面を思わせる点もある中で男性的な一人称や幼さの見える語り口、立場的にはスレッタの良き兄貴分としての描写や彼の身上が描写されたことから親しみとこれからの様々な期待を込めて、Twitterなどでファンから「エアリアルくん」と愛称を付けられるようになった。
放送当日のツイート数は百合ガンダムなどに並ぶ。
アニメ一話公開後という謎が多い中で小説の語り手という特殊な形ではあるが「人間と変わらない意志を宿したロボット」としての描写があったことも話題の一因となっている。
SDガンダムなどではないリアル寄りの世界観で機体が語り手として描写された作品としては『デルタの鼓動』(デルタガンダムやこの作品に由来すると思われるHGデルタプラスの説明書)などがあり、人工知能としてならAIが自我を持つような描写や疑似人格AIを積んだガンダム作品はいくつもあるが、『PROLOGUE』を含めて当時まだ2話しか放送されていない世界観や技術力すらわかっていない段階で序盤にOP用の描き下ろし小説という曖昧な形で公開されたことでアニメ本編でも意思があるのか、あるとしたらどのような形かなどの考察対象にもなった。
その後本編第7話と第8話にて、ミオリネらによって「株式会社ガンダム」が設立されると、彼のGUND技術を解明し医療に役立てるための商材、会社のマスコットキャラクター、そして技術研究の対象を兼ねることに。
PVでは「乗って安心! 動いて安全! 飛べる! 踊れる! エアリアル〜!!」な彼を見ることができる(?)。
「ガンプラくん」にて
突然動画投稿を再開したガンプラくん。
新たな仲間のジムプラくんとともに、同じく新キャラクターであるガンダム・エアリアルが元ネタの「エアリアルくん」を迎え入れるのだが……。
上述の通り、水星の魔女本編のエアリアルを指すものとしてすっかり定着してしまっている。
ちなみにこちらのエアリアルくんはどちらかといえばスレッタに近い性格をしている。なぜかジムプラくんに憧れている。
pixivにて
キャラクターとしてのエアリアルを強調したイラストにこのタグが付けられることが多い。
描写が少ないだけあってキャラの付け方は絵師次第であり、スレッタを心配する保護者のようだったり、ミオリネにヤキモチを焼く弟のようであったり、彼女達の間に挟まろうとする男に殺意を抱いたりと様々。
今後物語が進むにつれてファンの解釈も収束していくものと思われる。さまざまなエアリアル像が楽しめるのは今のうち。
関連イラスト
関連タグ
百合ガンダム、スレミオ、水星ってお堅いのね:エアリアルくん誕生にまつわるタグ
株式会社ガンダム:エアリアルくんの就職先(?)
ガンダムのおっちゃん:初代ガンダムの擬人化二次創作。当然ながら最初から意思を持つため擬人化いらずのエアリアルくんは原作そのままの設定で出てくることが多い。
その後、様々な危機や困難をスレッタやミオリネ達と乗り越え、エアリアルくんもめでたく改修型に生まれ変わった。
……のだが、そんなエアリアルくんを待っていたのは……
そして、エアリアルくんの正体は…