概要
SDガンダム外伝第2作であり、第5弾~第8弾までの総称。
今までのラクロアサーガからいったん離れ、ラクロアの近くに位置するブリティス王国の復興とその前に立ちはだかる軍事独裁国家ザビロニア帝国との戦いを描く。
題材となっているのは当時最新作だった『機動戦士ガンダムF91』だが、人間キャラや敵キャラは『機動戦士ガンダム』がメイン。
タイトルからわかる通りアーサー王伝説を題材としており、本作に登場するガンダム族のキャラは両手の指でも足りない(この頃はガンダムのバーゲンセール状態となるVガンやアナザーガンダムは放送されていなかった)。しかもメジャー所はだいたいアルガス騎士団で使ってしまったので、登場するガンダムの演者は『MSV』や『機動戦士ガンダムF90』といった非映像作品の機体が主体であり、そうした作品の知名度を押し上げる原因の一つとなった。
しかし、主人公である皇騎士ガンダムならびに即位後のキングガンダムⅡ世の姿があまりに線が多すぎるデザインなのもあって、「アニメ化したらザビロニアより先にスタッフが滅びる」と揶揄されていたほどで、結局アニメ化はされず次回作の『聖機兵物語』まで持ち越しとなった。
先代円卓の騎士団は殆ど判明していなかったが、2020年発売の第14作『新約SDガンダム外伝 騎士王物語』にてようやくその設定が明かされた。
あらすじ
ヴァトラスの剣
悪の独裁国家ザビロニアにより、ブリティス王国は滅ぼされた。王家ただ一人の生き残りである皇騎士ガンダムは、剣術指南役鎧騎士ガンダムF90により連れ出され、王家復興を願い市井に身をやつした。
それから7年。立派な剣士となった皇騎士ガンダムは、ザビロニアの横暴を打破すべく決起する。ザビロニアの支配に反抗する勇気ある者たちを束ねた皇騎士ガンダムは伝説のヴァトラスの剣を手に入れ、領主ガルマを打倒した。
流星の騎士団
ザビロニアの幹部ドズルは、最強要塞ゼダンを構えてブリティスを迎え撃つ。新たな戦力流星の騎士団を仲間に加えたブリティス一行は、ゼダンの要塞を突破し、ドズルを倒す。
キングガンダム
ゼダン要塞を抜け、遂にブリティス城下町に辿り着いた皇騎士ガンダム。一行はザビロニアの妨害をすり抜け、ブリティス城に帰参。皇騎士ガンダムはキングガンダムⅢ世として即位。仲間たちは円卓の騎士となった。
円卓の騎士
キングガンダムⅢ世は円卓の騎士と共にザビロニアに最後の決戦を挑む。帝王グレート・デギンは邪獣エレメンタルラフレシアと融合し、邪獣王ギガサラマンダーとなってキングガンダムⅢ世の前に立ちはだかる。
関連項目