概要
ザビロニア帝国によって国を滅ぼされながらも落ち延びた皇騎士ガンダムを主役とするシリーズ「キングガンダム編」の第四章。または作中に登場するブリティス王国の国王を含めた13人からなる騎士団の名称。リーダーはその時代の国王が務める。
カードダスの他にこのタイトルでゲーム化も行われている。
『円卓の騎士』は合わせて四組存在するが、やはり新生円卓の騎士団が一番有名。
ストーリーが開始する前に壊滅した先代円卓の騎士について長らく詳細が明らかになっていなかったが、2008年に円卓の騎士編カードダスが復興する際に全員の名前が発表。
その後、続編シリーズのカードダスが復興する度に先代円卓の騎士の情報が追加されている。
新たに始まった新約シリーズでは円卓の騎士編の後日談が扱われ、キングガンダムⅠ世の曾孫×2が主人公の他、2016年3月に発表された最新作は竜騎士ファルコガンダムの継承者(と思われる人物)が主人公であるなど、新規シリーズは先代円卓の騎士にまつわるエピソードを中心に話が進んでいる。
王城の円卓の間に安置されている円卓には不思議な力が宿っていて、メンバーは国王ではなく円卓が選び、円卓から力を授かって姿や称号が変わることもある。Ⅰ世が円卓騎士団を結成する以前から円卓騎士団は伝説上の存在であった。
《先代円卓の騎士》(キングガンダムⅠ世の円卓の騎士)
展開当初、キングガンダム含む四人の名前以外は未発表のまま。その際、鎧騎士ガンダムF90が円卓の騎士か否かの情報が混同している(ファミコンでは円卓の騎士設定だった)。
F90を含めたフルメンバー時代に「総統の尾」という敵と戦った。
ブリティス王国初のMS王。数多の試練を乗り越え、カノンガンダムは騎士王となった。
マークⅡ兄弟の父。
新たに判明した人物
全員が後のシリーズに登場、もしくは登場人物・前シリーズと深く関係のある人物
銀騎士ビギナ・ギナ→銀騎士ガンダムF97と続く銀騎士の称号の初代。
闘士ダブルゼータの親族
- 鎧戦士ガンダムF90→鎧騎士ガンダムF90
円卓の騎士であったが総統の尾戦後に起きた諸事情で辞任している。
『新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』より。キングガンダムの親友兼ライバル。
公私ともに王のライバル・野心家と見られており、素行が悪いアーサーを修行の旅に出すよう王に進言したことで、政敵となる王弟の左遷に乗り出したとして同僚の息子による暗殺未遂事件を誘発してしまう。
『カードダス バトル・オブ・ナイツ』より。同作品の様々な謎や、ザビロニア侵攻時のファルコ・ジェイバーの不在が彼ともう一人の存在によってすべて説明出来る。
『新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』より。何故ファルコと親友だったかが判明。
『機甲神伝説』より。
『トレーディングパソコンゲーム《SDガンダム外伝》』より。キングガンダム実の弟、皇騎士ガンダムの叔父で剣の師の師。鎧騎士にとって剣の師匠、そして長男の家出理由。ブリティスの騎士団長だったが、ある理由で辞任し兄に後任を託している。
『一般公募』より(詳しくはリンク参照)。麗騎士と吟遊騎士の親族。そして流星の騎士団及び赤の海賊団創設者。
鎧騎士の後任で白金卿の親友。重戦士ガンキャノン三兄弟の末弟で、爪付きの手甲を両手に装備して戦う流派の格闘技を用いる(戦士リュウと同じ流派)。片手斧を使う長兄の重戦士ガンキャノンは息子(後の戦士ガンキャノンと思われる)を連れてラクロア王国に渡り、長柄武器を使う次兄の重戦士ガンキャノンは息子(後の闘士ガンキャノンMと思われる)を連れてダバード王国に渡った。
彼らの真実は未だ断片でしか語られず現在進行形。
予約注文である新規カードダスが高価な事もあり、色々と設定の真偽が交錯しているので、今後のカードダス等の設定更新を待つしかないのが現状である。
特に騎士アーサーガンダムは『トレーディングパソコンゲーム《SDガンダム外伝》』登場の後に2008年の復刻版円卓の騎士編カードダスにおいて正式に先代円卓の騎士のメンバーの一人としてあつかわれるようになったが、後年のアニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』において『SDガンダム外伝』シリーズをオマージュしたナイトワールドの王「アーサーガンダムMk-Ⅲ」という全くの別人が登場している大変ややこしい状況になっているため混同に注意されたし。
《新生円卓の騎士》(キングガンダムⅡ世の円卓の騎士)
最終章で名前・称号が変わっている物が多い。3名が先代の円卓騎士。
即位後、お忍びで行動する際は「武騎士(アーマードナイト)ガンダム」を名乗った。
- 勇剣士プラス→勇騎士プラス
- 鎧騎士ガンダムF90→重甲騎士ガンダムF90(再就任)
- 白金卿(続投)
- 風騎士ガンダムマークⅡ→嵐騎士ガンダムマークⅡ
- 麗騎士レッドウォーリア→麗紅騎士レッドウォーリア
- 重戦士ヘビィガンダム→剛騎士ヘビィガンダム
- 灼騎士ガンダムF91→灼熱騎士ガンダムF91→幻影騎士ガンダムRXF91
- 剣士F90ジュニア→騎士F90ジュニア
- 闘士F90ジュニア→重戦士F90ジュニア
- 僧侶F90ジュニア→法術士F90ジュニア
- 僧侶ガンタンクR→僧正ガンタンクR(続投)
- 闇騎士ガンダムマークⅡ
《キングガンダムⅢ世の円卓の騎士》
Ⅱ世がスペリオルドラゴンからシャッフル騎士団に選ばれた時に即位したとされているが、黄金神話や鎧闘神戦記の頃の構成は不明。
「救世騎士伝承」開始時のメンバーは以下の十名。(空席3つ)
Ⅲ世は獣王ラゴウと入れ替わりに円卓の席を外れたため、海賊騎士が選ばれた時点では一応まだⅢ世の円卓だった。
- キングガンダムⅢ世(即位前は皇騎士ガンダムⅡ)
- 神速騎士F90ジュニア(続投)
- 重甲騎士F90ジュニア(続投)
- 神官騎士F90ジュニア(続投)
- 白金卿Ⅲ世
- サムライマスターガンダムアストレイ
- 純白騎士シナンジュ・スタイン(本人)→深紅騎士シナンジュ(偽者)
本編開始前に入れ替わってしまった。
- 騎士ユニコーンガンダム
- 皇騎士ガンダムⅢ→皇青騎士ガンダム
《キングガンダムⅣ世・Ⅴ世の円卓の騎士》
他の世代と異なり、ストーリーで描かれた時系列がⅢ世時代からⅣ世時代にかけての移り変わりの時期である為、最多の八名が続投。
受け継いだ時点でⅣ世・Ⅴ世は皇子で円卓にキング不在。また正式に即位したⅣ世が退位する前に弟がⅤ世になったため同時に国王が二人在籍するという事態が発生した。
外界を知りたがっていた彼は、王座を返上し自由の世界に旅立つ。王家になって以来、初の公爵(Ⅰ世は即位前はデュークナイトだった)。
即位後、お忍びで行動するさいは騎士セイバーガンダムを名乗った。
- 神速騎士F90ジュニア(騎士F90ジュニア)(続投)
- 重甲騎士F90ジュニア(重戦士F90ジュニア)(続投)
- 神官騎士F90ジュニア(法術士F90ジュニア)(続投)
ジュニア三兄弟が老…成長した姿。
- 白金卿Ⅲ世(プラチナデルタ)(続投)
白金卿(プラチナロード)の子孫(子か孫かは不明)。
- 騎士ユニコーンガンダム(続投)
Ⅰ世と盟約を結んだ獣の王。実は三児の父。
幻影卿F91(灼熱騎士ガンダムF91)の息子。
蒼炎騎士の従者。
嵐騎士ガンマガンダムの曾孫でマークⅡ兄弟の孫。
《キングガンダムⅥ世の円卓の騎士》
Ⅵ世が登場する4コマ漫画があるだけなので、キング以外は不明。
ゲーム版
SFC版
円卓の騎士らしく最大13人でパーティを組める画期的なゲーム。仲間にできるキャラはそれ以上。
お金をつぎ込んでオリジナルの武器をオーダーできるシステム、仲間に引き入れるとレベルが上がるパーティーレベルシステム、立ち止まっているだけで敵とエンカウントするシステムなど今見ても斬新なシステムが揃う。
Bボタンを押すと町民でも子供でも敵でも仲間に勧誘することができるのもゲームの面白さの一つ(大体は断られるが…)。
しかしオーダーシステムは特定の語句を入れることで1Gでも最強武器を作れてしまうバランスブレイカー仕様、パーティレベルは経験値の概念がなくなったことで雑魚戦が無意味になるなど、斬新が故の問題点も多い。
なにげにこの時代としてはオート戦闘のCPU性能が賢いのも注目点である。