概要
旧円卓の騎士の生き残りにして、新生円卓の騎士にも名を連ねる古参騎士の一人。
ブリティス王国崩落後は消息が判然としなかったが、暗躍はしていた模様。
皇騎士ガンダムの挙兵を聞き付けてようやく馳せ参じ、仲間に加わる。
同僚である鎧騎士ガンダムF90が円卓の騎士を抜けた後、重戦士ガンキャノンを推挙した。
しかし、それが結果としてザビロニア帝国との戦争時に彼を死なせてしまうこととなり、そのことを生涯後悔したという。
(と言っても空席のままで居るわけにも行かないため、誰かを据えなければならないわけだが)
基本的には見た目通り紳士的に描かれることが多く、ガンダムではないものの人気や知名度が高い。
ゲームでの活躍
FC版
武器を無くし記憶喪失となったものの、邪騎士ザクエスを撃破した皇騎士ガンダムが愛剣を取り戻してくれたことで記憶を戻し参戦。
その後のボス戦である魔剣士ザクロード戦とザクトパス戦はかなり頼りになるが、先代の同士と同じように、
じょじょに新生に追い抜かれ中盤辺りで息切れが目立ち始める。特にステータスの伸びが壊滅的に悪く、ざっと上げると
HP→12人中9位
MP→12人中12位
攻撃力→12人中7位
防御力→12人中7位
素早さ→12人中8位
と、見事なまでにアピールポイントがない。騎士なのにHPは僧侶ガンタンクRと殆ど差がないほどに低く壁役に使えず、ワーストのMPのお陰で必殺技の連発がためらわれる(本作はMP0でも戦闘不能扱いなので、マインド系にも弱い)
したがって通常攻撃の出番が増えるが、攻撃力がフォーミュラや麗騎士レッドウォーリアに次ぐ低さなので攻撃力も期待できず、トドメをさすようにプラスなどと違い素早さも下から数えた方が速いため回復役にも適さない…以前に回復され続ける役にしかなっていない。
本作品の最難関と呼ばれる「ゼダンの要塞」の難易度をハネ上げてるのは大体この先代たちのせいである。
風騎士ガンダムマークIIが仲間にいない場合、チーム編成によっては冗談抜きで詰みかねず、涙をのんだプレイヤーも多い。
みんなのトラウマ またの名をチーム「33」
SFC版
ガルマの館にて参戦。登場から最後までそこそこ使えるポジションとして登場する。
ただし初登場が序盤の鬼門である邪騎士ザクエス→ザクトパス戦であり、思ったより飛び抜けた戦力でないことにがっかりするプレイヤーもいたかもしれない。
とは言っても比較対象が勇剣士プラスなどなので、やはり終盤の戦力や出世して名実ともにパワーアップする面子と比べると見劣りしてしまう。
シナリオでは元円卓の騎士であることもあって、中盤は何かと仕切る機会も多かった。
HP消費攻撃は同名の魔法より強力なライトニング。
しかし参戦するタイミングがタイミングな為、のちに加入するのは最終盤である冬の章であり有用度はゲーム全体を考えると酷い代物(水中ダメージのあるザクトパス相手にわざわざ回復してまで特殊攻撃にHPを割くプレイヤーがどれだけいたのか疑問)なおラスボスであるギガ・サラマンダーの使うものは白金卿とは比較にならない程強力な威力を持つ。
余談
『白金卿』名義での立体造型はガシャポン戦士でしか商品化されていない…が、元祖SDガンダムの『百式改』に『システムアップセットC』を組み合わせると『白金卿』を再現できる。(※当時の名称は「騎士百式改」である。元祖SD版のほうが遥か先に発表されているのでむしろこの「騎士百式改」のデザインを逆輸入したものが「白金卿」である。)
名前の卿(ロード)は「領主」を意味しており、貴族的に訳すと【●●家の○○領領主、○○(爵位名)白金】となる。領地は不明だが、ラナール地方が有力視されている(第一章で、ザビロニアにもレジスタンスにも気づかれずに侵入出来た為)。
キングガンダム二世の孫の時代に白金卿三世という、どこかの地方領主である子孫が登場する。子孫であると言う以外の続柄は不明。