概要
ブリティス王国最高位騎士団『円卓の騎士』に所属する騎士ガンダムの親子。
父親は近衛騎士・鎧騎士ガンダムF90、子供は剣士F90ジュニア・闘士F90ジュニア・僧侶F90ジュニア(注・この三人は公式で『誰が兄で弟か、そして三つ子か年子か、その辺り一切未発表』。便宜上、カードダスの表記順は①剣士・②闘士・③僧侶)。
初出は『円卓の騎士編』第一章《ヴァトラスの剣》、父親の鎧騎士が単独で登場。
第三章《キングガンダム》で子供達が登場、全員が円卓の騎士として任命された。
第四章《円卓の騎士》で新たな役職名で呼ばれるようになる。
- 子供① 剣士F90ジュニア→騎士F90ジュニア
- 子供② 闘士F90ジュニア→重戦士F90ジュニア
- 子供③ 僧侶F90ジュニア→法術士F90ジュニア
鎧騎士はブリティス城落城の際、国王キングガンダムから皇子(後の皇騎士)を託されて脱出、ベルファスト村に預けた後、レジスタンス活動に入る。
子供たちは父親から参加を禁じられている。
長男登場
SDガンダム外伝第三部『聖機兵物語』第二章《聖機兵VS機兵軍団》にて、一人のガンダム族が現れた。
名を、傭兵騎士マルスガンダム。礼金目当ての傭兵で、ダバード王国に雇われている。
傭兵とはいえ味方であったが、第三章《もう一つの聖機兵》でより良い報酬を見込めるネオジオン族に雇われ、敵対する。
第三章では重傷を負った灼熱騎士を心配して、F90ジュニア兄弟がブリティスからやってくる。
この時、重戦士F90ジュニアが言った。
「何か他人とは思えないなぁー」
「父よ、弟よ…、私の過ちを許してくれ……!」
実はF90一家は五人家族だった。
マルスこと騎士ガンダムF90Ⅱはブリティス滅亡以前に何らかの理由で出奔しており、長らく行方不明であった。
出奔した理由については当時のカードダスでは語られておらず、漫画版の描写や映画版のパンフレットの「勘当された」という記述から、厳格な父親との折り合いが悪かったために家出したと解釈したファンは多かった。
復刻版カードダスにより長男出奔の経緯が明らかとされた。詳しくは当人の項目にて。
改心したマルスがどうなったかは当時のカードダスではわからず、漫画版・映画版では最終決戦で機兵ネイルシザーに搭乗してザマレド・キメラと相討ちになり、行方不明となっている。
『救世騎士伝承』に至るまで、彼ら含む円卓の騎士の所在は(ブリティス王族以外は)明かされていない為、そのまま歴史の影に隠れる事となった。
大きくなりました
ブリティス王国を舞台とする『救世騎士伝承』。本作では一部の円卓の騎士たちの所在等が明かされた。
地方領主となって子が出来た者、子供同士が結婚して共通の孫が出来た兄弟、明らかに子孫が海賊になるのはそれが原因だろうという者などなど。
その中で、F90一家は剣士F90ジュニア・闘士F90ジュニア・僧侶F90ジュニアが大人になった姿で登場。最古参円卓の騎士であり、騎士団長・近衛士団長・最高位聖職者として重役についている。
現時点の最新ストーリー時点で鎧騎士の詳細は未発表中。マルスについては横山画伯のメッセージと最新カードダスの説明欄により、『家族と和解はしたがブリティスには戻らず、今でも戦場を渡り歩いている』との事。