杉谷善住坊(Fate)
すぎたにぜんじゅうぼう
プロフィール
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。レアリティは☆3。
初登場自体は第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』であったが、この時点では実装もされず真名も明かされなかったため、「トラオムのアーチャー」などの仮称で呼ばれていた。
真名
安土桃山時代に生きた銃の名手、『杉谷善住坊』。
織田信長を狙撃し暗殺しようとした人物として知られているが、それ以外の詳しい人物像はハッキリしておらず、身分については様々な説が存在している。
越前朝倉氏攻めの途中で京都に逃れ、岐阜城へ戻るために近江国の千草越えを通過した信長を2発狙撃し仕留めようとしたが、致命傷には至らず暗殺は失敗。
信長の怒りを買ったことで逃亡生活を送ることとなり、最終的に高島郡堀川村の阿弥陀寺で捕縛。生きたまま竹製の鋸で時間をかけて首を切断され処刑された。
人物
一人称は「俺」、または「拙僧」。
元々男だったこともあり、男勝りな性格。逃亡中に果心居士によって女性化してしまった。
英雄英傑のような輝くものを持った人物であれば確実に当てられると言い切れるほどの自信家であり、それに違わぬ銃の腕を持つ。生前仕留められなかった信長には一定の執着心がある。
能力
史実通り、火縄銃を用いた銃撃戦を得意とする。
モーション中では、高威力の狙撃と散弾による面攻撃を使い分ける他、銃身で殴りつける、敵に飛び乗って接射する、放り投げた火薬袋を撃って爆破する、木の上から狙撃するなどをしている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | D | EX | C+ | D | E | C |
保有スキル
対魔力(D) | アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。 |
---|---|
単独行動(EX) | アーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。EXランクなら、マスター不在でも行動が可能。 |
狙撃環境(C) | 『陣地作成』の亜種スキル。魔術師が工房を設置するように、狙撃するべき環境を整える。Cランクであれば、人間と武器の限界を超えた狙撃を行える。モーションでは木の上からでも狙撃が可能となっている。 |
仕切り直し(再装填)(C+) | 『仕切り直し』の亜種スキル。詳細不明。 |
迷彩狙撃(B) | 狙撃待機状態に変化する。迷彩能力も発動し、肉眼で発見される事はまず無くなる。同ランク以上の『心眼』、ないし亜種スキルで見破られない限り、基本的に攻撃を受けない。そして時間が経過するにつれて、命中率は高まっていく。一度でも攻撃した場合、迷彩状態は解除される。 |
二つ玉にて撃ちて候(ふたつたまにてうちてそうろう)
- ランク:C+
- 種別:対人宝具
- レンジ:100
- 最大捕捉:1人
「二つで充分だよ、だろ?」
「ボンヤリ姿を晒すなら遠慮も案山子もねえ!そ〜ら喰らいな!『二つ玉にて撃ちて候(ふたつたまにてうちてそうろう)』ォォッ!!」
二つ玉は種子島に二つの弾丸を籠めて一度の射撃で同時に発射するという、命中率の破壊力を高める技である。理想の狙撃環境を整え、狙撃待機状態になることで命中率を高める。幸運ランクによる判定で防ぐことができるが、二つ玉という性質上、二回の判定を行わなければならない。
……一部のマスターからは「元男性だが女性になった」ことと「二つ玉」という言葉からとあることを連想されている様子。実際には関連性はない……と信じたい。
ゲーム上での性能
大器晩成型のクリティカルアタッカー。
クリ威力アップ、スター獲得、スター集中度アップなどクリティカルアタッカーに必要な要素が揃っており、スキル2はクリティカル威力アップ(1回)を毎ターン付与するという源為朝と似たスキルで、クリティカルを出さずに溜めることでより強力なクリティカルを炸裂させることが可能。
スキル1のBuster性能&Bクリ威力アップも併用すればさらに威力が増す。宝具で付与されるバフは確率付与ばかりだが、スキル3で強化成功率を上げられるので、こちらも高い火力が期待できる。
最大火力を発揮するには充分な育成と綿密な戦略が必要となるが、それら全てが噛み合った時の爆発力は☆3の枠に収まらない。
関連人物
生前
かつて命を狙い、そして命を奪われた相手。
仕留め損ねた悔しさはあるが信長個人にそこまで悪感情は無い。
だが、それはそれとしてリベンジはしたいらしく、宝具演出の台詞の中に明らかに信長を狙っているものがあったり、カルデアにいる信長を一目見て「撃ってみたい」と宣ったりしている。
なお、ノッブことカルデアに所属している信長は、厳密には善住坊が知る信長とは別人であり、彼女が狙った信長は本人曰く、「まるでどこにでもいるような普通の男だった」という。
自身が女の姿で召喚されることになった原因。
信長の追跡から逃れる目的で彼女を頼った所、見た目どころか性別まで変えられてしまい、その姿が英霊の座に記録されたせいでサーヴァントになった後も女性として召喚される羽目になった。
カルデアで再会した際には勝手に性転換した事へ文句と共に「今更戻さなくてもいいが勝手に性別を変えるのはやめろ」と釘を刺している。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
彼/彼女を全身全霊守る意志を固めるなど義理堅さを見せている。
結果的とは言え戦友となった浅井長政の娘。
得物が火縄銃と比べてかなり小さい短銃である事と、その短銃による百発百中の卓越した腕前を指して「時代が違うとはいえちょっと腕がおかしい」と引き気味。
同じ女性かつ長銃使いとしてキャラ被りを危惧していたが「マスターを襲ってこないなら被らない」と否定されて一安心……したが「襲ってくるってなんだよ!?」とノリツッコミを入れた。
彼が宝具として振り回している20mm機関砲に興味津々で貸してくれとせがんでいる。
射撃宝具持ちアーチャー繋がり。2丁拳銃を扱う彼を中々の使い手と評しているが、宝具である「固有結界そのものを撃ち込んで相手を破裂させる魔弾」のえげつなさにはドン引きしている。
元々僧兵だったことからか魔性菩薩となった彼女に魅入られつつある。
イベントで共闘したサーヴァント。相性は悪くなく彼を「プトレ」と呼んでいる。