フロスト・キバトドス
ふろすときばとどす
相手がこんなガキとは、俺もナメられたもんだ。まあいい、すぐに捻り潰してやるぜ!
人物像
CV:岡和男
異名:極北の暴れん坊
レプリフォース陸軍所属。トド型(外見上のモチーフはセイウチ)のレプリロイド。
イレギュラーとして処分されそうになっていた所をジェネラルに拾われる。
暴れることしか考えない、デカイ図体の単細胞。冷気を操って氷柱を自在に作りだす能力を持つ。
レプリフォースが反乱を起こした事を大いに歓迎しており、無用な暴力行為を平然と行っている。
「Xシリーズの氷ボスは弱い」という法則が彼にも当てはまっており、本作の最弱候補。
攻撃が緩慢かつ大雑把で、隙も多い。
使用技
フロストタワー
口から吐く冷気で、前方に氷塊を形成する。
それをパンチで砕き、破片がトラップと化して降ってくる。
氷柱
両肩の氷の角を発射し、上空から氷柱を落とす。
キバトドスの氷技は、小さな破片となったあとは全て破壊可能。
ボディプレス
ジャンプしながら飛びかかってくるパターンと、そのまま地上を滑ってくるパターンがある。
キバトドスが壁にぶつかると衝撃で落とされる。
龍炎刃で牙を折られた後は非常にスピードが遅くなる。
体力が半分以下になるまでは氷技を一切使わず、延々とこの突進攻撃を繰り返すだけ。
前作で散々見てきた様な攻撃パターンであり、このためプレイヤーの目が慣れてしまった事もキバトドスが弱ボスと評される一因の一つではないかと思われる。
戦闘開始直前の台詞
「氷のベッドでお寝んねしな!!」
「根性、叩き直してやるぜ!!」
「ぶっ潰してやる!覚悟しな!!」
獲得武器
フロストタワー(エックス)
通常:体の回りに冷気を発生させ、巨大な氷の魂を作る。
塊には攻撃力があり、直接敵に当てての攻撃や、塊の中に潜ることで敵の体当たりや特定の弾を防御することができる。
また地形に刺さる事により、トラップにも使用可能。
チャージ:上空から1、2、3、4個と、巨大な氷塊を降らせる。
降る位置の中央はエックスの位置を追う。
次回作X5でも、零空間ステージ3 ~覚醒~でエックス(ゼロを操作していた場合)が使用するが、チャージ攻撃のみであり、氷塊の量も、1、2、3個と減っている。
氷烈斬(ゼロ)
空中で、下+必殺技ボタン。
地面に向かって氷の刃となったゼットセイバーを突き下ろす。
地上に着地する前に2段ジャンプを使用することでキャンセル可能。
いずれもジェット・スティングレンの弱点である。
漫画版
最弱候補である原作とは一転、コミックボンボンで連載していた岩本佳浩によるコミカライズでは、元・イレギュラーという原作設定に反映して非常に凶悪に描かれており…
・捕虜のレプリロイドをわざと雪原に解き放ち、遊び半分に狩り、皆殺しにする。
・自らが破壊したレプリロイドの中でも特に持ちこたえた者を氷漬けにしコレクションにする。
・鎮圧に向かったエックスを完膚なきまでに叩きのめし、エックスをかばったフローズン・バッファリオを破壊する。(コミックボンボン版ではフローズン・バッファリオなどX3のボスの多くは、本人の意思に関係無くイレギュラー化させられた為か、正気を取戻しイレギュラーハンターなどの元の任務に戻っているという設定になっている)
その後、己の無力さに絶望し、狂気を宿したエックスの奇襲を受け、不意打ちや液体燃料等を使った容赦のない攻撃でダメージを負うが、それでも元々の圧倒的なパワーやタフさの恩恵から終始圧倒。残虐な笑い声と共にエックスに止めを刺そうとしたが、軍規を乱し続けた事から遂にジェネラルの逆鱗に触れてしまい、ジェネラルの視線に恐怖するも時すでに遅く、背後からビーム(ゲーム版での指の付け根から出すビーム)の一撃で撃破され、死亡する。
結果的に自らの手でキバトドスを倒すことができず、横槍を入れてきたジェネラルに傷一つ負わす事すらも出来なかったエックスは己の無力さへの絶望に拍車をかけ、後の暴走の引き金となってしまう。
ちなみに序章にも登場するがこの時は私情は挟まず、カーネルの指示にも従う姿を見せた。
同じく冷凍系ボスのアイシー・ペンギーゴと共にプレイヤーに立ちふさがる。