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スズメガの編集履歴2023/11/24 23:52:37 版
編集者:むやみ
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スズメガ

すずめが

鱗翅目カイコガ上科スズメガ科に属する蛾の総称。 メイン画像はオオスカシバとセスジスズメ。

概要

スズメガ(雀蛾)の仲間は胴体が太く、大型の蛾である。

日本国内では80種が記録されている。

成虫

発生時期は春~秋。

胴体が太く強力な飛翔筋を持ち、翅の面積が小さく先端が鋭角的で、戦闘機の様にも見える。

素早く羽ばたき高速で飛行(種類によっては50km/h以上)でき、飛翔昆虫の中でも最速の部類に入る。

動きの速さとホバリングの能力のためハチドリと間違えられる事もある。

メンガタスズメ属のヨーロッパメンガタスズメは北ヨーロッパサハラ砂漠以南のアフリカの間を渡ることで知られ、その移動距離は3800kmに及ぶ。

種類によって吻の長さが異なり、キサントパンスズメガでは35cmに達する。

夜行性:ベニスズメエビガラスズメトビイロスズメ等。

昼行性:ホシホウジャククロホウジャクオオスカシバ等。

幼虫・蛹

幼虫はイモムシ型で尾角がついている。種類によって食草が異なり、毒草を食草とする種類もあるが毒は分離して体外に排出できる。食欲が旺盛で農作物や庭木の葉などを食い尽くし、害虫とされる事も多い。

トビイロスズメの幼虫は中国で豆蚒・豆虫・豆青虫・大豆蛾などと呼ばれ、食材として流通している。

終齢幼虫は成熟すると地上へ降り、落葉などを糸で綴って繭を作る・地中に蛹室を作るなどして蛹となる事が多いが、ホシホウジャクのように食草の葉を糸で綴って繭を作るものもいる。

アゲハチョウやスズメガの蛹は触ると体をクネクネと動かすが、西を示そうとしているという伝承があり、復蜟(にしどち=西どっち?)とも呼ばれる。

主な種類

特に記載がない種は日本産。

オオシモフリスズメ亜科

スズメガ科内の基部系統に位置する。

オオシモフリスズメ属

ホウジャク亜科

オオスカシバやホウジャクなどの昼行性の種が多数含まれるグループ。

Ampelophaga属

Tinostoma属

スズメガ媒花

受粉の効率を高めるため特定のスズメガに送粉させるように共進化した花が存在する。

・飛行速度が速くエネルギー代謝効率が高いスズメガの成虫を支えるため大量の蜜を作る。

・スズメガの種類ごとの吻の長さに合わせた花筒の長さを持つ。

・夜間にスズメガを誘引する強く甘い香りを持つ。

等の特徴がある。

例:カラスウリマツヨイグササギソウハマユウヨルガオオシロイバナなど

関連イラスト

pixivでは幼虫・成虫ともに多くのイラストが投稿されている。

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