鱗翅目スズメガ科ホウジャク亜科ホウジャク属・Neogurelca属・Hemaris属に属するスズメガの総称。オオスカシバ属も含む場合がある。
またはホウジャク属の一種、Macroglossum stellatarumの和名。漢字表記は蜂雀。
ホシホウジャクやスキバホウジャクなどがおり、昼行性で空中に静止しながら(ホバリング)口吻を伸ばし花の蜜を吸う姿が見られる。
種としてのホウジャク
和名 | ホウジャク |
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学名 | Macroglossum stellatarum |
英名 | Eurasian Hummingbird Hawkmoth |
分類 | 鱗翅目 カイコガ上科 スズメガ科 ホウジャク亜科 ホウジャク族 ホウジャク属 |
分布域 | 日本(北海道~南西諸島)・朝鮮半島・台湾・中国南部・ロシア・インド・東南アジア・ヨーロッパ・中東・アフリカ大陸北部・アメリカの一部 |
幼虫の食草 | アカネ科(アカネ、カワラマツバ、オオバヤエムグラ、ハクチョウゲ、キバナカワラマツバ、ヤエムグラなど)・スイカズラ科(セイヨウカノコソウ)・ナデシコ科(ハコべ)・アカバナ科(アカバナ) |
翅の開張は40~45mm。全体的に灰褐色で、後翅のオレンジ色が目立つ。
アフリカ大陸、ユーラシア大陸に広く分布。日本では成虫が6~10月の間に2〜3回程出現。成虫越冬をする為、早春にも見られる。
ホシホウジャクなどと比べると個体数が少なく、見る機会は少ない。
オオスカシバ等と違い、ホバリング中は全ての脚を畳む。
昼行性で晴れた日中に花の蜜を求めて飛び回るが、時には夕暮れ時や夜明け、さらには雨の中でも活動する。
幼虫はアカネ科の植物を食草とする。