「お前の名前はそんなんじゃねえだろぉ?」
「────お前は、死んだはずの男だ」
CV・モデル:キム・ジェウク
概要
『龍が如く7外伝 名を消した男』に登場する八代目近江連合直参「鬼仁会」会長で、『0』に登場した「西谷誉」を渡世名として名乗っている。本名不明。
近江連合本家から黄金に輝く城(おそらく『2』に登場した千石虎之介のセルフオマージュ)や闘技場を擁する巨大コンテナ船「キャッスル」の支配人を任されている。
柄入りの青いスーツとオレンジのシャツに身を包み、手には指輪をはめ、手足の爪を黒く塗ってもらっている派手好きで、殺しの才能とカリスマ性により若くして近江連合の大幹部となった指折りの実力者。それもあってか金稼ぎしか能のない幹部衆は見下している一方、同じく武闘派の本家若頭・渡瀬勝のことは強く慕っている。
また、初代も行っていた強い者と出会うと興奮してアソコが勃つ描写は健在で、複数の女を侍らせているシーンがあるのも共通(ただし、三代目が自前なのに対し、『0』の方はキャバレーを貸し切りにしていた状態で行った)。
戦闘では初代と同じくドスを駆使したアクロバティックな攻撃を多用する。
渡瀬組若頭の鶴野裕樹は鬼仁会を危険視しており、渡瀬組若頭補佐の獅子堂康生はキャッスルの闘技場で戦士を務めていた頃に西谷に酷く痛ぶられた(本人や西谷は建前上は「可愛がられた」と言っている)事から、複雑な感情を吐露している。
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以下、ネタバレ注意
演者から察していた人も多いかもしれないが、その正体は、何度も東城会(及び桐生一馬)に潰されてきた韓国マフィア「ジングォン派」の生き残りで、メンバーと散り散りになった後は、自身の出自を隠して日本人として生きてきたが、ある時近江連合に拾われ、その実力で頭角を現してきた頃にカミングアウトしたとのこと。
桐生や渡瀬組による挑発に乗ってキャッスルを出たが、その隙を突かれて桐生にキャッスルを奪われてしまう。
蒼天堀近郊にある鬼仁会のアジトに乗り込んできた桐生と獅子堂を迎え撃つも、戦闘の末に桐生に敗れた。
桐生は鬼仁会アジトを潰した事で終わりにするつもりだったが、桐生の見ていない隙を突いて獅子堂が西谷を滅多刺しにし、殺害してしまう。
桐生は激昂するも、獅子堂は「やらなくてはならない事であり、若頭の鶴野も承知している」と語り、燃え盛るアジトを後にした。この時、過去に渡瀬組から逃げ出した組員が西谷に拷問され、その組員を楽にさせるために鶴野がやむを得ず射殺していたことも明らかになった。
以下、更にネタバレ注意
「おう! 俺だぁ!! 寂しかったろぉ!?」
「桐生一馬にぃ 渡瀬勝ぅ お前ら クソ虫だよ 裏切りモンの老いぼれども!」
物語終盤、獅子堂の裏切りと共に彼に殺されたと思われていた西谷が再登場。
実は近江連合・東城会同時解散計画を知った獅子堂は、西谷に計画の全てを報告し、渡瀬組の目を欺いて西谷と協力関係を築いていた。
獅子堂が西谷を滅多刺しにしたのも演技で、実際には血糊が出る玩具の刃物を使って大量出血したように見せていただけだった(また、負傷した西谷の手当ての為、近くに救護役が潜伏していた)。
これにより桐生・渡瀬・鶴野の3人と、獅子堂及び解散計画に反対する渡瀬組構成員・西谷を始めとする鬼仁会が蒼天堀近くの建設工事現場で激突。西谷は裏切者の渡瀬への失望と怒りを露わにして、鶴野を庇った渡瀬の腹部をドスで負傷させた。
しかし、桐生達を助けに突入した花輪喜平の運転するリムジンに轢かれて意識を失う。
(そのまま死亡してもおかしくない状況だが、当たりどころが良かったのか生存)
そのまま捕縛され、身柄を大道寺一派に預けられる事になった。