建設巨神イエオン
けんせつきょじんいえおん
漫画『ドラえもん』の劇中で放映されていた、大人気の巨大ロボットアニメ。
概要
漫画『ドラえもん』TC28巻収録(アニメではテレビ朝日版第一期で1983年放送)の「キャラクター商品注文機」内で放送されていたアニメ(所謂「劇中劇」)。
『伝説巨神イデオン』のパロディで、イデオンが大工風に鉢巻を締め、鋸と金槌を構えたような姿をしている。
作中に登場したのはイラストのみであり作品内容は不明。
放映開始間もなく、まだキャラクターグッズも出ていなかったが、ドラえもんはひみつ道具を使ってグッズを作成した。
2020年5月23日、テレビ朝日版第二期で『キャラグッズを作っちゃえ!』としてリメイクされたが、こちらでは時代の流れでイデオンを知らない現在の子供への配慮で測量戦隊キラメジャーという戦隊ヒーロー(製作当時同局で放送されていた特撮番組魔進戦隊キラメイジャーのパロディ)に差し替えられた。
余談
言うまでもなく元ネタたる伝説巨神イデオンは建設の「け」の字もない、むしろ破壊の権化という言葉すら生ぬるい、とにかく建設という言葉からは最も遠いと言っていい存在である。
無慈悲な意味で説明不要な原作最終回はもとより、スーパーロボット大戦シリーズに於いても、敵にも、味方にも文字通り破壊の限りを尽くすサマを見て、改めて「建設巨神」なんてパロディを見たらもはやスタイリッシュ不謹慎と言っていい、出来すぎたブラックジョークに思えてくることだろう。
これに限らず藤子先生は何かとパンチの効いたブラックユーモアも得意分野である。