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スーパー雷鳥の編集履歴

2024-01-09 19:37:56 バージョン

スーパー雷鳥

すーぱーらいちょう

「スーパー雷鳥」は、かつてJR西日本が主に大阪駅〜富山駅・和倉温泉駅・宇奈月温泉駅で運行していた特急列車の名称

概要

国鉄分割民営化後、JR西日本はアーバンネットワークのテコ入れのため221系207系を開発・投入したが、新しい特急形電車の開発はそちらを優先したため後回しになった。しかし、特急雷鳥」においてライバルとなる高速バスが台頭してきたためテコ入れする必要にも迫られたため、雷鳥よりも停車駅を絞った上位の特急を新設することとなった。車両については既存の485系電車の内外装をグレードアップすることにした。こうして誕生した当列車は紀伊方面の「スーパーくろしお」とともに、両者とも改造車ながら初期のJR西日本の看板特急の役割を担うこととなった。


所要時間短縮も同時に行われたが、いわゆる「600m条項」を湖西線内と北陸トンネル内に限って例外扱いすることで130km/h運転を行い実現した。当時130km/h運転を行ったのはJR東日本の特急「スーパーひたち」(651系)と当列車のみだった。


その後、新型特急電車681系が開発され、それを用いて1995年に「サンダーバード」が運行開始されたが、最初は「スーパー雷鳥(サンダーバード)」と当列車の一シリーズの扱いだった。


1990年から2001年まで運行され、683系の投入によって運行を終了した。1997年には681系とグリーン車の位置を合わせるため編成の方向転換が行われた。


車両

スーパー雷鳥

また便乗

S雷鳥増結編成 クモハ485

大きな特徴は、富山方の先頭車としてサロ481等からの改造により誕生した、非常に大きなフロントガラスを採用した流線型のパノラマグリーン車「クロ481形2000番台」、その次位に連結された、サハシ481等から改造され和風車「だんらん」として運用された物をラウンジ付グリーン車に再改造した「サロ481形2000番台」がある。また、後に七尾線電化の際に3両の付属編成を設けるために生まれた低運転台の改造先頭車「クモハ485形200番台」がある。


当列車の運行終了後、クロ481-2000とクモハ485-200は国鉄特急色に塗られて特急しらさぎ」へコンバートされ、後にいわゆる「青さぎ色」に塗色変更された。しらさぎが683系2000番台に置き換えられるとクロ481-2000は再度国鉄色に塗られ「雷鳥」へ再度コンバートされた。

また、クモハ485-200は廃車となった1両を除き、交流機器の運用を停止して「クモハ183形200番台」となり北近畿方面の特急に転用された。やっつけの改造に見える外観に反して意外と重宝された。


いずれの車両もJR西日本における485系・183系全廃により2013年までに廃車された。


関連タグ

485系 JR西日本 雷鳥 特急

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