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山本勝次

やまもとかつじ

山本勝次とは、「彼岸島 48日後…」の登場人物。(メイン画像右下の少年)
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プロフィール編集

年齢9さい(小学四年生)
身長&体重不明
特技刺突
好きな人間のタイプユカポン(良い匂いがするから)
嫌いな人間のタイプ鮫島ネズミ
作中での主な呼称「勝っちゃん」「勝次」「クソガキ」「勝次さん」

概要編集

彼岸島48日後...に登場する小学四年生の少年。

一行のムードーメーカーにして人類最強の男、宮本明が笑顔を見せる数少ない人間であり、窮地に陥ったときの爆発力は計り知れない。

そしてその性格はこの地獄を体現したような世界では珍しく前向きであり、また時としては小学生らしからぬ言動や決断力を持つ人物である。(別名:スーパー小学生)


メンバーからの愛称は「勝っちゃん」であるが、鮫島などからは初対面のごたごたもあり「勝次」と呼び捨てにされたり「クソガキ」などと呼ばれる。

なお、勝次自身も鮫島に対してはストレートにハゲと呼んでいたが、

姑獲鳥編で彼に命を救ってもらって以降はかなり打ち解けている。

(ちなみにハゲ呼びは変わってない)

一行のリーダーである宮本明には親の仇である金剛を討伐してもらったりした恩もあり英雄視しており、分かりやすく懐いている。

なお明自身も彼岸島での決戦後、本土で戦い続けた中で人間らしい心を失いかけていたため、それを思い出させてくれた勝次の存在を大事にしている。


作中における活躍編集

登場編集

母・山本ゆり子が吸血鬼に強姦され、自身もブリーフ姿で人質にされて絶体絶命となっていた。

そしてたまたまそこへ突如訪れた宮本明が例の如く吸血鬼を一瞬で殲滅。

明に助けられた勝次は形勢逆転、母を犯していた吸血鬼の主犯を倒した。

そしてその後、吸血鬼のボスであるという雅様を倒すべく東京へと向かう明の旅路へと同行することとなる。


そして彼らは道中、自在に空を飛ぶ死神と呼ばれる邪鬼に強襲されてしまい、圧倒的な強さを誇る明や海賊船のリーダー鮫島と共闘してこれを討伐。

その後勝次たちは自宅へと戻るが...そこにいたのは醜い亡者と化した母親の姿だった。


金剛編編集

原型を止めず亡者と化した母に「産むんじゃなかった」などと言われショックを受けたが、その後母が正気に戻ったことで親子の絆を取り戻した。

その後は明に懐き、そして母を醜い亡者の姿へと変えた金剛という男の討伐のため、箱根へと向かう事を彼に提案した。


そして仇敵である金剛との戦いでは、高層ビルほどもある圧倒的な体躯を誇る武人金剛に勝次達は手も足も出ず旅館内部に鮫島とともに避難。

そこで勝次達は武人金剛と明の一騎討ちをただただ固唾を呑んで見守る...かと思われたが、なんと鮫島が旅館内部に潜むもう一人の金剛、通称エロ金剛を発見。

エロ金剛が女との情事に夢中になってる間に装備を整え、勝次と鮫島は奇襲作戦を実行する。

結果として鮫島が危うく反撃されそうになるも、アマルガムである金剛にすら認識できないスピードで勝次が包丁一本で突撃を敢行、そして金剛が床へと倒れ伏したその隙に今まで犯されていた女性達に切り刻まれる形でエロ金剛を見事討伐した。

なお、武人金剛はというと明さんが彼の巨大ハンマーを念力で動かし、それをガソリンスタンドへ落とす事で金剛を文字通り爆破炎上させる事で殺害した。


明が金剛を倒した後は旅館の屋上にて母と最後の会話を行い、もう亡者である彼女が正気を保っていられる時間が長くはないことを告げられる。

そして勝次は泣きながら「寂しい時は星を見るよ」と母に告げ、ようやく未練の無くなった母の最期を見届けた。


姑獲鳥編編集

ついに吸血鬼に支配された日本国の首都、東京へと足を踏み入れた明達一行。

しかし彼らは到着して早々に雅の息子達の一人、姑獲鳥に腕試しとして襲撃されてしまう。

姑獲鳥の驚異的な戦闘力の前にあの明ですら防戦一方となるも、地下鉄に潜む巨大な邪鬼「妙子」の住処へと明は姑獲鳥を誘導、三竦みの対局図へと持ち込んだ。

しかし結果として明は姑獲鳥の前に惜しくも敗北...が、勝利した姑獲鳥は戦闘中に三叉矛が折れたことで彼との再戦を希望、そして「明にとって一番大切な人物」として勝次が人質として姑獲鳥に連れて行かれてしまう。


不衛生極まりない上野の檻の中で出会った少年、デブの左吉と共に脱獄する勝次だったが子供嫌いのおっさんに騙されていた事などの要因でここからの脱出が厳しいと判断。

勝次は「これを明に渡せ」と言い残して佐吉に帽子を託し、吸血鬼達に再び捕まってしまった。


その後、勝次は東都ドームで執り行われる武闘大会の景品として(なぜか)ドーム内部の空中に展示されることとなり、そして勝次が景品となったことを知った明は観客の吸血鬼達に人間とバレないように和服でコスプレして飛び入り参戦することを決意。

丁寧に黒髪ロングのウィッグまで付けて狐面で顔を隠し、前回の敗北による雪辱を果たすべく遂に決勝戦で姑獲鳥と対峙した。



なお結局、戦闘中に明が義手の刀を使ったことにより狐面の男=宮本明とバレるものの姑獲鳥はあんまり驚く様子もなく当然のように戦闘を続行。正直言って「あー...」くらいの反応だった。

観客も結構ノリノリで人間である明を応援する始末であった。


勝次はというと空中に設置された檻の中で己の非力を嘆くしかない状態だったが、観客達が姑獲鳥と明の大乱闘に熱中してる隙をついて鮫島ユカポン、ついでに左吉ネズミ達が勝次救出作戦を実行した事で檻からの脱出に成功。

東都ドームの天井裏から鮫島を追ってきた吸血鬼達を振り切るために勝次達はドーム内の横断幕、この大会の主催者である雅様の顔がでっかくプリントアウトされた布をトランポリンよろしく用いて脱出に成功した。


一方明はというと...コテコテに仮装して変装した意味はあんまり無かったが、何はともあれ最終的に極太のケーブルで姑獲鳥の足を掬ってその隙に頭部を切断。見事姑獲鳥に勝利した。

(明さん本人曰く、紙一重のギリギリだったとのこと)

なお、会場に集まった四万人の吸血鬼たちは全員明に恐れをなして逃走した。



蟲の王編編集


国会議事堂周辺を雅の息子が支配しているという情報を掴んだ明達一行。

が、道中で何者かにスナイパーライフルやサブマシンガンでの狙撃を受けたことで未知の敵と交戦状態となる。


狙撃してくる敵の位置を特定して乗り込んだ結果、彼らは陸上自衛隊だと名乗ったのだった。

なんと彼らには吸血鬼の襲撃、そして食糧などを求めて自衛隊を襲うようになった人間の生存者に対して無差別に侵入者を攻撃する指令が出されていたのだ。

(小学生の左吉でさえ、自衛隊員の一人に右肩をライフルで撃ち抜かれてしまった)


あまりにも短絡的かつ頭の悪すぎる「民間人は全て殺せ」という命令に唖然とする一行だったがなにはともあれひとまずは戦闘が終了し、今後を自衛隊員のリーダー格十条二尉と共に話し合うことに。

激昂する鮫島とは対照的に、議事堂周辺に潜むという蟲の王討伐のため自衛隊との共闘を望む明。

(けっこう力づくで)自衛隊の基地へと案内させ、蟲の王の襲撃から唯一生き延びたという連隊長を説得して蟲の王の討伐へと向かった。


鮫島は自衛隊員と終始いがみ合い衝突し合っていたものの、勝次や佐吉、ユカポンなどは隊員から「死んだ家族を思い出す」等と人気だった。

(ちなみにネズミは不人気だった。「なんでこんな奴を味方に入れたのか」と聞かれるほどに。)


そして一応勝次達も蟲の王討伐の為にアサルトライフルをもらい、遂に蟲の王が潜むという国会議事堂前の地上部分にぽっかりと空いた大穴へと乗り込んだ。

(なお、左吉は前述の通り右肩を負傷したため地上で待機となった)


途中カマキリらしき姿や爆弾の姿へと変異させられた吸血鬼達と交戦し、鮫島に混ざって勝次達もライフルを用いて応戦。

戦ううちに鮫島と自衛隊員たちの溝もすっかり埋まり、雄叫びを上げて変異種たちを蹴散らすことに成功したのだった。

そして銃を使わずとも鬼神の如き奮戦を見せる明が先陣を切り、彼らは地下深く広がる蟲の王の迷宮を次々と攻略していった。


蟲の王の側近の一人、カニパンと交戦してこれを捕獲、蟲の王の弱点等を聞き出した明達は遂に最深部、蟲の王とその門番達が鎮座する大広間へと突入した。

そして鮫島達が銃で蟲の王の気を引いている間、勝次は明と一緒に蟲の王の体内へと潜入。

勝次は道中で銃を紛失するもタイミング悪く人食いバッタの群れに遭遇。

蟲の王の心臓があるとされる尻尾の先端までバッタの大群をひたすら躱し、先端まで続く空洞を死に物狂いで走る明達だったが空洞は進めば進むほど空洞が狭まる構造となっていた。


尻尾の先端付近は特に狭く人間の大人は通れなくなっているため、明からサブマシンガンを託された勝次はたった一人で蟲の王の心臓の元へと向かう。

途中、なんだかデザインがやけに生々しい通路を抜け出て、ついに蟲の王の心臓が安置された狭い小部屋へとたどり着いた勝次だったが、その心臓の表面はアホみたいに硬く、直接銃で破壊するのは不可能と判断した勝次は心臓を繋ぐ管を破壊することにした。


果たしてその効果は抜群であり、これまで自衛隊の攻撃など気にも留めなかった蟲の王はのたうちまわって苦しみ出し、体内の侵入者の存在を察知した蟲の王はそれを排除せんと試みる。

勝次の背後の壁から羽虫が生み出され、侵入者である勝次へと一斉に襲いかかった。

勝次はそれを小学生らしからぬライフルさばきで大部分の羽虫を撃ち落したが弾切れとなってしまい、しかも残った数匹の羽虫に左腕を噛まれてしまった。

すぐに羽虫を取り除いた勝次だったが噛まれた左腕は既に変異を起こし始めており、結構グロい見た目になってしまっていた。


たちまち左手のみならず周辺部まで侵食が始まり、勝次はそのあまりの激痛に気を失ってしまう。

が、勝次は「片手を失ったくらいで寝てられないよな」と明の顔を思い出しながら息を吹き返す。

勝次はその辺を飛び回っていた羽虫を掴み、先ほど自身が食らった羽虫のアゴの切れ味を逆に利用して心臓の管を切断した。

そして激痛にのたうちまわる王の体内で勝次は続く最後の1本の血管を切断、心臓を断たれた蟲の王はあれよあれよという間に老化が進み、髪の毛も全て抜け落ちて老人のような見た目となってしまったのだった。


だが、それでもまだ蟲の王を殺すには至らず...しかも逆上した蟲の王は勝次への憎悪を剥き出しにして道連れを狙うべく尻尾を壁面に叩きつけ始めてしまった。

銃撃が通用するようになった事で自衛隊が銃撃を始めるも、蟲の王はしぶとく勝次への復讐を果たすべく攻撃を行なっていた。


しかしその瞬間、管を切断して体内から脱出した明が蟲の王の頭部を真っ二つに切断。


王に致命傷レベルの傷を負わせたものの、蟲の王は国会議事堂の屋上へと逃亡。

そして明達は「あったよ!」レベルに唐突に登場した自衛隊のジープでムシキングを追いかけることに。

国会議事堂の地上部分に到着した彼らはついにムシキングを追い詰める事に成功...しかし彼は急に自分が人間だった頃の悲しい記憶を話し始める...そしてざけんな!!と言わんばかりに明が蟲の王の首をはね飛ばして殺害。


蟲の王、国会議事堂の中庭に散る____



血の楽園編編集


蟲の王は灰になって消滅し、連隊長も元の姿に戻ったが...勝次の左腕だけはいつまで経っても元の姿に戻らなかった。

更に、なんとここで自衛隊員の口から新たな事実が判明する。先に言え


「蟲の王には片割れが存在する。」


「...マジかよ...」となる一同だったが、その片割れがなんと先ほどの戦闘で戦った拷問野郎ことカニパンだったことが発覚。現場は騒然となる。

そしていつの間にか明達の前から姿を消した奴を今度こそ仕留めるべく、明達は一旦自衛隊の基地に戻る事に。

蟲の王に勝利し、基地へと戻った彼らの耳に飛び込んだのは...

デブの左吉立ちション中に殺されたという訃報だった


そして明達は無念極まる最期を迎えた左吉の仇を討つべく...そして勝次の左腕を今度こそ治すべく、カニパンが逃げ込んだ吸血鬼の楽園と呼ばれる血の楽園へと向かうこととなった。


イカダで取り敢えずカニパンの去った方角へと向かった明達はそこで捕らえられていた人間を救出、暴虐の限りを尽くしていた吸血鬼を5ミリの板状の物体へと変化させた後、血の楽園があるとされるお台場へと向かうのだった。



関連タグ編集

小学生× スーパー小学生

もう一人の主人公


関連用語編集

吸血鬼ウィルス発祥の地であり、前作の舞台。

...今作では完全に空気。特産品は日本刀と青龍刀。

西洋風のロングソードや盾諸々が一式揃ってその辺に落ちてる。


本作。日本列島本土が舞台。

魑魅魍魎の跋扈する地獄と化した本土にて、人々が力を合わせて化け物に立ち向かう姿を描いた至高のサバイバルホラー。



味方の登場人物編集

(※勝治からの好感度順)

言わずと知れた最強のヴァンパイアハンター(公式設定)であり、最強の人間。

素手で厚さ40cmのガラスを叩き割る、素手で鋼鉄のオリをねじ曲げるのは朝飯前、水中から船を叩き切ったりする上に立体起動まで身につけた最強の剣士。

よく剣の方がヤバイと言われるが、実は投擲能力も結構ヤバイ。


26歳の何かしらのアイドル...らしい女子。

東都ドームにてライブを行うのが夢だったアイドルの卵だったのだが、吸血鬼に日本が支配された今や度胸がカンストしてしまっている。


自分は少しぽっちゃり目の小学生っス。勝次さんの弟分なんでそこんとこよろしくっス。


自衛隊風のコスチュームに身を包んだ謎の男。

身長が控えめに見ても3m近くあり、どう見ても人間ではない。

過去には吸血鬼のボス、雅様と交戦した経験があり、その際に弟を殺されたことで彼への復讐を誓っている。

そしてなんだァ...てめェ...?の人と若干顔が似ている。


...性格の悪い童貞であり本土編における加藤枠。

ゲロと脱糞芸に定評があり、邪鬼に襲われようものなら彼の括約筋が即座に火を噴くだろう。

その弱い者には強く出る意地汚い性格のため、勝次からは特に嫌われている。


敵の登場人物編集

日本列島本土を手中に収めたマスターヴァンパイアにして、唯一の不老不死の吸血鬼。

かつて旧陸軍とのいざこざのせいで彼岸島の冷凍室に閉じ込められてしまっていたが、明の兄貴の宮本篤を騙して封印から脱出。

彼岸島に大輪の血の花を咲かせた後は明との最終決戦に勝利、本土へと渡った。

...が、今は自身の強さに比肩する敵の居ない生活となった事で退屈を極めている。

隙あらば明の武勇伝を部下に聞かせる毎日である。

(※ちなみに勝次は彼には会ったことは一切ない)


かつて彼岸島で明が目にしたという古株のアマルガム(雅様の側近)。

その名の通り金剛力士像をモチーフとした厳しい姿を模しており、武器としては金剛杵でっかい...ハンマー...を用いる。

最後は修羅と化した明の前にガソリンスタンドまで誘導され、さらに念動力で自身のハンマーを落下させられたことで大爆発に巻き込まれて死亡した。

ちなみに勝次は鮫島と協力してもう一人の金剛、エロ金剛を討伐する事に成功している。


明を一度は倒し、勝次を人質代わりに東都ドームへと連れ去った混血種にして雅の息子達のうちの一人。

ちなみに彼は一番弱い五男...ではあったものの、肉弾戦主体の一対一のデスマッチでは明とのかつてない大接戦を繰り広げた。

明曰く最強のアマルガム。金剛さんさぁ...


勝次達がつい最近まで戦っていた雅様の息子の一人。(四男)

とんでもなく生命力が高い上に凄ェ表皮が硬く、そして極めつけには「周囲の人間&吸血鬼を自身の芸術品に変える」という凄まじくチートじみた能力も備えた最強のアマルガム。(何回最強って言うんだよ...)

...しかし中身が小学4年生であるため戦略には凄まじく疎く、明の前にあっけなくザンッされた。


しかし、彼の分身であるカニパンは依然として逃亡中...戦いは終わりそうにない。



関連タグ編集

小学生 もう一人の主人公

スーパー小学生 変異種

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