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「さあ始めようか 殺し合いを」

「・・・・俺にもわからん ただ何故だか貴様をほうってはおけなかったんだ」

「この素顔こそが俺の 雅様への忠誠の証なんだ」

概要

黒山羊の被り物と腰巻きのみを纏った吸血鬼にして、他種の吸血鬼の血を取り込むことで異能の力を得た混血種吸血鬼(アマルガム)。巨大なが武器で、「メエ゛エ゛エ゛エ゛」とヤギのような声を発する。本名は村田藤吉(むらた とうきち)で、両親はすでに病で他界している。また、吸血鬼になる前も上半身が裸で、斧を武器としていた。


吸血鬼になる前は師匠のもとでレジスタンスに属し、篤とともに修行していた。戦いのさなか感染し、吸血鬼になってもを倒すために吸血鬼側につくが、「誰も病に苦しまない世界を創る」雅の思想(斧神を従属させるための虚言)に共鳴し忠誠を誓う。

アマルガムになった際、頭部が崩れいくつもの目と口や鼻が入り交じったような異形の姿となり、これを黒山羊の被り物で隠している。ヤギの声は本人の意志と関係なく異形の口から勝手に発せられる。


元邪鬼使い・田中ナオトが知る中では最も残酷かつ凶暴な吸血鬼で、気に入らない者は全て斧で惨殺してしまうが、戦いを神聖なものとしており、その武技は敵である明すら感激を覚えるほど洗練されている。雅もその凶暴さと戦闘力には一目置いており、右腕として絶大な権限を与えている。


アマルガム固有の異能として鋼の体による圧倒的な防御力を有しており、攻撃させるだけさせて敵の体力の消耗を誘い、生じた隙を狙って一気に斧で両断するという戦術を得意とする。まさに「肉を斬らせて骨を断つ」を体現した戦術といえよう。


活躍

<無印>

捕えた師匠を処刑する際に本編初登場。衝突してきたトラックを斧で両断し、炎に包まれても一切ダメージを負わないという恐ろしいまでの強靭さをまざまざと見せつけ、明との戦いでは自身の能力で攻撃を一切受け付けず、逆に彼の刀をへし折って見せる。戦いの中で、明の正々堂々とした態度に感服し、互いに全力をかけて戦っていたが、元々足場の悪かった崖が戦闘で崩れ落ち、地獄谷の洞窟に落ちてしまう。その中にはかつて雅と二人がかりで幽閉したほど狂暴な邪鬼・満腹爺が棲息していることを理由に休戦を申し入れ、明と共闘してこれを撃破。その後、かつて斧神が篤と仲の良かったのを知った明に人間側に戻ってくるよう説得されるも、吸血鬼になった経緯や雅側に寝返った真意を話してそれを拒絶した。

<47日間>

既に師匠を上回る戦闘力を身に着けており、吸血鬼ウイルス持ちの蚊の第一育成所の警備を担当する。その存在はレジスタンスにとっての目下最大の脅威となっていた。

ある村を警備で巡回した際、ボートで島から逃げようとする亮介を発見、斧を投げつけボートを半壊させ、魚型邪鬼の存在もあって脱走を食い止めた。


明と戦う最中、彼に再び人間軍に舞い戻る事を提案されるが再度拒絶し、殺すには惜しい男として明に吸血鬼となって仲間になるよう説得したが、明には相容れないとして決別を宣告される。その後、鎖でつないだ2つの斧を巧みに使う戦術により、視界の優れぬ森で遠くから一方的に攻撃する形で明を追いつめるも、ユキたちが偶然に見つけた、どう考えても田舎の孤島に在るはずのない 西洋の剣と盾を明が装備したことで形成逆転。

盾で斧を弾きながらの攻撃で胸を一突きにされて上に斬り裂かれるといった深手を負い、最後は明の渾身の一太刀で横真一文字に斬り倒され右腕と下半身を失う。


斬り倒された後せめて親の墓の近くで死のうと這っていく途中で仮面が外れ醜怪な素顔が露わになってしまい、素顔に驚愕した配下の吸血鬼たちに化け物呼ばわりされて石を投げられる中、明に上半身を背負われて両親の眠る墓へと連れて行かれた。そして最後は人間として自らの行いを悔い改め、明に謝罪し、彼におぶさる中で背中に友情の暖かさを感じた後、墓を抱くようにして静かに息を引き取った。


平成十五年 五月十日 村田藤吉 彼岸島に散る――


最期に人の心を取り戻し、斧神、永遠の眠りにつく――――。

余談

モデルは西洋の悪魔・バフォメットだと思われ、同じく側近格のアマルガム・金剛とは和洋で対比できる関係となっている。


雅は彼を懐柔する際「吸血鬼は病むことも死ぬこともなく、血を吸わずとも邪鬼に変異せずいられる手段も目下研究中」と語っており、『48日後…』にて、鮫島兄弟をはじめとした、ウイルスに感染しても吸血鬼にならず肉体に若干の変異が生じるだけで済む個体が登場しているが、両者との関連性は不明である。先生ェがこれらの設定や展開を忘れていないことを祈ろう。


関連タグ


 哀しき悪役


彼の関係者一覧・用語


人間軍

本作の主人公にして人間側の最高戦力。最近の彼はロープを用いた立体起動まで完璧に習得した。

なお、彼の戦った中での最強アマルガムランキングでは姑獲鳥の方が強かったらしい。マ?

宮本明の兄にして極度のブラコン。その戦闘力の高さと「口を開けば弟の話ばかり」という点でも人間時代の斧神と馬が合う(ヤギだが)間柄だったが、斧神が感染後は一転して敵同士となる。

人間時代の斧神が宮本篤とともに教えを乞うた戦いの師匠であり、人間軍のボス。

訳あって彼もアマルガムであるが、斧神との直接の戦闘においては肉体的なパワーや能力で劣る分、師匠が敗北する結果となっている。

戦闘中に面白い能面で笑かそうとしてくる等、ある意味卑怯である。


雅軍

正真正銘、不老不死の吸血鬼にして吸血鬼軍のボス。...なのだが、ややポカミスが目立つ。

爆撃機の空爆が次々に直撃する中、服に一切の汚れすら残さず生還してくる程の実力の持ち主。

同じく武人でありながら斧神と主を同じくする雅の側近の一人であり金剛力士の姿をしている。こちらは分裂や増殖を得意とする。なお、彼の最期は...「金剛は二回死ぬ」。


おまけ

続編にあたる「彼岸島48日後...」に登場した、斧神とめちゃくちゃ気の合いそうなアマルガム

こちらは斧ではなく、ハルバード染みたトライデントを武器として愛用する。

無論お互いの事など知らないはずだが鎖を使ったギミックや戦法、経歴はかなり酷似している。

明にトドメを刺す瞬間に足をすくわれ、その隙に頭を斬り飛ばされて死亡。合掌。


その他

彼岸島

斧神の所属した吸血鬼軍と人間軍が、互いの存亡をかけた戦争を始めた絶海の孤島。

所謂田舎の小さい島なのだが広大な森林や大峡谷、果ては巨大な洞窟や砂漠、温泉まで存在する。

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