概要
元は漫画『北斗の拳』に登場する名無しの端役の一人だったが、同作のギャグパロディ漫画『北斗の拳イチゴ味』からこの呼称が付けられると同時に強烈な存在感を放つキャラクターに脚色されている。
原作での扱い
第94話『愛ゆえに!の巻』に登場。南斗鳳凰拳の伝承者・サウザー率いる聖帝軍に捕まった奴隷達のうちの一人である少年。
ケンシロウとの対戦に際し、聖帝十字陵の階段を登るサウザーの脚に釘のような鋭利な凶器を突き刺してシュウの死に一矢報いるが、サウザーは全く動じず、逆にこの少年の行為こそが愛の虚しさの象徴であると称する。サウザーが愛を否定するに至った経緯を引き出すための引き金としての役割を果たす。
派生作品
旧テレビアニメ版では・・・
「レム」という名前が与えられ、配役は江森浩子が担当した。
作中不明瞭だった凶器も短剣に変更と、さりげない変更が施されている。確認したい人は第67話『極星激突ケンVSサウザー!天を守るは我が星一つ!!』を視聴してみよう。
北斗の拳イチゴ味では・・・
主役が主役だからなのか、出番が大幅に増えている。テレビアニメ版では「ターバンの少年」名義。
初登場である第1話の時点では原作再現のシーンでの登場なので、出番もここで終わりかと思われた。しかし、本番は第2話からであった…。
手始めにケンシロウとの再々戦時に正確にサウザーの脚を突き刺し、4回目の戦闘ではまるで殺し屋のように静かに忍び寄り電光石火の勢いでサウザーの脚を刺した。これにはサウザーも黙っていなかったようでしっかりと彼を拘束したのはいいが…最後の最後で自力脱出に成功、やっぱりサウザーの脚に得物を突き刺したのであった。
第6話でもやっぱりサウザーの脚を刺しにやってくるが、今回はリゾが妨害してくる。…そんなの、ギャグ漫画の本作では虚しい努力。なんと、リゾを返り討ちにした。それどころか、双子の兄弟のようなターバンのガキが登場、ケンシロウの脚を突き刺していった。仕舞いにはラオウや羅将ハンにまでダメージを与えるまでに…。また、亜種としてボウガンのガキ(マコ)が登場し、矢を束で持っている等、殺意満々であった。
その後もサウザーが左足に鉄板を仕込んでいるのを見破って右足を刺したり、修羅の国では名も無き修羅のマスクをしていたがファルコをフルボッコにして追い詰めている。更に聖帝十字陵のガキどもを煽動し反乱を起こさせた際には、聖帝軍の多くを戦闘不能に追い込んでいる。
お前のような子供がいるかコンチクショー!(泣)
サウザー曰く「ターバンのガキは世界中を監視しながら増殖し続けており、いずれ世界と人類を駆逐する」
妄言かと思われがちだが、この作品ならあながち間違いではないかもしれない。おやつ時にも襲撃してくるし。というかアニメ公式Twitterにまで進出しだす珍事に発展。
更には本作版サウザーのフィギュアにセットで付いてくる。勿論これが初の立体化となる。