プロフィール
ちくしょうなんて概要だ 情報量が尋常じゃねェ
ヌッ(登場)
鮫島とは、松本光司先生原作のホラー漫画彼岸島に登場する迷彩模様の軍服を着たスキンヘッドの大男。
普段はライフルを肩に掛けているが、彼の3m近い身長のためか武器の類は総じて小さく見えることが多い。
(なお彼が軍服を着ている理由は完全に謎で、作中に登場する自衛隊員達からも特に彼の服装について言及されたことはなかった)
鮫島は宮本明同様に人類側からは「救世主」と呼ばれ慕われている。
弟の鮫島精二と違い、兄である彼のフルネームは未だ不明なまま現在に至っている。
そんな彼はその圧倒的な体躯と怪力を用いて吸血鬼の首を素手で千切る、また骨折した腕で巨大な船のマストを一人で持つなどの芸当が可能である。
また、血の楽園の関所では自身よりさらに大きな吸血鬼も真っ向から拳で殴って叩きのめすなど、彼の肉体能力は並みの吸血鬼を遥かに凌駕する。
...ただし、彼はこれまでの人生で恐怖を感じる場面がほぼ無かったためか、初めて吸血鬼のボス雅様との戦闘において雅と対峙した際には、恐怖のあまり弟の精二を見捨て逃亡、片目を失明する重傷を負いながらその場から逃げ果せた。
そして鮫島はその後、唯一の身内だった精二を失ってしまったことで雅への復讐を誓うようになる。
そんな若干傍若無人気味な鮫島は当初こそその態度の大きさから味方である山本勝次から「ハゲ」等と罵倒されていたものの、亡者と化した勝次の母を見た際にその運命の残酷さを悲しむ情に厚い一面を見せたこと、そして東都ドームで命を賭して自分を守ってくれたことで彼からの敵意に満ちた態度は少しずつ軟化しつつある。
(「ハゲ」という呼ばれ方自体は変わってない)
鮫島も負けじと勝次のことを「クソガキ」と呼ぶ始末である。
ホレ、俺たちの秘密だ
「全員殺したよ 弟の秘密を暴こうなんて奴は死んで当然だ」
鮫島の正体とは、吸血鬼ウイルスに感染した人間。
ただし、感染して直ぐに吸血鬼化した人間達と違い、鮫島兄弟はウィルスに感染しても吸血鬼と変化することはなく大柄な体格と怪力のみ手に入れた上にウィルスへの耐性も備わった。
そして兄の鮫島には巨大化以外の変異は発生しなかったものの、弟の精二は顔が化け物のように醜く変異したためホッケーマスクを用いて顔を隠している。
そのため、過去に弟のホッケーマスクを外そうと試みた人間たちは全て鮫島の手で葬り去ってきたという哀しき過去が存在する。
気に入ったよ 経歴を話してみろ
初登場〜死神戦
「あのお方が帰ってきたらお前達などひとひねりだ」
「瞬殺してくださる」
48日後...作中において、鮫島は芦ノ湖に浮かぶ海賊船の船長として登場。
そんな、ある意味この彼岸島世界の世紀末覇者ともいうべき彼は自身の住んでいた町、ひいては地域一帯に細々と暮らす人間達のリーダーとなり、芦ノ湖に浮かぶ遊覧船をねぐらとして周囲一帯の吸血鬼を薙ぎ倒す毎日を送る。
遊覧船内における彼は絶大な権力を持っており、そして「自分の船」と呼称する遊覧船内部において自身に歯向かうものをその圧倒的なフィジカルを用いて排除してきた。
興奮するたび他人の女性を抱いていることから船内の男の一部から恨みを買ってはいたものの誰も反抗するものはなかった。
そして船を訪れた明たちを最初こそ半信半疑で軽くあしらう鮫島だったが、上空から飛来した大型の邪鬼、死神の強襲により事態は急変。
そして空を自在に飛ぶ死神との戦いは熾烈を極めたものの、圧倒的な強さを誇る明の協力で鮫島は自身の船を散々荒らした死神を討伐することに成功。
その後の明たちは勝次の自宅へと戻るが...
しかし、自宅にいたのは醜い亡者と化した勝次の母親の姿だった。
鮫島はネズミとともに彼らに同行し、金剛と呼ばれるこの地を支配する吸血鬼との戦いへと向かうことになる。
金剛戦
「でっかい...ハンマー...」
箱根の旅館にて金剛との戦いの火蓋が切られ、高層ビルほどもある圧倒的な体躯を誇る武人金剛と明の死闘を前に、鮫島はただ彼を見守ることしかできなかった。
金剛と死闘を繰り広げる明を戦場に残し、勝次とネズミ達とともに旅館内部に避難。
そこで彼らは武人金剛と明の一騎討ちを固唾を呑んで観戦、鮫島は明の不利を機敏に察知し、金剛を誘導すべくガソリンスタンドの位置を口パクで明に伝えるなどして彼をアシストした。
そして彼らはそのまま先ほどと同じく観戦に徹する...かと思われたが、その時になんと鮫島が旅館内部に潜むもう一人の金剛、通称エロ金剛を発見。
そしてエロ金剛が女との情事に夢中になってる間に装備を整えた鮫島は勝次をお共に付けてエロ金剛への奇襲作戦を実行する。
鮫島がエロ金剛の頭部に思いっきりナタを振り下ろしこれで討伐完了...となるはずもなく、鮫島は怒れる金剛に危うく反撃されそうになってしまう。
万事休す、鮫島(年齢不明) 箱根旅館内部のヤリ部屋に散る...かと思われたその瞬間、アマルガムである金剛にすら認識できないスピードで勝次が包丁一本で突撃を敢行、そして金剛が床へと倒れ伏したその隙に今まで犯されていた女性達に切り刻まれる形でエロ金剛を見事討伐した。
一方その頃、武人金剛はというと明さんが彼の巨大ハンマーを念力で動かし、それを前述のガソリンスタンドへ落とす事で金剛を文字通り爆破炎上させて殺害した。
雅の息子達 五男 姑獲鳥様戦(池袋駅構内)
「待ってろ缶詰一つな」ごそごそ ごそごそ
その後も邪鬼のエテ公や妙子などにしつこく道中で妨害を受け続ける明たちだったが、ついに彼らは吸血鬼に支配された日本国の首都、東京へと足を踏み入れる。
しかし彼らは到着して早々に雅の息子達の一人、姑獲鳥に腕試しとして襲撃されてしまう。
姑獲鳥の驚異的な戦闘力の前にあの明ですら防戦一方となるも、地下鉄に潜む巨大な邪鬼「妙子」の住処へと明は姑獲鳥を誘導、三竦みの対局図へと持ち込んだ。
しかし結果として明は姑獲鳥の前に惜しくも敗北...が、勝利した姑獲鳥は戦闘中に三叉矛が折れたことで自身の勝利に不服を唱え始める。
彼は正々堂々明と勝敗を決めるため、上野での再戦を希望した。
そして「明にとって一番大切な人物」として勝次が人質として姑獲鳥に連れて行かれてしまう。
...鮫島達は姑獲鳥に抵抗するものの、あっけなくドコッされ再起不能に。
なんか東京入ってから全体的にツイてないぞ鮫島!
マスターヴァンパイア 雅様戦
「怖ェ...震えが止まらねェ...」ガタガタ ガタガタ
姑獲鳥に惜しくも敗れた明だったが、運の悪いことにここまでの道中の無理が祟ったのか体調を崩してしまう。
寝込んでいる明さんを地下に残し、鮫島は弟の精二とともに明のための食糧調達を行うべく地下水の溜まった水路を経由して地上へと脱出。
ついに東京の地を踏んだ鮫島と精二だったが...
水場で兄弟仲良く缶詰を食べて英気を養っていた鮫島兄弟だったが、突然そこへ深夜の暗闇の中から吸血鬼のボスである雅様が登場。
その殺気に凍りついた鮫島兄弟は一気に臨戦態勢へと変わったものの、当の雅は鮫島達など眼中に無いと言わんばかりに雨水が溜まってできた水溜りの水を手で掬い、飲み始めた。
「...アイツ...」
「...ただ水飲みに来たのか?」
水を飲み終えた雅はそのまま現れた時と同じく東京の暗闇へと消えていったが、鮫島は彼の後を追うことを決意。
のそのそと住宅街を歩く雅様を気配を消して尾行し、なんとか彼の玉座の前まで辿り着いた鮫島だったがアクシデントにより存在を察知され、雅の前で縛り上げられてしまう。
絶体絶命のピンチに弟の精二が現れピンチを脱した鮫島。
だがその時...それまで鮫島などどうでもいいと言わんばかりに宙を仰いでいた雅様が精二を見た瞬間超反応で玉座から立ち上がり、彼に興味を示してしまった。
「珍しいなこの人間 ...食ってみるか」
戦闘態勢に入った雅になんとか金属バットで立ち向かう鮫島だったが、雅の持つ鉄扇の一振りで金属製のバットはまるでバターのようにあっけなく切断されてしまう。
鮫島はその後も精二を守るべく立ち上がったものの、全ての攻撃を雅に見切られた上、さらに彼からのカウンターを喰らった鮫島はドラゴンボールさながら10mほど吹っ飛ばされてしまった。
そして雅は倒れた鮫島に近づき、さらに彼の心を折るべく右目を抉り出した上、鮫島の目の前で精二の指、脛、片腕を次々に捕食。
そして最後に精二の頭部を噛み砕くべく、彼を掴み上げた。
そして朦朧とする意識の中で絶体絶命の精二を視界に捉えた鮫島は雅への恐怖心に心が塗りつぶされてしまい、弟を残しその場から逃走。鮫島は雅に抉り出された右目を抑えつつ、背後から聞こえる悲鳴を聞きながら地下へと撤退した。
そしてその後、食料を手に明の元へと戻った鮫島の右目には眼帯が装備されており、残された左目には雅への憎悪が激っていた。
渋谷編 (ユカポン登場〜巣鴨到着)
「26歳? お前明より年上なのか!」
その後、復帰した明と共に渋谷へと向かう鮫島達。
線路沿いで吸血鬼に掘られかかっていた何らかのアイドル「ユカポン」を救出した鮫島は彼女に「あいつの愛に 応えてやりな」と包丁を手渡して吸血鬼を討伐させる。
その後、ワンピースさながらの大海原と化していた渋谷駅地上にて眠り姫と呼ばれる超大型の邪鬼と遭遇。
戦闘を開始...することはなく、明達はこれを全力でスルー。
(よく忘れがちだが、明達は基本的に邪鬼は全スルーの方針である)
そして上野を目指す道中において、明達は老人の街巣鴨の最深部から発せられたその濃厚な匂いを無視することはできなかった...
巣鴨 糞喰い爺戦
予想を遥かに超える下品な展開が連続するためこのページでは割愛。
(詳しくはクソ喰い爺を参照のこと。)
雅の息子達 五男 姑獲鳥様戦 (東都ドーム決勝戦)
その後、勝次は東都ドームで執り行われる武闘大会の景品として(なぜか)ドーム内部の空中に展示されることとなり、そして勝次が景品となったことを知った明は観客の吸血鬼達に人間とバレないように和服でコスプレして飛び入り参戦することを決意。
丁寧に黒髪ロングのウィッグまで付けて狐面で顔を隠し、前回の敗北による雪辱を果たすべく遂に決勝戦で姑獲鳥と対峙した。
なお結局、戦闘中に明が義手の刀を使ったことにより狐面の男=宮本明とバレるものの、等の姑獲鳥はというとあまり驚く様子もなかった。
(この人、文字通り鳥頭なのでは...)
賞品の勝次はというと空中に設置された檻の中で己の非力を嘆くしかない状態だったが観客達が姑獲鳥と明の大乱闘に熱中してる隙をついて鮫島とネズミ、ユカポン達が勝次救出作戦を実行した事で檻からの脱出に成功。
東都ドームの天井裏から鮫島を追ってきた吸血鬼達を振り切るために勝次達はドーム内の横断幕、この大会の主催者である雅様の顔がでっかくプリントアウトされた布をトランポリンよろしく用いて脱出に成功した。
一方で姑獲鳥と激闘を繰り広げていた明はというと...コテコテに仮装して変装した意味はあんまり無かったが、何はともあれ最終的に極太のケーブルで姑獲鳥の足を掬ってその隙に頭部を切断。見事姑獲鳥に勝利した。
なお会場に集まった四万人の吸血鬼達は全員明に恐れをなして逃走した。
姑獲鳥を討伐した明と鮫島たちは、彼が支配していた上野周辺を探索中にユカポンがかつて監禁されていたというマンションを発見。
...吸血鬼たちによりI R T(アイドル・レ○プ・タワー)と落書かれたその建築物内の吸血鬼を一掃した明達は次なる雅の息子、蟲の王の情報を得ることに成功する。
雅の息子達 四男 蟲の王様戦
国会議事堂周辺を雅の息子が支配しているという情報を掴んだ明達一行。
が、道中で何者かにスナイパーライフルやサブマシンガンでの狙撃を受けたことで未知の敵と交戦状態となる。
鮫島と明は勝次達を残し、近代銃器で武装した彼らと戦闘となった。
狙撃してくる敵の位置を特定して乗り込んだ結果、彼らは自らを陸上自衛隊だと名乗る。
なんと彼らには吸血鬼の襲撃、そして食糧などを求めて自衛隊を襲うようになった人間の生存者に対して無差別に侵入者を殺害するという驚くべき命令が自衛隊本部より発布されていたのだ。
(作中での自衛隊はあまりの軍紀の乱れにより世紀末のモヒカン並みの倫理観の集団へと変貌を遂げてしまっており、小学生の左吉でさえ容赦無くライフルで右肩を撃ち抜かれてしまった)
意図の全く読めない「民間人は全て殺せ」という命令に唖然とする一行だったが、なにはともあれひとまず明さんは全員のサブマシンガンを一撃で全て叩き斬ったことで彼らを降伏に追い込み、小隊のリーダー十条二尉と情報収集がてら話し合うことに。
激昂する鮫島とは対照的に、議事堂周辺に潜むという蟲の王討伐のため十条たちを含む自衛隊との共闘を望む明。
(けっこう力づくで)自衛隊の基地へと(無理やり)案内させ、蟲の王の襲撃から唯一生き延びたという連隊長を説得して蟲の王の討伐へと向かった。
鮫島は第一印象(銃撃戦)の印象もあって自衛隊員と終始いがみ合い衝突し合っていたものの、勝次や左吉、ユカポンなどは隊員から「死んだ家族を思い出す」等と人気だった。
そして鮫島達も蟲の王討伐の為にアサルトライフルをもらい、遂に蟲の王が潜むという国会議事堂前の地上部分にぽっかりと空いた大穴へと乗り込む。
(なお左吉は前述の通り右肩を銃で撃ち抜かれたため地上で待機となった)
途中カマキリらしき姿や爆弾の姿へと変異させられた吸血鬼達と交戦し、鮫島に混ざって勝次達もライフルを用いて応戦。
戦ううちに鮫島と自衛隊員たちの溝もすっかり埋まり、雄叫びを上げて変異種たちを蹴散らすことに成功したのだった。
そして銃を使わずとも鬼神の如き奮戦を見せる明が先陣を切り、彼らは地下深く広がる蟲の王の迷宮を次々と攻略していった。
また、蟲の王の側近の一人、カニパンと交戦して尋問することで蟲の王の弱点や芸術的思想などの会話を適当に聞き流した明達は遂に最深部、蟲の王とその門番達が鎮座する大広間へと突入した。
鮫島と明は蟲の王の弱点である心臓の正確な位置を特定すべく、少年時代の蟲の王の記した変異種達のコンセプトアート集...もとい自由帳を彼の巣穴から引っ張り出して調査を開始。
何故か創作作品作家の心理に異様に詳しい明さんの存在もあり件の王様が描かれたノートを発見。
なんと蟲の王の心臓が彼の武器である尻尾の先にあることを特定した。
そして鮫島達が銃で蟲の王の気を引いている間、勝次は明と一緒に蟲の王の体内へと潜入。
体内に侵入した明達は心臓を破壊すべくさらに奥へと進み、心臓のある尻尾の先端付近は特に狭く人間の大人は通れなくなっているため明に代わりサブマシンガンを託された勝次がたった一人で蟲の王の心臓の元へと向かう。
途中、なんだかデザインがやけに生々しい通路を抜け出て、ついに蟲の王の心臓が安置された狭い小部屋へとたどり着いた勝次だったが、その心臓の表面はアホみたいに硬く、直接銃で破壊するのは不可能と判断した勝次は心臓を繋ぐ管を破壊することにした。
途中で勝次が変異し、一時戦闘不能になるも鮫島は勝次を応援し続けており、同じく小学四年生である蟲の王に対し「勝次はお前と違ってスーパー小学生なんだよ!」と煽り散らかすことで露骨過ぎる時間稼ぎを開始。
その後、勝次と明が蟲の王の弱点である心臓を破壊することに見事成功するものの蟲の王はなおもまだ死なず、体内に居る勝次を殺すべくリズミカルに尻尾を振り始める。
...一方で鮫島はというと、蟲の王の気を引くためにどうにかしてサブマシンガンをババババしたり、「こいつ 勝次を憎んでんぞ!」と蟲の王に向かって叫んだりと試行錯誤をしていた。
そして、心臓が破壊されたことにより柔らかくなった尻尾を内側から切断し、明さんが出現。
明さんが体内からの脱出に成功し、鮫島やネズミたちの煽りに思考のリソースを奪われていた蟲の王の顔面を縦に斬りつけて討伐した...
...かと思いきや蟲の王はまだ死んでおらず、王のプライドを捨て去り死に物狂いでガン逃げを図る蟲の王は地上へと逃走してしまった。
が、そうは問屋がおろさないと言わんばかりにテンポよく明達の元へ自衛隊の隊長達を乗せたジープが到着、明と鮫島はそれに乗り込み一気に地上まで脱出する。
久々に太陽を拝めて最高だぜ!とはしゃぐ鮫島だったが、そんな彼ら(ある意味吸血鬼よりも悪魔的な)人間達の集団が自分を追ってきたのを視認した蟲の王は号泣。そりゃそうだよ小学生なんだもん。
泣きながら明に慈悲を乞う蟲の王だったが、明はスーパー小学生こと勝次との約束を理由に提案を拒否。
そして蟲の王が逃げ切れたのもここまで、雅の息子達の四男こと蟲の王様はあえなく国会議事堂の中庭に散ることとなった。
そして蟲の王本体を国会議事堂正面口にて討伐した明達だったが、なんとここで蟲の王の片割れがあの拷問野郎ことカニパンだったことが発覚。
明達と鮫島は先ほどの戦闘中に姿をくらましたカニパンを追うべく、一旦は自衛隊の駐屯地へと戻る事になったものの、デブの左吉が立ちションベン中にカニパンに襲われて殺されてしまっていたことが判明した。
ちくしょう、死に方のせいで悲しいのに泣けねェ!!
そして鮫島達はカニパンが逃げたという吸血鬼の楽園である「血の楽園」を探すべく再びイカダに乗り込んで戦場へと向かい、その途中で5ミリの板状という表現に固執するクソ人間を救助したことで
血の楽園に入るために必要だという人間の血が入った樽を大量に入手した。
その後、血の楽園編の新登場キャラクターである北沢希や北沢聡たち姉弟と出会い、彼らの慕うハンサムな兄貴である北沢徹が血の楽園内で牛馬の如く半端なく労働させられているという理由から彼らは明達と共に血の楽園攻略に向かうこととなる。
レインボーブリッジの関所〜バサバサ様戦
血の楽園は平和だった頃はお台場と呼ばれていた場所であり、作中では吸血鬼達が建設した数百メートルにも及ぶ高さの鋼鉄製の城壁でぐるりと囲まれてしまっている。
そんな汚ェモン・サン=ミッシェルと化した血の楽園に入るためにはレインボーブリッジの関所を通過して中に入る必要があったため鮫島達は吸血鬼に変装し、楽園内に人間の血の樽を届けるためと称して橋の内部へと侵入した。
(なお、橋にはいたるところに監視カメラが設置されているらしく、そのため明さん&勝次はカメラに発見されないように樽の中に隠れることになった。)
そして橋の内部はというとトロールのような姿の吸血鬼や無法者の吸血鬼達がやりたい放題暴れ回っており、鮫島が奮闘して彼らの襲撃を追い払うことに成功した。
...しかし、その後に遥か上空から橋を襲撃したバサバサ様の前に鮫島たちは手も足も出ず、最終的に樽の中から姿を現した明さんと鮫島の二人でバサバサ様を討伐。
ユカポンたちや勝次たちは明と鮫島に戦いを任せることにし、関所のさらに先へと進み彼らとは別行動となった。
雅の息子達 三男 豹丸様戦
血の楽園編が開始するや否や、希姉ちゃんの回想で凄まじいテンポ感で急遽登場した雅様の息子。
序列は三男でありその力は大量の邪鬼を同時に相手取っても容易く蹴散らせるほど強大とされた。
希たちの話では虎の胴体(ケンタウロス形式で胴体の上に人間の体が生えている)に加え歌舞伎染みた文様の刺青が顔を覆っており、そしてギミックを多数搭載したマジックハンドを武器として用いているとのこと。マジかよ...ガリッ
…しかし、明さん達との決戦では不殺の方針を転向したのか、武器として殺意満々な大鎌を提げて明さん達と対峙することとなった。
そして明さんを始末するべく本気を出した豹丸様の半端ない範囲攻撃で血の楽園は凄まじい勢いで破壊され、戦闘中に復興を誓いながら明さんを追いかける豹丸様という尋常じゃねェ構図の死闘が展開された。
さらに豹丸様との激戦は苛烈を極め、途中ハプニングにより連載時の最後のページが6週間連続で同じ構図で終わるという半端ない超展開が続くも、ついに楽園の壁の上へ豹丸様を誘い込んだ明さん。
図体の大きな敵との戦闘経験が豊富な明さんの知謀により豹丸様は弱点である腹部を一刀両断され、無敵の再生力を持つ彼を戦闘不能状態に追い込んだかと思われた。
しかし、切り開かれた豹丸様の腹には更なる秘密が隠されていた___
マジで皆拝んで余談読まなきゃな
ネズミ曰く、平和だった頃の日本で人を殺して逃亡中だったらしい。
...弟の精二の顔を見てしまったネズミをノータイムで鏖殺しようとしていた際の鮫島の様子を見て分かる通り、一般人目線だと彼がかなり道を踏み外した人間であることは間違いないだろう。
(文明が崩壊した本土編の世界だと一周回って逆に常識人に見えるね…)
明たちと出会う前の彼は快楽主義的な乱暴者であり、「今の世界が楽しくてしょうがない」などと発言するなど、どちらかといえば人間より吸血鬼達の視点に近いような思考で動いていたことも確かである。
完全に余談ではあるが、鮫島の容姿や性格の一部、そして装備や背中に重火器を背負った点などは某シティーハ○ターの登場人物、海坊主のオマージュではないかとの声も。
やめんか 100tハンマーならぬどでかい...ハンマー...も同作品のオマージュの可能性があるんじゃ