概要
「上様が来られたぞォ!!」
壮大な大きさのトラの体躯と刺又を携えた巨人とが合体したような姿を持つ、作中でも屈指の大きさを誇る巨大な吸血鬼。
東京都のお台場周辺を数百メートルの高さの城壁で囲い、難攻不落と化した吸血鬼たちの誇る無敵要塞「血の楽園」を本拠地にしているほか、彼の胸の周囲に浮かぶ豹柄模様の斑点と顔の隈取りが印象的なためか、周囲に従えた部下の吸血鬼たちにはもっぱら「豹丸様」や「上様」などの時代劇めいた敬称で崇められている。
「ええい!近寄るでない!」
(...なぜか部下までノリノリで時代劇口調になってしまっている。)
そして、国会議事堂編の決戦を経て楽園内部へと逃走したハンディ・ハンディ様を追ってお台場へと辿り着いた宮本明たちは北沢希の兄、徹の安否を探るべく血の楽園へと潜入することとなった。
戦闘能力
「捕まえた!! 凄ェ!!一撃だ!!」「・・・・・」バンバンバンバン
雅様の息子の一人であり、強さの序列は「三男」。
逃げ出した楽園の変異種の捕獲に赴いた際には、地中を含めあらゆる方向から襲いかかってくる変異種達をさすまたの一撃で一瞬で叩きのめすという離れ技を披露した。
「帰るぞ」(変異種を肩に乗せながら)
本人自体の強さもさることながら、その人望の高さと確固たる実力で強力なアマルガムの部下達を何人も統率しており、作中ではバサバサ様に懐かれているほか凸様と凹様の2名が楽園の門番を務めている。
また、同じく雅様の息子である蟲の王の片割れのハンディ・ハンディ様からは崇拝に近い思慕感情を持たれており、ネズミからは"まるで恋する乙女"と評した。
国連軍の爆撃を無効化する邪鬼を配備した防壁を構築し、そして電気や水道を始めとしたインフラの整備で楽園に秩序をもたらしたため住民である吸血鬼からは絶大な支持を得ているものの、楽園の過去を知る住民からは豹丸様はある人間を食べるまでは凶暴な性格だったと囁かれている。
力を付けるために様々な動物や邪鬼を食べて技をコピーして、果てはあの雅様を食べようとしたこともあり、負けても「食わせろ!」と叫んでいた。その後、切断された自分の四肢を食らい復活し、上述の人間を食らい今に至る。
関連イラスト
「豹丸様ァ!!地中からファンアートが!!」
備考
血の楽園の技術力について:
楽園に入るための関所では宮本明の侵入をチェックすべく監視カメラが常時作動しており、そして食糧の輸送は鼻が敏感な吸血鬼には珍しくトラックで行うなど作中でも屈指のテクノロジーの恩恵にあずかっている事が作中での描写からうかがえる。
(おそらく発電所やガソリンスタンドなども存在しているはず....?)
(また、310話で登場した内部の特別区では、住民同士が民主的に話し合える国会議事堂のような空間も登場している。
ハンディ様曰く、豹丸様は住人達の政治やルールの決定に意見することはほぼなく、明確な不正行為がない限り口を出さないとのこと)