【機密事項】
⚠以下、漫画『アンデッドアンラック』の重大なネタバレを含みます⚠
⚠これから作品を楽しみにしている人達は閲覧注意⚠
概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する古代遺物。
ジュイスにより、世界は神によって破壊と再生を繰り返しているという衝撃の事実が明かされた。
その中で彼女のみは古代遺物・アークを使い、新しい地球へ移動することができていた。
つまりアークとは「未来行き限定のタイムマシン」であり、一人乗り専用である事や厳しい制約を成功させて起動できるものと語られた。
UNDER(否定者狩り)のメンバーであるビリーやリップは、アークを手に入れ次の世界へループすることを目的として、ユニオンと敵対していた。
なお、アークは「方舟」とも表記される。
アークに搭乗する資格
アークを使用するには、課題(クエスト)達成の際などに獲得できる大量のポイントが必要。
具体的なポイント数は不明慮だが、数件の課題(クエスト)をこなす程度では未達成とされる。
なお円卓で課題をこなす以外に、円卓のメンバーから「譲渡」される形でポイントを得る方法もある。
円卓の第一席であるジュイスは、長い年月を利用しポイントを大量に獲得することでループを繰り返していた。
既に99回のループを行っているアークはエネルギーが尽き賭けており、残り一回のループが限界とされている。
ルインの襲撃により風子が瀕死の重傷を負った際、ジュイスは月の神・ルナへ「取引」を持ちかけ、自身の全てのポイントを風子に譲渡する。そのポイントにより、風子と(輸血措置を行っていた)アンディは治療準備の整った未来へと時間移動することができた。
この時にも「アーク」が使用されたと考えられているが、その正体とは…。
※13巻以降のネタバレを含みます。
閲覧注意!!
「やっと見つけたんだ…」
「アークは円卓なんだろ」
ジュイスが、長らく秘匿していた古代遺物・アーク。
その正体とは、課題発表の際に否定者たちが座していた円卓であった。
「円卓(アーク)」の搭乗者は、Ⅰ席へ着席し起動充填(チャージ)が完了するまで決して席を立ってはいけない。もし一度でも離席すれば充填(チャージ)は始めからやり直しとなる。
起動充填(チャージ)の様相は、Ⅰ席~最後の席に在る卓上の数字が光って完了時間を示す。1席につき1分を要し、もし全11席ならば11分の所要時間が発生する。
なおアーク起動に必要な「高獲得のポイント」は、101回目の「罰(ペナルティ)・RAGNARØK(ラグナロク)」が起きる直前まで奮闘しなければ達成できないものであった。
ラグナロクが進行中に「円卓(アーク)」を起動しなければならない危機的状況が起き、大切な仲間たちが命懸けの闘いをしてる戦況下、アーク搭乗者となった出雲風子は立つ事も出来ず座してその様子を観ているしかない苦渋の戦いを強いられた。
そうして充填(チャージ)は完了し「円卓(アーク)」が起動。風子は最後のループへと旅立った。
もう一つの円卓
アーク搭乗者は「円卓(アーク)」の時空移動によって辿り着く先は、天体の一つ「月」にある2席しかない円卓。
「月」から世界を視ている観測者・ルナと対面する席位置で瞬間移動される。宇宙空間であるが呼吸など不都合なく活動できる特殊領域。領域内にいるアーク搭乗者の体感時間は数分程度だが、領域外の時間は加速度的に進んでいる。
そして【次】へ到達は「月」に出現した時と逆を行く。特異事項「破壊と創造の循環(ループ)」によって再構築された地球へ「もう一つの円卓(月にある物と同型で2席しかない)」が設置される事で準備が整い、再びⅠ席へ搭乗し地球の円卓へ瞬間移動する工程で【次(ループ後の新世界)】へ到達する。
なお「円卓(アーク)」を使用する = 「ループ」を経験する度に、到達する時代は後年へズレて行く。始めの【アーク使用 = ループ移行】では恐竜が生きる太古へ到達していたが、100回目の使用となる今次では1800年代に到達するだろうと予想された。
関連項目
【課題(クエスト)】
【アーク】 【ループ】