最新話までの重大なネタバレを含みます。閲覧注意!!
「これはゲームです」
「月(わたし)と太陽(サン)」
「どちらが望む世界となるかの」
概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する、神と対になる高次元の存在。
神が太陽から出現するのに対し、ルナは月の上に居座っている。
神と共に「自らの作り出した命が神に届きうるか」という、地球と人類を巻き込んだゲームを行なっており、神は理(ルール)の勝利に賭けUMAを追加する一方で、ルナは人類の勝利に賭け古代遺物を追加している。
喋る本型の古代遺物・アポカリプスが、それまで粗暴な口調・態度から畏まって「アナタ様」と敬語になる反応から、かなりの上位存在と窺える。
容姿
神と対照的に、人間サイズで羽衣を纏った白い発光体の姿。口にあたる部位は見られるが、目鼻など他の生物的な特徴はみられず、のっぺりした体表が更に別次元の存在であると物語っている。
仕草はどこか女性的であり、ティーカップでお茶を飲むといった、まるで人間の真似事をする高貴な雰囲気もある。
能力
宇宙空間へ単体で活動できるほか、幾つかの超常能力を有している。
対象を一瞬にして地球から月へ瞬間移動させたり、時を早めて時間移動させることも可能。時間移動された者の体感時間は数秒だが、地球にとって1週間以上の期間という時間差だった、といった異能を発揮している。
クソヤロー
神(サン)と対照的に、ルナは人類の勝利に賭け、神を殺す可能性を秘めた古代遺物を世界に追加している。
これだけ聞けば人類の心強い味方とも取れるが、その実態は人間の人生をエンターテイメントとして消費しているだけの外道である。
最期の罰(ペナルティ)ラグナロクが開始され、ループまでの時間を死に物狂いで稼ぐ否定者達。ジュイスが、仲間を神によって幾度も奪われてきた憎しみをリベリオンに込めて戦いに挑み、命を散らす様を見て、まるでゲームや映画を楽しむかのように、いやらしい笑みを浮かべ狂喜していた。
「すばらしい!!たかが人一人の怨念でサンを5分も抑えるか!!」
「しかしリベリオンの対価は命!!」
「この世界(ループ)で一番の戦力(にくしみ)は今尽きた!!」
「残り3分!どう耐える否定者よ!!」
その様子を見た風子から「あなたは否定者(わたしたち)を何もわかっていない」と言わしめた。
事実、ジュイスを失ったことでヴィクトルの憎しみは増幅することとなり、彼の猛攻によって風子のループまでの時間稼ぎは成功する結果となった。
これらの描写から、人間の命をゲームの駒程度にしか認識しておらず、神(サン)と同様に人類の仇敵であると言える。
ところがUMA側の円卓であるマスタールームの第一席・UMAソウルによると、彼を初めて追加し人間に可能性を与えたのもルナ自身であることが判明した。
ソウルはその真意を疑うが、ルナは「その方が面白いから」とこれまでと同じ享楽的な言葉を返す。だがソウルは追求はしなかったものの納得しておらず、UMAたちにすら隠されている真意があるのではないかと考えられている。
備考・余談
- 彼女(?)が常に持っているカップをよく見るとジュイスが愛用しているものとデザインが同じである。これが意味する事とは一体……
関連項目
調整者(アンデラ)・・・神へ従属する者