" 神の権限を行使し 世界の調整(レギュレーション)を行います "
概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する神から勅命を受け世界の調整(レギュレーション)を担う者たち……と聞こえは良いが、彼らの所業は独善的に思える不道徳な行動をみせている。
作中では調整者(レギュレーター)として、1人の否定者と1体のUMAが登場している。
世界の調整(レギュレーション)
世界の理(ルール)へ何かしらな不具合が発生した状況に限り、神が世界の調整(レギュレーション)を行う者たちを選抜し召喚する……と上部は善良そうだが全くの逆。身勝手と思える制圧が行使される。
世界の理(ルール)とは
謎の超常存在・ルナ曰く、UMAと否定者は理(ルール)を世界に作り出す為に存在するという。これらは「神」が理想の世界を創る為、どれもが意図を持ち追加されるのだと。
つまり理(ルール)とは「神」の意志そのものであり、課題(クエスト)で提示される以外に理(ルール)を消す行為は、決して「神」が許さない。
もし「神」の逆鱗に触れる状況や存在の出現があれば、世界の調整(レギュレーション)が開始される。
調整(レギュレーション)の開始
全ては「神」の独善と思える意思に従って、他の主張は不聴(きかず)で、強制的な執行を行う。
「神」は自己が課す理(ルール)を絶対視しているからこそ、これを阻害する存在・状況を排除し、世界(ちきゅう)へ「神」が降臨するための準備をする者たち「調整者(レギュレーター)」を選抜し地球へ召喚する。そのため彼らは不世出の存在であり、単体でも調整(レギュレーション)を行えるだけの超常的な実力を有している。
調整(レギュレーション)では「世界の理(ルール)=神の意志」を保つ為に、不要な命を排除する大量虐殺や、世界の理を司るUMAたちを強制支配など、此処彼処に「神」の邪悪と感じられる思想が垣間見える……。
故に「神」が強いる理(ルール)を解き、地球の、世界の平和を願う主人公勢にとって「調整者(レギュレーター)」は難関の理(ルール)とも言える。
余談
つまり本作『アンデッドアンラック』で用いられる「調整者(レギュレーター)」とは、上記の事柄を組み合わせた造語に類する言葉なのだろう。
関連項目
ターミネーター・・・上の存在(創造主)から勅命を受けた人造人間(アンドロイド)で、目的の為なら大量殺人や破壊行為を厭わず対象を排除(ターミネート)する。