ネオマリュ
ねおまりゅ
ネオ「ムウ・ラ・フラガってのは…、あんたの何なんだ?」
マリュー「戦友よ、かけがえのない…。でも…、もういないわ。」
概要
「ネオマリュ」とは、『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』におけるネオ・ロアノークとマリュー・ラミアスのカップリング。
なお、アニメ版においてはネオ・ロアノークの正体は前大戦で死んだと思われていたムウ・ラ・フラガその人。
記憶操作によって別人の記憶を植え付けられていたネオはムウであった自分や仲間、恋人であったマリューのことも思い出せず、マリューは苦悩することとなる。
『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』第32話「ステラ」にて、ネオはアークエンジェルに収容される。第33話「示される世界」にて、ネオの肉体のデータはムウのものだと判明する。
マリュー「この人は、ムウ・ラ・フラガよ…言わば…“肉体的には”」
しかし、ネオはムウとしての記憶を消されており、自分を見て涙を流すマリューに対しても、
「な、何だよ?一目惚れでもした?美人さん?」と言い出す始末であった。
肉体はムウでも、記憶は別人…マリューが愛したムウは、そこにはいない…。
マリューは捕虜になっていたネオをオーブで解放する。
「スカイグラスパー。戦闘機だけど、用意したから、行って」
「…貴方はムウじゃない。ムウじゃないんでしょ!!」
しかし、ムウは微かな記憶のために戻ってくる。
「っは!すまんなー。余計なことして。」
「あ…、あなた!!」
「でも俺、あのミネルバって船…、嫌いでね。」
「えっ…」
「大丈夫。あんたらは勝てるさ。なんたって俺は、不可能を可能にする男だからな」
その言葉に。
マリューは動揺した。
「ネオ・ロアノーク。CE42。11月29日生まれ、大西洋連邦、ノースルバ出身。ブラットタイプO。CE60、入隊。現在、第81独立機動軍、通称ファントムペイン大佐、の、ハズなんだがな…」
「あんたを知ってる…様な気がする。」
「いや、知ってるんだ。きっとオレの目や、耳や、腕や…何かが。だから、飛んで行っちまえなかった。あんたが苦しいのは解っているつもりだ。でも、オレも苦しい。…だが、ここに居ていいか?…あんたの、側に。」
ネオは自分の存在の不確かさに悩みながらも、マリューの側にいることを決めたのだった。
マリューは戻って来た彼を受け入れると以後行動を共にする。
そして、最終決戦のメサイア攻防戦。
タリア・グラディスの戦術によりアークエンジェルが回避したらエターナルにミネルバの主砲タンホイザーが直撃する状況を作りアークエンジェルが追い詰められる。
「アークエンジェルはやらせん!!」
ネオがアカツキでかつてのムウと同じようにアークエンジェルの盾になった時、ネオはムウとしての記憶を取り戻したのだった。
余談
当初はムウの記憶の復活に際してネオとしての記憶がなくなったかは定かでなかったが、監督の説明からネオ時代の記憶はどうやら残っているようである。
二次創作では、ネオはかつての自分であるムウ・ラ・フラガに対して嫉妬の感情を抱いたり、記憶が戻らないのにマリューに対して欲情し悶々とした思いを抱いたり、非人道的な扱いを受けていた強化人間エクステンデッドの3人への仕打ちを思い出して「ムウでない自分はマリューに相応しくない」と思い悩んだり、等々の描かれ方をしている。
基本ラブラブなムウマリュとは違った味わいの作品が多いのでチェックしてみてはいかがだろうか。