かつぶしまん
かつぶしまん
か~かっかっかつおぶし。
概要
CV:井上和彦(初代・3代目)、大塚芳忠(2代目)、山寺宏一(映画『ゆうれい船をやっつけろ!!』のみ代役)
その名の通り、鰹節をモチーフとしたキャラクター。剣術を得意とした武士。
昔は鰹で海を泳いでいた。
今では、武士と蕎麦屋の両立をしている。
鰹節を研ぎ澄ました頑丈なかつぶし剣が自慢であるが、蕎麦屋姿だと力を発揮することが出来なくなる。
蕎麦の屋台は浪人姿の時は頭にかぶる笠に収納しており、笠を振りかざすと一瞬で蕎麦屋台に変身するという物理的にありえない光景を見せている。
その上、かつぶしまんも一瞬で浪人衣装から蕎麦職人の衣装に着替えるという速技を持っている。
必殺仕事人では「畷左門(なわて さもん)」という人物が登場するが、浪人からおでん屋に転身する姿が共通している。
彼メインのエピソード( がんばれ!かつぶしまん、かつぶし先生、参上!等)やキャラクターソングも作られるなどアンパンマンのなかでは人気なキャラクターに入る。
30周年記念の人気投票ではゲストキャラにも限らず17位であった。
キャラクターの経緯
初登場は「アンパンマンとかつぶしまん」で、ばいきんまんに襲われていたのを助けたのがアンパンマンとの出会いだった。
この話のラストで武士を辞めて蕎麦屋に転身した。
(かつぶし剣を折られたショックで武士であることを辞めてしまった)
その後も蕎麦屋として鉄火のマキちゃんやソバオくん等と出会っていたが「かつぶしまんと忍者のニャンジャ」のラストで蕎麦屋を辞めて再び武士に戻った。(屋台を守ったアンパンマンの姿を見て、悪者退治が自身の役目と考え直した)
この後に鉄火のマキちゃんとは再会したが武士姿のため初めは気づかれなかった。
しかし「かつぶしまんとかまあげうどんさん」で蕎麦屋の姿を見せており「こむすびまんとかつぶしまん」のラストでも蕎麦屋の姿になっていた。
そのため蕎麦屋を辞めたという設定は次第になくなっていき「かつぶしまんとてんぷら和尚」や「かつぶしまんとクレープマン」では剣も蕎麦も同じくらい大切とまで答えている。
戦闘力
武器
かつぶし剣:かつぶし家に伝わる家宝、最高級のかつぶしから削り出した隠し味の剣。
「アンパンマンとかつぶしまん」のラストでばいきんまんに折られてしまったが「かつぶしまんと忍者のニャンジャ」で新たに削り出して作った。
その後、「こむすびまんとかつぶしまん」でカッパラスに削り節にされるもジャムおじさんから新しい剣をもらった。
以降「かつぶしまんとやきそばパンマン」や「かつぶしまんとニガウリマン」でも折れてしまった際は新しい剣を使っている。
剣技
- 気合:初登場時に披露していた。喝と叫んで葉っぱやバラの花びらを飛ばせる。アンパンマンにも伝授しており催眠メカを破壊できた。
- かつぶし一刀流:かつぶし剣を使って攻撃する。威力はバイキンメカでもバラバラに斬ってしまうほど。
- かつぶし剣三日月剣法:かつぶし剣で三日月の弧を描くようにして相手を斬る技。
- かつぶし剣円月殺法:こちらは円を描くようにして相手を斬る技。
- かつぶし剣竜巻返し:かつぶし剣を回して風を起こす技
- 心眼:心の目で敵を見る技。相手が苦手な猫の姿をしていたり、煙幕で見えない時に使う。
ややドジな面もあるが、アンパンマンワールドのなかでもかなり強いほうに入る。
アンパンマンも「とっても強いんだよ。」と評している。
誤解やばいきんまんの策略で以下のキャラクターと戦った際も互角の実力を見せている。
(ただしいずれも勝利はしていない)
弱点
かつぶしのためねこが大の苦手。
下記のように本物問わず、ねこの姿をしていたら恐怖で動けなくなってしまう。(催眠メカでねこにされた子供やねこの人形やお面でも)
そのため、ばいきんまんはかつぶしまんに仕返しをする時や、やられそうになった時はバイキンUFOをやまねこロボに何度か変形させてる。
- ネコロボット
- おばけねこ
- 忍者のニャンジャ
- バイキンやまねこロボ
- やまねこ大王
- ねこに化けたたぬきおに
- ねこるんるん
- バイキンすいこみねこ
猫以外にも化け物も苦手で「こむすびまんとかつぶしまん」ではカッパラスを見て、こむすびまんに恐怖のあまり抱きついていた。
「かつぶしまんとかみなりピカタン」では雷が苦手であったがこちらは克服していた。
蕎麦屋として
普段は基本的に武士の姿だが蕎麦の腕前もかなり高くおいしいと評判である。
他のキャラクターと共演した際には、そのキャラクターにちなんだ具材の蕎麦を作るなど探求に余念がない。
蕎麦以外にもらーめんてんしに教わってラーメンを作ることもあった。
その他、すき焼きや寿司を大好きと言ったり、「小さい頃は朝昼晩、納豆でもOKでござった」と言う等、和食が好きなようで洋風のハンバーガーや焼きそばパンには対抗意識を持っていた。
アンパンマンとの関係
オリエンタルなキャラクターだがアンパンマンとの仲はとても良い。
「アンパンマンとかつぶしまん」では、自身が披露した気合をアンパンマンなら使いこなせると実力を認めている他、アンパンマンのほうもラストで武士を辞めて去っていった時は「また会いたいなぁ。」とかなり落ち込んでいた。
「かつぶしまんと忍者のニャンジャ」では帰ってきたかつぶしまんにアンパンマンは嬉しそうにしており、かつぶしまんはアンパンマンのピンチに一度は辞めた武士の姿に戻った。
(この回では「あちこち回っていてもここが懐かしくなる」とかつぶしまんはアンパンマンのいる町のことも好きに思っていた)
「こむすびまんとかつぶしまん」でこむすびまんにアンパンマンを知っているか聞かれると「友だちでござる」と即答していた。
鉄火のマキちゃんとの関係
「かつぶしまんと鉄火のマキちゃん」で鉄火のマキちゃんに出会い惚れている。同名のタイトルで再会エピソードも存在する。
「こむすびまんとお祭りロボット」でも鉄火のマキちゃんに見惚れており蕎麦をこぼしてしまっていた。
一方で惚れっぽい性格なのか他の女性キャラクター(おしるこちゃん、ジャスミンさん、しらたき姫、おことちゃん等)に照れることもあった。