SFC版
初代
ライラット系第2惑星として登場。
様々な資源が眠っていることから、採掘争いが絶えなかった惑星。
日光に当たり続ける昼側と、日光が全く当たらず霧に覆われた夜側の2つの顔を持つ。
昼側はともかく、本来なら夜側でも天候操作をすることで資源の採掘が行われていたが、アンドルフ軍はこの装置を停止させることで、濃霧に覆われた天然の要塞とさせた。これを再び動かして資源採掘を再開させることが目的となる。この惑星を奪還することで戦況はコーネリア軍に大きく傾くとされる。
ただし、ボスのプロフェッサーハンガーはこの惑星の資源システムと直結させているため、何度でも回復が可能。一定以上の火力がないと難易度が一気に上がる。
2作目
アンドルフ軍のミサイル発射拠点として占領された惑星のひとつ。
初代と設定は一緒。本作ではナスカの地上絵のようなモニュメントが確認できる、ミステリアスな一面がみられる。地表の色や太陽が確認できない風景などからして、夜側が舞台になっているものと思われる。
難易度によっては基地に入るためのスイッチを敵が持っており、これをことごとく駆逐するのが先決になる。
64版
ペパー将軍「そんな惑星に何の用がある?危険な目に遭うだけだぞ!」
作戦No.5
禁断の惑星タイタニア
砂漠の狐
フォックス「ランドマスター発進!」
64版では砂と岩に覆われた惑星として登場。
磁気嵐がひどい上に古代文明の兵器が今も作動しているため「禁断の惑星」と呼ばれ、流石のアンドルフ軍も偵察部隊を派遣するだけに止めるほど、迂闊に手が出せない惑星である。
劇中では、セクターXのボス「HVC-09」の攻撃で吹っ飛ばされたスリッピーの救難信号を受け、フォックスはランドマスターに乗ってスリッピーを助けに向かう。
ストーリー
フォックス「ナウス、スリッピーの位置を教えてくれ」
ナウス「12時ノ方角ニ生物反応ガ アリマス」
ペッピー「前方は山岳地帯だぞ」
ファルコ「ひどい磁気嵐だ…俺達は空から探す」
後方から今なお稼働したままの古代文明の兵器が襲いくるもフォックスはこれを迎撃する。
ファルコ「戦車のほうがお似合いだぜ!」
フォックス「今度はお前が乗れよファルコ」
ファルコ「遠慮しとくぜ!」
その様を見たファルコはフォックスへと軽口を飛ばすが
ファルコ「あいつも世話が焼けるぜ」
彼は彼でスリッピーが心配な様子である。
ペッピー「…無事でいてくれよ…」
谷間を進むフォクス。
ペッピー「大丈夫か?もう一息で谷間を抜けるぞ」
それをペッピーが気に掛けるが、その直後
スリッピー「あわわわ…やられるよ〜!」
フォックス「スリッピーか?!」
スリッピー「フォックス〜やっぱり助けに来てくれたね。なんとかしてよ〜」
木の枝に引っかかるスリッピーのアーウィンを発見。何事もなかったと安堵した瞬間、その木々が突然動き出し、ランドマスターに襲いかかる。
スリッピー「わああああ〜フォックス〜!!」
地中より、古代化石怪獣 ゴラスがその姿を現す。木だと思っていたのはゴラスの腕だったのだ。
ファルコ「面白そうなことをしているじゃねぇか!」
ペッピー「フォックス、奴の腕を全部吹き飛ばしてやれ」
ファルコ「スリッピー!何をしている、早く分析しろ!」
スリッピー「このままじゃ無理だよ〜」
荒れ狂うゴラスの4本の腕の内、スリッピーを捕らえたものを除く3本をフォックスは破壊。スリッピーは脱出に成功するのだった。
スリッピー「プハ〜助かった〜すぐ分析するよ!」
ペッピー「よし、遠慮はいらん!胸をブチ抜いてやれ!」
仲間を捕らえた恨みを晴らすかのごとく、ペッピーも過激な物言いをする。
胸を撃ち抜かれ、爆発するゴラス。後に残ったのは吹き飛んだ頭部だけであった。
フォックス「全機報告せよ!!」
スリッピー「ほんと、死ぬかと思ったよ!」
ファルコ「ッたく、世話の焼けるヤツだ!」
ペッピー「まぁ、これで少しは懲りただろう!」
フォックス「帰還したら、ベノムへ向けて出撃するぞ!」
ルート分岐はなく、クリアすると防衛衛星ボルスに進むが、最終地点の惑星ベノムが表ルート(ベノム1)になるため、タイタニアを訪れるとバッドエンドが確定する。
そのため、勲章獲得などのやりこみプレイでない限り、普通プレイで訪れることはまずないだろう。
余談
64版で分岐する惑星マクベスと共にシェイクスピア作品の登場人物名となっている。
また、作戦名である「砂漠の狐」であるが、エルヴィン・ロンメルという実在した戦車部隊の指揮官がこのようにあだ名されていた。