概要
烏丸線と東西線が交わる京都市営地下鉄で唯一の自局線内の乗換駅。駅番号は烏丸線はK08、東西線はT13。
1981年5月29日に烏丸線の北大路-京都間開通時に御池駅(おいけえき)として開業。1997年5月22日、東西線開業に先立って烏丸御池駅に改称、10月12日、東西線の醍醐-二条間開通により東西線の駅が開業し、乗り換え駅となった。
東西線開業前は、単なる通過駅でありビジネス街としての発展度も低かった。東西線開業後は、京都市内唯一の地下鉄の交差する交通至便の場所として駅周辺が発展し始めている。
2008年(平成20年)には地下鉄の赤字解消策のひとつとして駅構内における商業利用の本格的な展開を開始し、金融機関のATMや、烏丸線と東西線の連絡通路に飲料水の自動販売機および休憩所をそれぞれ設置した。
但し、ホーム番号は烏丸線と東西線では別番になっている。
2010年3月19日の近鉄ダイヤ変更に合わせた烏丸線・東西線ダイヤ改正で、乗り継ぎ時間の均等化と21時台と22時台の増発が行われ、すべての方向に向かう終電を同時発車させる「シンデレラクロス」が開始された。「シンデレラクロス」は毎日23:55発のほか、2015年10月2日からはお盆と年末年始を除く金曜深夜24:25発「コトキン・ライナー」で行なっている。
駅構造
烏丸線
烏丸線で唯一の相対式2面2線の地下駅。2014年6月から12月にかけてにホームドア設置工事を行い、12月20日始発から使用を開始した。
東西線
島式1面2線の地下駅。開業時からホームドア付き。ステーションカラーは朱色。
ホームの東側階段と同エレベーターは烏丸線の四条・京都・竹田・新田辺・近鉄奈良方面行きホーム、西側階段と同エレベーターは烏丸線の北大路・国際会館方面行きホームにつながる。
烏丸線は北側の北大路方に、東西線は東側の三条京阪方に肩渡り線を設置している。2013年9月、台風13号による大雨により東西線御陵駅が冠水し、当駅から小野駅までの間で運転できなくなった際、当駅で太秦天神川方面に折り返す際に東西線の片渡り線が使われた。
利用状況
近況
烏丸線
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は34,215人である。
東西線
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は10,657人である。
乗り換え人員
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗り換え人員は47,474人である。
利用状況比較表
路線名 | 烏丸線 | 東西線 | 乗り換え |
---|---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗り換え人員 |
2008年(平成20年)度 | 28,274人 | 9,155人 | 47,322人 |
2009年(平成21年)度 | 28,463人 | 8,944人 | 49,967人 |
2010年(平成22年)度 | 29,145人 | 9,126人 | 52,348人 |
2011年(平成23年)度 | 29,854人 | 9,340人 | 52,985人 |
2012年(平成24年)度 | 30,343人 | 9,257人 | 53,752人 |
2013年(平成25年)度 | 31,801人 | 9,693人 | 55,061人 |
2014年(平成26年)度 | 32,899人 | 10,038人 | 57,096人 |
2015年(平成27年)度 | 34,401人 | 10,485人 | 59,007人 |
2016年(平成28年)度 | 35,357人 | 10,787人 | 60,246人 |
2017年(平成29年)度 | 37,179人 | 11,323人 | 61,675人 |
2018年(平成30年)度 | 38,888人 | 11,840人 | 63,340人 |
2019年(令和元年)度 | 39,742人 | 12,081人 | 63,840人 |
2020年(令和2年)度 | 24,331人 | 10,323人 | 38,391人 |
2021年(令和3年)度 | 27,003人 | 10,473人 | 41,155人 |
2022年(令和4年)度 | 34,215人 | 10,657人 | 47,474人 |