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キラーパルスの編集履歴

2024/05/17 15:33:43 版

編集者:ヤンヤン

編集内容:大幅加筆。

周期1~2秒の揺れ(地震動)のことを指す。建物、特に1〜2階建の家屋への共振反応を起こしやすいため、建物へのダメージが大きく、倒壊崩壊)しやすくさせる。

直下型地震であった兵庫県南部地震(1995年・阪神淡路大震災)や熊本地震(2016年)、能登半島地震などは、このキラーパルスが卓越していたため、建物被害(住家被害)が甚大であった。

一方、海溝型地震であった東北地方太平洋沖地震(2011年・東日本大震災)の場合、加速度は兵庫県南部地震や熊本地震よりも大きかったが、地震動の周期は最大でも0.5秒くらいで、キラーパルスではなく短周期の揺れが主体であったため、巨大地震であった割には(揺れそのものによる)建物被害は小さかった。

阪神・熊本・能登・東日本の各地震はいずれも最大震度7であったが、地震動の周期が異なっていたため建物被害の程度に差が生じた。つまり、地震による建物被害は震度や加速度だけでなく、周期によっても大きく異なるということである。

近年では、キラーパルス対策をした建物も建てられている(日本制震システム株式会社の作ったMER SYSTEMというものなど)。

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