CV:永井一郎
概要
『アクマイザー3』第24話「なぜだ?!親馬鹿ノッペラー」に登場した隊長怪人。緑色の頭部に赤い一つ目だけがあり、後頭部は手のようなもので覆われており、そこから指のような5本の角が前に出ている(ちなみに後頭部は金属板で覆われている)。裏地が赤い黒マントを着ている。
息子のノッペラーJr.を溺愛しており、彼の機嫌を損ねた相手には容赦しない。ちなみに憤慨すると頭から湯気が出る。しかし、実際はいわゆる単細胞であり、編み笠と蓑を被っているだけのイビルとガブラに気付かないなど、抜けた一面が多々見られた。おまけに頭が混乱すると暴れたくなるという指揮官としては問題のある一面もある。このように少々癖の強い人物であるが、それを除けば話の通じる相手であり、アクマイザー3も彼と彼の部隊への攻撃を極力避けていた。
連隊長メザロードとは同じ小学校出身の同級生で、出世を重ねる彼に悔しい思いをしていた。ダルニアとも知り合いで、子供の頃にラブレターを送った事もある。
武器はジャンケルだが、ザビタン達に比べると腕前は拙い。
当初はメザロードが考案した「日本沈没作戦」の指揮官として登場したが、アクマイザー3との交流を経てハト派に転向し、後に「平和党四人衆」の一人として再登場した。
ノッペラーJr.
CV:古川さとし
ノッペラーの息子。ノッペラーを小さくしたような姿をしている。父を「父ちゃん」と呼ぶ。ジャンケルは未装備。
父が占領した村で好き勝手しており、「Jr.様」と呼ばせてお山の大将気取りでいた。しかし、父親同様に根は良い。
隊長としての活躍
ある村を占領し、村の大人を借り出して水脈を捜索していたが、彼自身は「水不足に悩む村を救うため」だと思い込んでいた(おまけに水脈を掘り出した者には賞金を出すと宣言していた)。そこに村人に紛れ込んでいた南雲健二がザビタンに戻り、さらにイビルとガブラも正体を現したため、腰を抜かしてしまう。自身を懐柔しようとするアクマイザー3を隊長としてのプライドから拒絶し、逆上して彼らに襲い掛かるが逃げられてしまう。そこにメザロードが近衛隊員を率いて現れ、今回の作戦の目的は「村の地下にはダウンワールド由来の水脈があり、そこからとめどもなく溢れた水で日本中を沈没させる」事だと伝えられ、「もたもたしていると定年までヒラの隊長止まりだぞ!」と圧力をかけられてしまう。
だが、ザビタンはこの会話を盗み聞きしており、「水脈調整装置」を製作する(なぜかラグビーボール状)。兵士アグマーの報告でこの事を知るものの、同時に第2班から水脈発見の知らせを受け、さらに光彦達と催していたミニ運動会が中断された事で泣き始めたJr.が現れる。混乱しつつも部隊を二分し、自身は息子をなだめる事に専念する。やがて第1班も水脈を発見するが、自身に化けたザビタンのせいで第2班の水脈に赴いた部隊が右往左往してしまい、痺れを切らして自身(とJr.)も追いかけるが、ノッペラーからメザロードに姿を切り替えたザビタンの指示によって元いた場所に移動してしまう(その結果、第2班が見つけた水脈はイビルとガブラによって調整された)。(ザビタンはそこまで言っていないにも拘わらず)第1班が見つけた水脈をアグマーと共に止めようと尽力し、泥だらけになりつつも止める事に成功する。その働きを村人とメザロードを退治したアクマイザー3に感謝される。気分が良くなった彼はダウンワールドに帰ってアクマイザー3の仲間を増やすべく大根と凧を手土産に息子と共に立ち去った。
余談
名前からのっぺらぼうの怪人と思われるが、一つ目があるせいでそうは見えない(むしろ一つ目小僧っぽい)。
ダウンワールド由来の湧き水は第3話にも確認されているが、メザロードがそちらを利用しなかった理由は不明(湧出量が少なすぎたのだろうか?)。
彼の部隊のアグマーはノッペラーがハト派に転向した後どうなったかは不明。帰郷するノッペラー親子に同行していなかったので、まさかまだ村にいるのでは...。
声を担当した永井氏は『秘密戦隊ゴレンジャー』の野球仮面で有名だが、実はこちらの方が数ヶ月早く登場した。
Jr.の声を担当した古川氏は『宇宙鉄人キョーダイン』では葉山健治を演じていた。
関連タグ
目玉おやじ:「一つ目の父親キャラ」といえば彼。