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白音若菜の編集履歴

2024-06-04 23:41:38 バージョン

白音若菜

しらおとわかな

白音若菜とは、ゲーム『逆転検事』の登場人物である。

概要

逆転検事』第2話『逆転エアライン』に登場。年齢24歳。身長152cm。


『ゴーユーエアライン』のCA(客室乗務員)。常時、寝惚けている様な表情、態度、口調が特徴的な小柄な女性。全体的に緩い雰囲気を醸し出す、ずぼらでマイペースな性格。間延びした敬語口調で話し、語尾に「ですぅ」を付けるのが口癖。誰が相手でも会話の合間に堂々と欠伸したり、時として居眠りまでする。非常に勤務態度、生活態度がだらしない女性で、同僚にしてビジネスパートナー・木之路いちるに仕事を任せっきりにしたり、頻繁に惰眠を貪っていたりもする。接客態度も空気を読まずに、のんびり屋としての姿勢を一貫する。いちると共用している「CAルームの自分の仮眠ベッド」も散らかり放題であり、その片付けまでも彼女に平気で押し付けている。


制服の着用すら規則を破っており、いい加減に着こなした結果、後述の通り露出度の高い格好となっている。髪の纏めや手入れも怠っていて、人並外れた毛量の茶髪は全体がボサボサで、毛先が太腿に届く程の長さに達している。立ったまま居眠りすると、この膨大な量の長髪によって顔が覆い隠される。会話中に都合の悪い場面になると、故意に突然の居眠りを始めて、髪で表情を隠して本心を気取られない様にした上で、言い逃れしようと図る悪癖を持つ。


ハッキリ言って一般企業であれば、いつ処罰や解雇の対象となっても不思議ではない有り様である。普段の姿からは想像も付かないが、実は語学が堪能で、外国人の接客や外国語の書類の制作と整理を主な業務としている。ボルジニア共和国での留学経験者で、今回登場する機内スタッフの中では、ボルジニア語にも精通している唯一の社員でもある。若菜の優秀な語学力を重宝している機長には大いに気に入られており、勤務中の問題行動も全面的に黙認されている。社内では彼による優遇を一身に受ける立場から「若菜は意図的に機長を誘惑して寵愛を得ている噂」「若菜と機長は愛人関係にある噂」が流れている。なお機長は登場人物の台詞で名前のみが登場し、断片的に現状や人柄が語られるに留まっている。


いつも『ゴーユーエアライン』のマスコット・ゴーユーくんの縫いぐるみを持ち歩いている。普段はゴーユーくんを抱いているだけだが、イライラすると縫いぐるみの彼に八つ当たりし、頭を引っ張ったりしている。表向きにはゴーユーくんの持ち歩きは趣味や宣伝の一環にも見えるが、若菜本人曰く「ストレス解消の為」らしい。後述の彼女の正体を知ると解るが、かなりストレスが溜まり易い状況にいるのは事実である。人間性が正反対のいちるとは波長が合わず、しばしば諍いを起こしているので、それもストレスの一因であろうか。


名前の由来は「知らねえ」と「解んない」を組み合わせて、当て字にしたと思われる。四六時中おとぼけ者の一方、誰かに責められる時にも、その場凌ぎにおとぼけ者を演じる、彼女にはピッタリの名前と言える。


容姿

センシティブな作品

だらしない気質を反映するかの様に制服を着崩しており、巨乳美脚を強調した扇情的な格好をしている。はだけたスーツからは胸の谷間が露わになっていて、スカートの留め具がずれている為に出来た、大きなスリットからは太腿を覗かせている。『逆転』シリーズの歴代女性キャラでは随一の露出度を誇る。また歴代の成人美女キャラの中では、群を抜いて低身長で152cmしかない。だが豊満な胸と長い美脚を併せ持っていて、モデル並にスタイルが良い。ちなみに現実でもティーン誌であれば、顔とスタイルさえ良ければ低身長でもモデルになれる。


関連イラスト

センシティブな作品センシティブな作品


関連タグ

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧

逆転検事

木之路いちる 御剣怜侍































この先ネタバレがあります!






















ずぼらなCAのお目覚め

「そんな‥‥国際警察だって‥‥しょうがないから‥‥。案内したら‥‥写真撮り始めて‥‥。だって‥‥バレたら困るから‥‥。私、怖いから‥‥。私、困るから‥‥。私‥‥私‥‥。私、私、私、私‥‥」


犯行の実態

第2話で国際警察の捜査官アクビー・ヒックスを殺害した真犯人。若菜の正体は「国際警察が追っている密輸組織の一員」であり、組織内では幹部の1人に当たる。彼女はCAの立場を利用して、飛行機で輸送した貨物の記録を改竄する役目を担っていた。


事件当日、貨物室へ通したアクビーに密輸の証拠を掴まれそうになった為、焦燥感に駆られた若菜は、咄嗟に階段から彼を突き落として殺害してしまう。彼女にとって「所属組織や自分を追跡する捜査官との遭遇」「犯行を邪魔する者の殺害」は初めての事だったらしく、回想内のアクビーを突き落とす際の独白は、上記の通りで「恐怖や困惑の渦中で見せた精神面の脆さ」が窺える内容となっている。その後は現場工作を働き、ボルジニア共和国から西鳳民国へ輸出される布を使って床に付いた血痕を拭き取ると、貨物室にあった処分予定のスーツケースに遺体と布を詰めて運び、いちるの物と入れ替える事で彼女に罪を着せようとする。


ところがエレベーターでCA室に向かう最中、飛行機がエアポケットに巻き込まれ、その際に生じた衝撃によってスーツケースが開いてしまい、アクビーの遺体と所持品がエレベーター内に散乱してしまう。遺体や所持品をスーツケースに詰め直している時間は無かった為、若菜はエレベーター内に遺体を残して偽の凶器をでっち上げると、ラウンジで気を失っていた御剣怜侍の上着にアクビーの財布を忍ばせて、今度は彼を犯人に仕立て上げようとした。御剣もアクビー同様、密輸組織の捜査を目的として『ゴーユーエアライン』を訪れていた。


しかし「貨物室に出入り可能だった人物の中で、ボルジニア語を読めるのが若菜しかいない事」「アクビーの携帯電話に遺されていた画像データ」が決定的な証拠となり、御剣に犯行を暴かれて逮捕された。逮捕後は取り調べを受けているが、密輸ルートに言及されると「重要機密を明かしては、組織の人間に消される」と怯え出して黙秘を続けている。その為、作中で「組織での彼女の具体的な役割」が判明するのは、最終話である第5話『燃え上がる逆転』に持ち越される。密輸組織のボスは外国人なので、ボルジニア留学中に知り合ったのかもしれない。


意外過ぎる豹変

『逆転』シリーズの「犯罪者達による、危機的状況に陥った際の豹変」は恒例となっているが、大多数は「錯乱して自暴自棄になるタイプ」「ある程度の開き直りから悪辣さ、残忍性を含んだ本性を露わにするタイプ」「自分を追い詰めた敵対者への怒りを見せ、攻撃に集中するタイプ」に分けられる。そんな歴代犯人達とは、真逆を行く豹変を若菜は見せてくれる。


驚くべき事に、彼女は御剣の追求に対抗すべく「冷静で頭の回転の早い、強者の女性という本来の姿」を現した。天才検事・御剣との論争にも臆せず、最終的には敗北したものの、第2話という序盤の敵ながら善戦する結果を残した。巧妙に御剣の攻撃をかわして、隙の無い切り返しを繰り返す等、知能犯としての本領を発揮したと言って良い。この豹変した姿は設定資料集『逆転検事~公式捜査記録~』では『覚醒』と呼称されていたが、隠し持っていた切れ者としての本性、実力を解放させた若菜を的確に表現している。しばしば敵意を明確にするものの、態度も毅然として礼儀正しいものへ、口調も丁寧な言葉遣いで流暢に会話するものへと様変わりした。豹変前後も基本的には、相手が誰であっても敬語で話すのは変わらない。アクビー殺害の回想にて見せた独白では、動揺も影響してかタメ口になっている。


危機に直面した時にこそ冷静になる事が求められるので、この豹変は自己防衛の有効手段と言える。「ピンチの時でも冷静になれる精神力。高い知性と才能の持ち主。重要な場面では礼儀正しくなる」という3点の強味を兼ね備えた人物だからこそ、彼女は若干24歳にして「国際的な密輸組織の幹部」にまで昇り詰められたのだろう。『逆転検事~公式捜査記録~』では、スタッフの1人からも「若菜の豹変は追い詰められると、まともになるという、今までにない形で気に入っている」とコメントされた。


シャボン玉遊び

本性を現した若菜は低身長なのを除けば、年相応の色気を漂わせる容姿と落ち着いた性格を併せ持った女性に豹変する。しかし豹変後の大人びた様子とは裏腹にシャボン玉遊びを始める。


機長との怪しい関係

前述の通り「機長との恋愛関係にあるという噂」が囁かれている若菜であるが、その可能性は作中の描写や設定からして高いと思われる。初代『逆転裁判』には『逆転』シリーズ名物「豹変美女」の元祖・松竹梅世が登場するが、彼女も若菜と同じく男性上司・小中大との愛人関係が噂されている。この2人の恋仲を示唆する描写は『ストーリー・イメージ・イラスト』でイチャイチャしている小中と梅世の姿が描かれている事、犯行目的も兼ねてビジネスホテルに数日間、共に宿泊している事位しかない。梅世は悪徳企業『コナカルチャー』の正社員にして、社長である小中の秘書を務めており、公然の共犯関係にもある為、わざわざ彼に取り入らなくとも、十分理想的な生活を送れる環境にいた。


それに引き替え、若菜の正体は「密輸組織の一員で、航空会社に送り込まれて来たスパイ」という立場にある。永続的に一般人の正社員に扮した上で、秘密裏に密輸組織からの任務を円滑に遂行する為には「機長を誘惑して味方に付けるのは、効果的かつ必要不可欠な手段」と言える。その上「彼女と機長の関係性を物語る描写」は梅世と小中のそれよりも多い。「若菜は機長のお気に入り」と明言されていたり、社員の中では唯一人、直属の上司・機長からは怠惰な勤務態度を全面的に容認されて、何ら処罰を受けていない。彼女の怠惰精神の象徴にも見える、あの蠱惑的な服装も「機長への色仕掛けの一環」の可能性もある。若菜の怠け癖や寝惚けた通常状態も、密輸犯という正体を隠す為の演技だけが理由ではなく「密輸組織に関する活動と機長のご機嫌取りで、本当に多忙であるが故に寝不足に陥っているのが一因」かもしれない。


表舞台に機長が姿を現さない為に不明瞭となっているが、若菜は前述の通りの正体や描写からして、彼に対しての「色仕掛け」「枕営業」「ハニートラップ」に当たる行為に及んでいる可能性は高いだろう。現に「機長は若菜に本気で惚れ込んでいて、言いなりに近い状態と化している」との噂もある。哀れな事に彼女の方は「機長は隠れ蓑まで作ってくれる、都合の良い手駒」としか思っていない。機長が若菜の逮捕によって、今まで全く疑っていなかった彼女の本性や真意を初めて知って、ショックを受けた事は想像に難くない。これらの描写に影響された若菜のファンからは「外見や設定がエッチだから好き」という意見も挙がっている。


『逆転』シリーズ豹変美女の系譜

並奈美波→白音若菜→旋風亭風子

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