概要と由来
『ドラゴンボール』などで、掌から気の光弾を生成し、続けざまに放って相手にぶつける技のこと。ベジータが使う場面の印象が強いためか、一部では王子戦法と呼ばれることもある。
元々正式名称は無く、例えばDBのゲームであれば「連続エネルギー弾」などと呼称されていたのだが、ドラゴンボールグミのCMでベジータと孫悟空がグミを取り合うという描写があり、CM中では使う場面がないのだが、この名称(光弾がグミに見えることから)がネット上で名づけられた。
ドラゴンボールにおける扱い
ベジータの代名詞みたいな扱いであるが正確にはフリーザ軍に所属してる人間がよく使う技。その後セルゲームで悟空、ブウ編でブウやゴテンクスも使う。アニメ・劇場版で多くのキャラが使用していることから勘違いしている人が多いが"漫画において主人公サイドで使用している者はかなり少ない"、ベジータを除く主人公サイドで使ったのは悟空、ゴテンクス(作中各々1回ずつ)のみ…似た技でピッコロが17号に囲むように気弾を配置した技はあるが。使用してる印象がある悟飯とトランクスはアニメや劇場版でしか使ってない(そもそも漫画の悟飯はあまり気弾を使わない、かめはめ波すら少年期~青年期で合計3回しか使用していない)。実際、ブウが使用した時に悟空がベジータの技と言っているのでベジータの技という認識で間違いない。
そもそも初期のドラゴンボールでは基本的にかめはめ波等の必殺技としてしか気弾を使わず、サイヤ人編に入ってからもラディッツやナッパは単発気弾しか使用しないため、漫画ではベジータが使ったのが初出。その後、フリーザ軍やフリーザが使用する。これは漫画版のドラゴンボールは無名の気弾でも各々撃ち方に明らかに個性があるため、技名が無いだけでひとつの技として扱われてる可能性がある。悟空なども漫画版ではセルにしか使っておらず純粋ブウに使ったのはアニメオリジナル、セルも気弾を連射しているが左手で連射しておりグミ撃ちとは実は違う。
使用回数はベジータが群を抜いて多く、効かなかった回数も比例して多い。その為、グミ撃ち=相手の生存フラグというジンクス的なものが出来てしまった。というのも、グミ撃ちをした際、かなりの確率で塵埃が舞い、対戦相手の姿が見えなくなってしまい、そこから無傷の相手が姿を現す描写が多い為である。
ただ劇場版等アニメオリジナルでの使用例はともかく、原作のみに目を向けると少し評価が変わる。
最初の犠牲者のザーボンはそれが致命傷レベルの大ダメージを受け、悟空が使用した際にはセルがバリアーで何とか耐え、息を切らせるほどの活躍を見せた。
ゴテンクスが使用した際もブウ第二形態には有効であったが付近にドラゴンボールがある可能性があったため急いでピッコロが制止させた。
その為ダメージが有効に入らなかったのは
であり、ベジータVS純粋ブウの時は時間稼ぎという本来の目的であれば悟空もいけると感じる位には有効であった。特にブウは完全に消滅させない限りは有効打にならないことを考えるとある意味ノーカウントとも言えるので、実質的に効果がなかったのはベジータ→セル時、ブウ→悟空時くらいである。
それらの点から連続エネルギー弾はグミ撃ちで弱いと言われても原作のみの読者からはピンとこない意識の乖離が生まれている。
ゲームでは必ずと言っていいほどベジータの技に採用され、他のキャラクターよりもエネルギー弾を放つスピードが高いといった利点が付属していることもある。
原作で魔人ブウがグミ撃ちをしたシーンで悟空が「ベジータの技だ!」と発言しているなど、彼の代名詞のような扱いになっている。
関連項目
関連キャラ
ハドラー:作中にてヒュンケルとの一騎打ちでイオラをグミ撃ちで連射していた。
ポップ(ダイの大冒険):彼も作中にて、ミストバーンを相手にイオのグミ撃ち連射をした事がある。