概要
いすゞが1981年から2002年まで日本国内で生産販売していたSUVも、この動物の名が由来である。
初代(1981年-1991年)
当社のピックアップトラックであるファスター(ファスター・ロデオ)をベースに開発された兄弟車であったため、最初期は「ロデオ・ビッグホーン」という名称であった。
エンジンは、ガソリン仕様とディーゼル仕様が登場。
初代は当初貨物車両として登録され、ショートバン、ロングバン、ショートソフトトップの3ボディタイプを設定。
後に5ナンバーの乗用車仕様のワゴンタイプが登場。
当初はエンジンやサスペンションなどで不評を受けており、マイナーチェンジでの改良を続けた。
その一方でオフロードでの走行性能は早くから評価されており、2代目も含めてRVブームが本格化する1980年代末から、他の国内メーカーやGMへのOEM車の主力として活躍する。
2代目(1991年-2002年)
2代目はすべて3ナンバーの乗用車となる。
ディーゼルエンジンは規制のため別の形式となり、5回のマイナーチェンジを行った。
1993年のいすゞの乗用車事業撤退表明後も販売されていたが、2002年に日本国内での販売が終了。
その後はOEMも含めた輸出専用車としては製造されていたようであるが、2003年にこちらも完全終了となった。
関連車種
ビッグホーンは初代と2代目はスバルやGM、2代目はアキュラを含むホンダ(ホライゾン)にもOEM提供されている。
GMグループでは2代目が「シボレー・トゥルーパー」として、オペルとボクスホールでは「モントレー」、ホールデンでは「ジャッカルー」の名で販売された。
スバル・ビッグホーン
1988年から1993年まで発売。
外装の違いはほとんどなかったが、通常スバル車につけられる「六連星マーク」はなかった。
1993年に販売終了するが、これはジェミネットIIおよびアスカCXとの交換OEM契約満了によるものとされている。
これ以降、フォレスターが登場する1997年まで富士重工業からSUVが存在しない時期が続いた。
外部リンク
関連項目
ビックホーン(表記ゆれ)