アマガミ
あまがみ
概要
過去にエンターブレインが発売したゲーム『キミキス』のスタッフが制作に携わる。
キャラクターデザインは『キミキス』と同様、高山箕犀氏が手がけた。
前作『キミキス』が夏を描いた作品であるのに対して、本作は冬が舞台となる。
広告展開におけるキャッチコピーは、「雪降る夜に、届けたい想いがあります」。
ゲームの目的
クリスマスまでの約40日間に意中の女の子と素敵なクリスマスを迎えること。
登場人物
メインキャラクター ※太字は、メインヒロイン
- 橘純一(CV:前野智昭)
- 絢辻詞(CV:名塚佳織)
- 桜井梨穂子(CV:新谷良子)
- 棚町薫(CV:佐藤利奈)
- 中多紗江(CV:今野宏美)
- 七咲逢(CV:ゆかな)
- 森島はるか(CV:伊藤静)
- 上崎裡沙(CV:門脇舞以)
サブキャラクター
バリエーション
フルプライス版(無印)
2009年3月19日にPS2向けに発売
世界観
時代設定
アマガミのストーリーは1990年代末期の日本の地方都市を舞台にしている。
ゲーム内に登場する文化もこの時代に準するものとなっている。(ゲームセンターで音ゲーがブーム、高校生が誰も携帯電話を所持していないなど)
輝日東(きびと)
主人公たちが住んでいる架空の街。
現実世界の関東地方の沿岸部をモデルにしているようで、銚子市周辺のランドマークなどが登場する。
テレビアニメでは実際に銚子市でロケハンが行われ、背景画などが現実の銚子市に準じたものになっている。
隣街として『輝日南(きびな)』という街が存在し、こちらは前作キミキスの舞台である。
輝日東高校
主人公とヒロインが通っている架空の高校。
私立高校のようで、校内には常設の温水プールや理事長家から寄贈された茶室などが存在する。
体育の授業では温水プールを利用して通年で水泳授業が行われている。
毎年12月24日には『創設祭』というクリスマスパーティーが行われており、これに女の子と参加するのが主人公の目標の一つである。
本作のグラフィッカーである高山箕犀氏の母校である『茨城高等学校』がモデルになっているようで、同校には温水プールなどが実在する。
また、主人公が勝手に使っていた『隠し教室』も似た構造の部屋が生徒会室として実在していたそう(建て替えで現存していない)
他作品との関わり
製作スタッフが同一のゲームやアニメと世界観を共有しており、設定や内容などに関連性が見られる。(『キミキス』『セイレン』)
『キミキス』は『アマガミ』から7〜8年後の世界だと語られており、両作品のキャラクター間には本来、その分の年齢差が存在する。『アマガミ』ヒロイン達とは『キミキス』の川田知子が、『キミキス』ヒロイン達とは『アマガミ』の七咲郁夫が、それぞれ同世代に該当する。
地理的には『アマガミ』は輝日東、『キミキス』は輝日南という地域が舞台となっており、互いに隣接した位置にあると思われる。
『セイレン』は『アマガミ』から9年後の輝日東高校を舞台にしたアニメで、アマガミに登場した小学生が主人公の同級生として登場する。
メディアミックス
令和に帰ってきたアマガミ
2020年7月1日、発売10周年として無料動画配信サービス「GYAO!」でアニメ版アマガミSSおよびSS+が期間限定配信され、界隈は想像以上の大盛り上がりとなり、Twitterトレンド入りを果たした。
そして2022年4月16日、突如として完全新作ASMRボイスドラマが発表された。
再び界隈は大盛り上がり。
1ヶ月後の5月17日15時、KADOKAWAの音声作品配信サイト『mimicle』のサービス開始と同時に満を持して桜井梨穂子編が発売。43分のボリュームで2200円という値段で販売されている。
同時に七咲編の収録も済んでいる事が担当声優より発表されメインヒロインの個別販売がほぼ確定的となり、第二弾森島はるか編が同年6月24日に発売。今回はチョイ役として棚町薫がゲスト参戦。さらにサブキャラの塚原響も登場する内容でファンを驚かせた。後にまさかのサブキャラがとんでもないインパクトを残す事に...
その後も順当に発売され、中多紗江編が発売された7月22日には過去2作に「きみ、あなた」という呼び方のゲーム版トラックの無料追加アップデートが行われ、その後発売されたヒロイン編も通常盤とゲーム版がセットで販売となり、11月25日の絢辻詞編で6ヒロイン分の作品が揃いひと段落が発表。
...と思った矢先に2023年2月予定で6作全ての購入者に上崎裡沙編の無料配布が発表された。
まだ出ていないヒロイン?編への期待、このサブキャラ編が欲しい!という意見も根強く、2周目含めこれからも展開に期待したい。