PS2用恋愛シミュレーションゲーム『アマガミ』の主人公のデフォルトネーム。通称「橘さん」。
プロフィール
キャラクター概要
桜井梨穂子とは幼馴染、棚町薫とは中学からの同級生、梅原正吉とは小学校時代からの付き合いで親友且つ悪友の間柄、美也は妹である。
妹の美也に対しては、色々と手を焼きつつも結局甘やかすことが多い。
2年前、告白した女の子からクリスマスデートの約束をすっぽかされて失恋したという苦い経験があり、それ以来恋愛やクリスマスに対して苦手意識を持っている。その影響か人の好意に対して非常に鈍感な一面がある。
彼にとってこの出来事は「トラウマ」と呼べるほど深い傷を残しており、恋愛やクリスマスの話題に遭遇するたびに、彼は気分の落ち込みを引き起こしていた。しかし、高校2年生も終盤に近付いてきた初冬、今年こそはクリスマスを女の子と過ごそうと一念発起するところからゲームは始まる。
大の「お宝本」好きであり、コレクションと称してマニアックな本を収集するのが趣味。更にこのコレクションを学校に持ち込み、人目に付かない校内の『隠し教室』に保管していつでも読めるようしているなど、異常とも言えるほどお宝本に執着している。
彼にとってお宝本はトラウマなどによって落ち込んだ気分を平常に戻す作用があるようで、無意識のうちにお宝本を読むなど、いわゆる依存ともとれるような状態となっている。
加えて、自宅の押入に蛍光ペンで書き入れた自前のプラネタリウムを持っており、トラウマ関連でひどく落ち込んだときにはここへ引きこもる癖がある。前述の『隠し教室』もまた彼にとっての避難所となっている。
ゲームや漫画好きで、放課後はしばしばゲームセンターを訪れ友人と格闘ゲームに勤しむ。妹が持つ少女漫画も愛読するなど、マンガのジャンルも問わない。
なお友人関係や普段の行動からして陽キャな部類であり、オタク的な文化には疎かったりする。
お宝本の影響なのか変態的性癖と非常にマニアックなフェティシズム、
そしてイザという時の異常な行動力や紳士性を持ち合わせており、
主人公にもかかわらずプレイヤーに人気がある。
その特殊な性癖をもってプレイヤー同士の心をつないでくれる存在であり、主人公の変態性を楽しむのもアマガミというゲームの魅力の一つである。
なお、その部分ばかりクローズアップされがちだが、正しい意味でも紳士である。
性的には倒錯しているが根っ子の部分はフェミニストなキャラでもあり、コミュ力も非常高い。
自分の利益ならないようなことでも喜んで引き受けてしまう純粋な優しさを持っており、利己的にしか行動できない絢辻詞の興味をひいたりもする。
行動から僅か数週間で交流がなかった七咲逢や中多紗江と言った後輩、森島はるかのような先輩と年下から年上まですぐ打ち解けている。
本人は過去のトラウマ、そしてある人物の影響により「自分は恋愛が苦手」「非モテ」と決めつけているが、実際は外見内面ともに非常にモテる人間であり、ゲーム開始時点でも彼に好意を抱いている人間は多い。
問題はそれをかき消すほどに性癖部分が強烈過ぎる事だが。
学生としてもポテンシャルは非常に高く、将来刑事になっていたり、2年生のクリスマス後から絢辻さんと同じ学校に行くために猛勉強し合格する、制服のまま競泳水着を着た七咲に追い付くなどとんでもない潜在能力の持ち主。
元々絢辻さんに次いで成績が高いので妹に勉強を教える場面もある。
が、森島先輩のスキbadでは太り始め「部下に恵まれないようね。」と言われる程落ちぶれたり、アニメでは塾の合宿に強制連行される(後に無事合格しているが)など環境によってはポテンシャルを発揮する事が出来なくなる。
ちなみに髪型などの容姿は前作の主人公と瓜二つで描かれている。
ゲーム内で確認できる私服は青いジャージだけであり、クリスマスのデートだろうがキスシーンだろうがこの服装で写りこむ。
セイレンでも桃野今日子ルートの過去回想で彼らしき人物が確認できる。
橘さん
pixivのイラストでは橘さん繋がりで仮面ライダーギャレンの姿で描かれる場合もある。特にヒロインのコスプレや水着姿を陰からチラ見してるシチュエーションが多い。
しかし、なぜか名前繋がりで「いい台詞だ」「感動的だな」「だが無意味だ」ネタでは全く扱われない。
なお橘役の前野氏は後に仮面ライダーOOOで怪人役を演じている。