前田一也
まえだかずや
※アニメで判明。ただし、誕生日は不明。
新見遙佳とは幼馴染、間咲ののかとは中学からの同級生、果音は妹である。
目立つことが苦手で、何事も事なかれ主義。飽きっぽい性格が災いし、これといった趣味に没頭することもなかった。
夏休み最後の日に父親からお古のデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)を譲り受け、ファインダーの向こうに広がる世界に興味を持った。それによって二学期初日に数多くの女性と知り合い、さらに今まで経験したことがなかった部活への所属もするようになるなど、大きく運命を変えることとなった。
姿はゲーム中に全く出てこないが、誰からも果音とは「全然似てない」と言われるうえに美人な新見とは全く釣り合っていないとからかわれる(それが原因で距離を置くようになった)ことなどからあまりイケメンではないらしい(その割に他のヒロインとの交流についてはあまり言われないし、特に気にもしないが)。
大谷桃子曰く「これといって特徴がないのが特徴」。
一応、デザインの設定だけは各種コミカライズやアンソロジーのために用意されており、ビジュアルワークスでの作家への説明には「前髪は眉毛と同じか少し長い」「気持ち面長」「髪の毛は黒系で果音と似た感じ」とされ、決定稿では目が大きく童顔で、中分けの髪型をしている。一方アニメ版のデザインは髪型や目つきがこれからやや離れており、初期案に近い。
容姿は前作の主人公と比べるとやや釣り目で少しツンツンした濃茶の短髪の少年。
また、開始時点で登場人物に知り合いは上記三名ぐらい。全員女性だがリア充かと言われると割とよく話すのはののか(男女関係なしに話せる)と果音(妹)ぐらいで、男性の知り合いは写真部に入部した場合のその部員以外は全くいないのでむしろ友達は少ない(前作にあたるいわゆる親友キャラは今作では存在しない)。写真を撮るようになってから一気に女性の知り合いが増えたことは作中の会話でもヒロインにつっこまれたりする。
中学生時代から「女の子にもてたい」という理由でダーツ・ビリヤード・ギターなど様々な趣味に手を出しているが、飽きっぽい性格のため長続きしていない。このせいでののかからは「だっつん」(ダーツ由来)というあだ名で呼ばれている(他にもエレキギターの「エレキ」やビリヤードの「ビリー」がある)。ただし、ダーツは現在でもマイダーツを所持しており、下校デート時にはダーツカフェに誘ってビリヤードかダーツをすることになる場合がある。カメラは長く続けられるという自信があるようだ。
幼少期の得意スポーツはサッカーだったが、あることが原因で距離を置いている。
運動神経も平均らしい力仕事は得意でよくかってでている。また、両親が仕事人間なためか、家事も一通りこなせるようである。ほどよく真面目な常識人であり、温厚で優しい性格の持ち主。人を邪険にすることは滅多にない。
果音をとても大切にしており、距離を置きつつも遙佳のことを気にかけている。
遙佳や果音とは対照的に、人の目をかなり気にするところがあり、クラスでは目立たないようにしている節がある。それでも決してノリが悪いわけではないが、周りが癖の強い人間ばかりなため、基本的にツッコミに回ることが多い。
基本は事なかれ主義であり第一印象は頼りないが、人の悩みを親身に受け止めることができ、時には解決のために大胆で奇想天外な行動をおこす。
アニメではストーリーHを基準に作られているためかラッキースケベの頻度や変態的な言動が多い。また、原作と違い表情を見れたりボイス付きでセリフを聞けるということもあってか、原作では何気ないイベントでもものすごい強烈なインパクトを残すようになっている。特に第2話で室戸亜岐の弱みを握った時の清々しささえ感じられるほどのゲスな表情とその話を爽やかな声で締めたことが大いにネタにされた。このシーンのために視聴継続を決めた視聴者もいるとかいないとか。
その後もアバンタイトルでラッキースケベに際して謎のセリフを発したり、写真部員から渡されたエッチ本を持って帰って熟読(原作ではフォト部を恐れて部室に置けないため持って帰ろうとしたが失敗、中身は1Pも読んでいない)したり、尺や構成の都合などでイベントシーンの一部がカットされたりしており、どんどん原作から人物像がかけ離れていく。特に原作未プレイの視聴者からは「相原さんや橘さん以上の変態」「心底ゲス」「失敗しても同情できない」と散々な言われようである。第5話以降原作同様の真摯な姿も見せるようにはなるが、上記のありさまなので説得力皆無で、これについて担当声優の島﨑信長は「ルートごとに性格が変わります」とまで発言している。
また原作と違い名前不明の男性の友人が数名確認されており、それなりに交友関係はある模様。
『キミキス』の相原さんや『アマガミ』の橘さんと比較すると突き抜けたような紳士的言動は少ないが、カメラを持って考えることが「女の子を撮りたい」ということであったり、場所や相手の服装に関係なく写真を撮ろうとしたり、妹やヒロインの胸が気になったり、下校時にデートに誘ってポッキーゲームをやったり、プールのフェンスが欠けてるのをいいことに隠し撮りしたりとなかなか紳士的な言動を見せる場合も多い。ただ、性格は最初にある程度設定は可能(マッチング会話の選択肢に影響)だが、根っこはせいぜい年相応程度でそこまで変態ではない。むしろヒロイン一人一人が抱えている問題や悩みに対して真摯にぶち当たっていき、そのために奇想天外な発想をすることや細かい努力を惜しまないその姿はまさにイケメンである(特に舞衣L、実原Lや深角で顕著)。基本的にエロいことよりもシャッターチャンスを常に追い求める人間であり、面白ければ写真に撮ってしまおうとするカメラが芯まで染み込んだ人間だといえよう。上記の通り、目立つことが苦手といった設定は、キミキスの星乃結美と本作の深角友恵と共通している。明らかに無理な姿勢で写真を撮影したり、(仕様とはいえ)猛スピードでカメラのレンズを取り換えたりするので、一部プレイヤーからは「実はサイボーグなんじゃないか」とネタにされたりする。
ちなみに、『キミキス』『アマガミ』の主人公の一人称が「僕」だったのに対して、彼の一人称は『俺』である。
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