概要
ぷに神の闇とは、ぷにぷに妖怪VSカチカチ妖怪の後のストーリーである。このシリーズではぷにぷに工場長の孫のレンが、ぷに神に溜まったケガレが具現化したぷに神 ケガレ達に奪われた工場の歯車を取り返す物語となっている。工場の歯車を取り返すため、レンは歯車を守る四天王達の力を借りながら四天王のケガレに挑む。
またこのシリーズのストーリーが複数の時空を移動する、つまりは他妖怪ウォッチシリーズ世界へ赴くことになるため、味方、敵キャラの既存キャラクター派生姿参戦もさることながら、ストーリーのゲストキャラクターとして、フォーエバーフレンズから高城イツキ、下町シン、シャドウサイドから天野ナツメ、月浪トウマ、有星アキノリ、妖怪学園Yから寺刃ジンペイ、小間サン太夫が出演するなど、クロスオーバーの要素が強いのも特徴である。
登場人物
ぷにぷに工場サイド
レン
ぷにぷに工場長の孫。襲撃されたぷに工場を救うため、「ぷに神ウォッチ」を手に立ち上がる。(ぷにぷに公式Xより引用)
本イベントの主人公。工場長の孫となっているが、血縁関係は無い。(工場長曰く、「工場の前に捨てられていたところを拾った。ほっぺたが工場のぷによりぷにぷにしていた。」と語る。今はどうなんだ・・・?)
四天王の力を借りるため、様々な姿に変化する。武器や衣装と同様、種族は受け継ぐ四天王の力に影響される。なおシリーズ外のぷにぷに8周年イベントにおいて、四天王の力を使用しない格闘スタイルでの種族はポカポカ。普段から刀を腰に差しており、一通りの武器は使えるのかもしれないが詳細は不明。
東天 持国天
ランク:ZZ
種族:ニョロロン
必殺技:東天・蛇円斬
「東の歯車」の守護神。親しみやすく穏やかな性格だが、脅威に対しては容赦せずに蛇のようにしなる長剣を振るう(妖怪大辞典より引用)
乾闥婆(けんだつば、老いらんの派生姿)と毘舎遮(びしゃしゃ、メラメライオン派生姿)を配下とする。
ぷにぷに工場が襲われた第一弾で登場。ぷに神ウォッチを与えられたレンに自らの力を託し、使い方を指導する。左目を眼帯で覆っているのだが、その下がどうなっているのかは謎のままである(ケガレは眼帯が割れて光っている)。武器の蛇刀は必殺技の時には伸びるらしく、それは力を授かったレン(持国天式)にも受け継がれている
西天 広目天
ランク:ZZ
種族:フシギ
必殺技:西天・天命豪筆
ぷに工場の動力源の一つである「西の歯車」の守護神 広目天。規律を重んじる真面目な性格で世界の秩序が乱れぬよう常に3つの眼を光らせている (妖怪大辞典より引用)
富単那(ふたんな、天狗王クラマ派生姿)と那伽(なーが、FF版カラス天狗派生姿)を配下とする。
第二弾で登場した四天王。ウォッチが指し示す「過」の時空において、シンやイツキと共に奪われた歯車を探していた。礼節に厳しくレンにも言葉遣いを指摘してはいたが、ともだちになった時のセリフにもあるように、協力を求める者には親切。四天王唯一の回復技の持ち主でもある
南天 増長天
ランク:ZZZ
種族:イサマシ
必殺技:南天・鉾神突
ぷに工場の動力源の1つである『南の歯車』の守護神 増長天 。派手なことを好む陽気な性格で悩む人の暗い気持ちを晴らし前に進ませるのが生きがい。 (公式Xより引用)
鳩槃荼(くばんだ、ミッチー派生姿)と薜茘多(へいれいた、亡霊番長派生姿)を配下とする。
第三弾で登場した四天王。ウォッチが指し示す「未」の時空において、ナツメ達と一緒に歯車を探していた。先に登場した持国天や広目天より随分と気さくな言動なせいか、レンに「ノリが軽い」と感想を持たれるものの、元々異変を調査していたナツメ達が襲われていた所を助けるなど、四天王としての仕事は真面目にしている模様
北天 多聞天
ランク:ZZZ
種族:ゴーケツ
必殺技:北天・清澄聞突
ぷに工場の動力源の1つである『北の歯車』の守護神・多聞天。感情に左右されることなく、クールに様々な声に耳を傾け、目の前の問題に取り組む。 (公式Xより引用)
善膩師童子(ぜんにしどうじ、ティーダス少年派生姿)、吉祥天(きっしょうてん、クロックレディ派生姿)を配下とする。
第四弾で登場した四天王。ウォッチが指し示す「遠」の時空において、力を奪われたまま無茶な戦いぶりをしていたらしく、吉祥天達に止められていた。両目を布で多い感覚を研ぎ澄ませて戦うスタイルらしく、ともだちになる時は「視覚に頼ると見えるものも見えなくなる」と言う。布の下がどうなっているのかは不明(ケガレは目の部分が布の上から青い炎を出している)
四天守護王
ランク:ZZZ
種族:ポカポカ
必殺技:四天断空斬
妖魔界の危機に立ち向かうため、ぷに工場の『歯車』を守る4人の守護神が融合した姿。蛇・鷲・蠍・龍の神獣を宿し、その身に荘厳なる力を秘める。 (公式Xより引用)
四天守護王の加護を受けた神聖な装具を身に着けた四天オロチ(ライト)と四天キュウビ(ライト)を配下とする。
四天王達が第五弾において、それぞれのケガレが倒されたことにより、力を取り戻し融合できるようになった姿。ちなみに融合しても普通に分離は可能。強大な力をレンに与える事になるので、うまく使いこなせるようになるまで自分の空間の中で修行をさせていた。「断空斬」と言いながらも必殺技演出はビーム砲である。
ぷに神(天真式)
ランク:ZZZ
種族:プリチー
必殺技:ぷに神の天恵
大いなる力を行使するために顕現した、ぷに神の真の姿。爛漫な少女の笑顔が活力を与え、慈愛に満ちた、やわらかな光で、すべての者を優しく包み込む。 (公式Xより引用)
ケガレから奪われた力をどうにか取り戻した、ぷに神の真の姿。(なお、ぷに神ケガレが倒されていない状態でどうやって力を取り戻したのかは不明である)従来のシリーズで見せていたまんまる我儘ボディから想像がつかない程愛らしい美少女の姿で実装され、ユーザーを驚かせた。
なおこのシリーズ発端の元凶ではあるのだが、結局禊がどういうものなのか、何故禊を行えなかったのか等の明確な理由は明らかにされていない
帝天 帝釈天
ランク:zzz
種族:ブキミー
必殺技:帝天・武剛曼荼羅
力にしか興味を示さない、ぷにぷに工場の守護神。四天王をまとめる立場にあるが、気まぐれで居所がつかめず、拳ひとつで四天王を凌駕する。 (公式Xより引用)
騒動が全てが解決した後に現れた、本来工場を守護するぷに神の配下であり、四天王の上司。いなかった理由は強者を求めて放浪していたため。再び工場に危険が及んだ時に不在だと困る、ということでレンに呼び出された。なお騒動時、帝釈天がいれば戦況が変わったかどうかは定かではない
ケガレ
ぷに神ケガレ
ランク:Uz
種族:ウスラカゲ
必殺技:怨黒蓮狂華
ぷに神に溜まったケガレが具現化した邪悪な分身体。憎悪と欲望にまみれており、触れたすべての者を闇に堕とし、邪な心を無理やり引きずり出す。 (公式Xより引用)
ぷに神が多忙ゆえにぷにぷにを作る際に禊を忘れ、たまった穢れが具現化した、このシリーズのラスボス。ぷに神が少女であるのに対して、ケガレは少年である。
最終目的は世界を無に還すことであり、別時空で発生した際はその時空を滅ぼしている。
双邪乱雅(シャドウサイド義経派生姿)、乱姫(シャドウサイドお松派生姿)を直属配下とする。
なお配下として他シリーズのラスボスである鬼王羅仙やマゼラボルトをもケガレさせているものの、流石にこの二人は悪玉としての精神力が強く、制御はしきれていない
ぷに神ケガレ(終焉体)
ランク:Uz
種族:ウスラカゲ
必殺技:怨黒蓮狂華・終幕
様々な時空で生み出してきた、ケガレたちの力を取り込んだ、ぷに神 ケガレの最終形態。世界の終わりを告げるパワーで、すべてを絶望で塗りつぶす。 (公式Xより引用)
ぷに神ケガレが最終決戦で見せた姿。
倒したはずの四天王ケガレを復活させ、さらにMTバウンサーのケガレ体をも発生させる
持国天 ケガレ
ランク:ZZZ
種族:ウスラカゲ
必殺技:暗黒・大蛇派
ケガレに染まった持国天から生み出された、邪悪な分身体。身体に巻き付いた大蛇を自在に操り獲物を捕らえ、ゆっくりと締め上げさせる (妖怪大辞典より引用)
ケガレに染まった山吹鬼やオロチを配下とする
広目天 ケガレ
ランク:ZZZ
種族:イサマシ
必殺技:堕天・黒鷲派
ケガレに染まった広目天から生み出された邪悪な分身体。まがまがしい黒い翼をもつ鷲を従え、獲物をつぶさに観察すると獣の狩りの如く確実に仕留める (妖怪大辞典より引用)
ケガレに染まった紫炎や猫又を配下とする
増長天 ケガレ
ランク:Uz
種族:ニョロロン
必殺技:蛇毒・蠍乱舞
ケガレに染まった増長天から生み出された邪悪な分身体。不気味な蠍と毒針を巧みに操り、獲物が動けなくなったところを確実に仕留める残忍さを持つ。 (公式Xより引用)
ケガレに染まった酒呑童子や洞潔を配下とする
多聞天 ケガレ
ランク:ZZZ
種族:ブキミー
必殺技:闇夜・邪龍牙
ケガレに染まった多聞天から生み出された邪悪な分身体。自らが敵とみなした者は排除するまで執拗に追跡し、最後は龍に命じてトドメを刺す。 (公式Xより引用)
ケガレに染まった剣豪紅丸やエルゼメキアを配下とする
その他陣営
黒衣の剣士
ランク:Uz
種族:ゴーケツ
必殺技:無式・烈光斬
黒衣をまとった凄腕の剣士。レンの甘さを厳しく非難し時にその刃をレンに向ける。鋭くも哀しみを湛えた眼差しで敵を一刀のもとに斬り伏せる。 (公式Xより引用)
シリーズを通してレン達の前に姿を見せる謎の剣士。実力は凄まじく、レンが倒しそびれた四天王のケガレを一刀の元に斬り伏せている。ことさらレンに対して辛辣な態度を取るが、それには深い理由があり─────
邪神 カチカチ(魂魄)
ランク:ZZ
種族:ウスラカゲ
必殺技:ソウルフル・カチマゲドン
かつてぷにぷに工場を襲い封印されていた邪神カチカチ。魂だけになっても強い力を持ち封印されてもなおぷに神を倒すチャンスを狙っている。 (公式Xより引用)
大神官カタイ(魂魄)
ランク:ZZ
種族:ウスラカゲ
必殺技:ソウルフル・カチカチ・ワールド
かつてぷにぷに工場を襲い封印されていた大神官カタイ。魂になっても間が抜けておりあの邪神カチカチでさえも発言に困ることがあるらしい。 (公式Xより引用)
最終決戦で世界が崩壊寸前になったことにより、封印がとけて現れた二人。世界の崩壊を良くは思っておらず、不本意ながらもレン達に協力、後に合体してカチ超神 バリカタへとパワーアップする。
余談
本作に出てくる四天王は、仏教に出てくる四天王が元になっている。また、四天王の配下も、殆どが仏教内でも配下となっている。
仏教に出てくる者との区別の為四天王や配下達にはリンクを付けていないがもしも興味があれば「仏教における四天王達」のリンクから確認してほしい。
仏教における四天王達
持国天 広目天 増長天 多聞天 (なお、多聞天はあの上杉謙信が信仰していた神、毘沙門天と同一人物(神物?)である)
なお、仏教内における多聞天の配下は羅刹、夜叉であり、吉祥天は配下ではない。吉祥天は多聞天(毘沙門天)の妻とされている。また、善膩師童子は彼女と多聞天の子である。詳しいことは毘沙門天の記事から確認してほしい
ちなみに那伽(ナーガ)だが、仏教、あるいは神話等においては個体名ではなく龍族の総称ではあるものの、ぷにぷににおいてはカラス天狗(FF版)の姿をしている。