陽夏!悪龍?童話の王国!
ようかあくりゅうどうわのおうこく
期間限定エリア「シムランカ」
新規実装キャラクター
新コスチューム
ストーリー
※以下ネタバレ注意!任務クリア後の閲覧を推奨します。
此度のキャスト
1ページ目
ある日旅人とパイモンは、自分達に届けられた「不思議な本」のページを開いてみたところ気を失い、見知らぬ場所で目を覚ます。
そこは折り紙の動物やゼンマイ仕掛けの人形が命を持って動き喋っている、奇想天外な「童話の世界」だった。
早々に出会ったネズミの長老アーモンドは、この世界「シムランカ」に伝わる「異世界の勇者とその仲間が、この世界に再び平和をもたらすだろう…」という預言を教える。
今この世界は突如現れた「悪龍」に荒らされ、この土地の住民の生命維持に必要な「魔水」を提供する酒場も閉まってしまったのだという。
帰る方法を探しながら彼らを手伝うことにした旅人は、同じく突然この世界に来たニィロウに出会う。「森の妖精」の役割を与えられていた彼女と共に酒場を修理し、ニィロウが得た"魔法"で色が欠けた酒場や森は見事復活を果たした。
2ページ目
旅人とニィロウが次に向かう先は、この世界の首都「オルビット城」。
そこへ向かう積み木の「海上列車」で寝ていた綺良々と出会った一行は、早々に別行動となった後、城の入り口で「国王陛下」の役割を与えられていたナヴィアと再会。
此処でも、この世界の天を構成するパーツだった「星」が悪龍によって散らばってしまい、同時に「創世の女神」が敷いた住民達を守る運命にも狂いが生じてしまった模様。だが星を戻して天のギアを再稼働させれば、どの道住民から"定められた運命"は消えてしまうのだという。
散らばった星を集め、侵入した魔物を倒しながら、城の最上階に到達したナヴィア達は、変革を恐れるあまり抵抗する民も説得し、夜空のオルゴールを元に戻した。
3ページ目
遂に悪竜が巣くう「積み木鉱山」に向けて海上列車を飛ばした一行だったが、何と鉱山は破壊され無数の浮島になっており、皆も崩れたレールから奈落に投げ出されてしまう。
目を覚ました旅人が見たのは無事な仲間達と、偶々居合わせ皆を助けてくれた笠っちの姿。
彼はこの世界に呼ばれた際、「勇者」の役目と剣を与えられたと忌々しく語る。つまりシムランカの勇者は旅人ではなく彼だったのだ。
そのまま一行は滝裏の住処に乗り込み悪龍討伐に臨むが、戦いの中で向こうが吐く霧に含まれた「記憶」を感じ取り違和感を覚えていく。
実は龍は優しい心を持っていたが、「この世界の悪役」として生まれ、凶悪な姿と力を持っていたが故に意図しない破壊を振り撒き、住民達から嫌われ恐れられ、荒んでしまっていたのだ。そして唯一の理解者だった作者である「母」も、既に亡くなってしまった。
置き去りという"裏切り"に苦しみ、「自分の存在を歴史から消し去りたい」と願う。そんな境遇を他人とは思えなかった笠っちは、その願いを否定し優しく声をかける。
何者も君を定義はできない
何者も君の心を否定はできない
さあ、その名を思い出せ——
もう大丈夫だ…
戦場が崩れた下の空間には、「舞台裏」とでもいう小さな書斎があり、皆はそこで真相を知る。
「シムランカ」の正体は、今は亡き魔女Mが作った物語を、魔女A(アリス)と魔女B(バーベロス)が本物の小世界に昇華させたものだった。
そして魔女R(レインドット)が造った現実のドゥリンに末路を悼んだMが、「せめて物語の中では幸せに暮らして欲しい」と創作したのが「シムランカのドゥリン」だった。
だがシムランカの完成度の高さ故、彼を現実で邪龍と恐れられた「ドゥリン」として生み出せば似た運命を帯びてしまうとBから忠告され、Mは自分達では成せない"運命を変える救世主"がいつか来る事を願っていた。
その時は今。「森の妖精」ニィロウ、「オルビットの国王」ナヴィア、「長靴を履いた猫又」綺良々、そして「シムランカの勇者兼ドゥリンの友人」笠っち、「数多の世界を渡り歩いた」旅人の5人は優しき悪龍に祝福を与え、それぞれの運命が作用したドゥリンは小さく無害な「ちびドゥリン」に新生した。
一行が外に出ると側にあった街灯が喋り出し、魔女A(アリス)が話しかけてきた。やはりというか、今回皆を招いたのも彼女の仕業で、魔女Mが残した「ここの住民にはいつか外に出てもっと広い世界を探索して欲しい」という言葉と、一行の祝福によってちびドゥリンがテイワットに出られる事を言い残し、去っていった。
おまけページ
すべてが終わったシムランカに、アリスの導きで、西風騎士団にモナ、フィッシュル&オズ、コレイなど、今までの夏の冒険を共にした仲間達が次々と招かれる。
その中の一人であるアルベドが笠っちと出会い、シムランカで得た情報をすり合わせた時、そこから2つの事実が浮かび上がる。
それは、昔果てた真なるドゥリンはいずれ復活するであろうこと。
というのも、シムランカという世界そのものがテイワットに対する類感呪術として機能するよう作られたテストケースとの事で、シムランカのドゥリンが救われた後、ドラゴンスパインの奥深くに落ちたドゥリンの心臓もほんの僅少しずつだが活性化してきているという。
だがシムランカで「悪龍が救われた」という事実が出来たことで、真なるドゥリンも世界にとって善きモノとして蘇れる可能性を得たということになる。
それを知ってか知らずか、ちびドゥリンは放浪者の導きで外の世界に旅立つ事を決意する。その他外の世界に出たい住民達も綺良々が案内役を務めることでテイワットへと旅立ち、閉じられていた童話の世界は少しずつ変わり始めていく事になった。