スト4シリーズ通してのラスボス。
犯罪組織シャドルーの兵器開発部門である「S.I.N社」のCEO(最高経営責任者)である。
S.I.NとはShadaloo.Intimidation.Networkの略称。
悪の組織としてインターポールの春麗やアメリカ軍のガイルとナッシュにマークされ、
裏社会に知られるシャドルーだが、S.I.N社は表の世界でも認知されている。
が、大元が大元なだけに黒い噂が絶えない。
クローン受精卵から生み出した人造人間をさらにベガの代替ボディとするため、
肉体を加工し、丹田エンジンを組み込むという非人道的計画
「リビング・インキュベータ計画」で生み出された一人である。
彼の金属的な印象の青白い体表、性器の無い姿は丹田エンジンを組み込む段階による加工のためである。
「リビング・インキュベータ計画」によって完成された代替ボディは
彼を含め27人存在し、そのうちセスは「No.15」である。
受精卵の出自から、加工が完遂した代替ボディたちはみな同じ容姿を持つ。
セスはのちにプレイヤーキャラとして使用が可能になり、彼で
最終面まで進むとNo.21が登場する。
他のナンバーと異なり、代替ボディとしてベガに捧げられる役割を拒否し、
強烈な自我意識、上昇志向を持つ。ベガを憎み、
彼に忠実な同胞たちを自我の無い者として軽蔑している。
彼らを打ち滅ぼし、自身が頂点に立つことを目論む。
丹田エンジン
腹部に収められた、太極図を思わせる模様のある球体。
代替ボディたちの生命活動のキモであり、気や波動を増幅し練り上げ、全身に行き渡らせる。
その過程でシャドルーが世界中から集めた格闘家のデータを反映させることで
彼らの技を擬似的にではあるが再現することができる。
気流のようなものを発生させ、対戦相手を自分のほうに引き寄せたり、
逆に衝撃波のように叩き付ける事もできる。
果てはカービィのように敵を吸い込み、
ビーダマンのように勢いよく撃ち出す事も可能。
他のキャラとの関係
腹に一物を抱えたハン・ジュリを、その野心を見抜いた上で利用している。
CIAから送り込まれたスパイクリムゾン・ヴァイパーは
S.I.N社内では幹部候補として扱われている。
アベルは、代替ボディの素体であったが、肉体を加工される前に
ナッシュによって救出され、表の世界で傭兵として暮らしていた。
そんなアベルに対し、セスは憎悪と嫉妬の入り混じった複雑な感情を抱いている。
ストリートファイターⅢのギルやユリアンと似通ったモーションを持つが
両者との関係は公式で「ノーコメント」と言われている。