キャラメル
きゃらめる
菓子のキャラメル
水飴に砂糖・練乳・油脂・でんぷん・香料などを合わせて煮詰め固めた飴菓子。小さく切って包装する。
生クリームを多く加えて作られたものは生キャラメルと呼ばれる。
なお、日本では、キャラメルとカラメルは別のものを指す語として扱われる。
誕生は900年頃、クレタ島の製糖所で作られたとされ、11世紀に十字軍によってヨーロッパに齎されたという。
日本では森永製菓の創業者・森永太一郎が、アメリカで学んだ製法によって1899年に販売したのが最初で、1905年に現在も販売されている「森永ミルクキャラメル」が販売開始となった。明治製菓も昭和初め頃よりキャラメル販売を開始する。
また、戦後になるとキャラメルブームが発生し、他社も挙ってキャラメル販売を開始している。カルビー(創業名は松尾糧食工業)でさえ1949年の創業時の主力商品はキャラメルであった。
ポーランドにはキャラメルに酷似した「クルフカ」という伝統菓子があり、
現地民には日本人にとってのおだんごくらいに愛されているとかいないとか。
具体的には「カルメ焼きのよう崩れるキャラメル」。
ミルクファッジの名でKaldiや業務スーパー等の輸入品取扱い店に置かれている。
余談
かなり有名なこぼれ話であるが、工場で機械を使って大量生産しているものについてはキャラメル自体を送り出すときにキャラメルと機械の送り出し装置が滑ってしまう事による不具合を防ぐため、滑り止めとして網状の突起を送り出しローラーにつけてある。そのため、工場で大量生産されているキャラメルについてはその痕跡として模様がついている。
粘性は、水を1とした場合その400倍で、チョコレートが水の17,000倍であるからそれに比べれば大した数値では無いが、溶解率の方が圧倒的に低いため、奥歯にくっついて銀歯泥棒されかねないため、噛む際は注意が必要である(ちなみにガムの粘性は水の5,000倍であり、こちらも要注意物質)。
外部リンク
- キャラメル(Wikipedia)