平等

びょうどう

「平等」とは、「公平」や「対等」と同じような意味を持つが、立場や考え方によってさまざまな意味になる言葉。

「平等」とは、

1. 仏教用語で、物事のあり方が真理の立場から見ればすべて同一であること。
2. 各国の憲法等にある観念、例えば日本国憲法第14条第1項に定められている社会関係上の概念。法の下の平等。差別からの自由。平等権。

概要

社会的な意味でいえば「公平」や「対等」と同じような意味であるものの、全体主義的な思想を持つ人物や組織等が自分の意見を押し通す時に使用する便利な言葉でもある。

平等が「偏り・差別がなくそれぞれの特性や能力を全く考慮しないこと」なのに対し、公平は「特性や能力を考慮した上で同等に扱うこと」という点で意味が異なる。

注意

ただしこの言葉のとらえ方を間違えると、いわゆる「みんな同じ」というような没個性主義、普通であることを強制したりいわゆる規格外を否定するするような思想や、差異などを区別せずに単純に平等にすることで逆に不公平となる悪平等という状況に陥ることがある。

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