昭和版、及びそれを原作としたゲーム版→ナイーダ
概要
CV:佐倉綾音
グレンダイザーUの登場人物。
フリード王家に代々仕えていたバロン家の長女でルビーナ・ベリル・ベガの侍女でもあった。
現在はカサド・ゼオラ・ホワイターの侍女を務める。
「カサドの侍女」と紹介されているが、その扱いは奴隷そのもの。
第2話ではナイフ投げの的を持たされた挙句、（恐らくワザと）外れたナイフが大腿部に刺さっても投擲を続けられる弄びを受けている。
同話でカサドのオペ子を務めている際も（一応コックピットと確定していないものの）パイロットスーツではなく、露出度の高い普段着のままである。
劇中の動向（ネタバレ記載を含むので注意）
惨敗し囚われたカサドからの通信を受け、密かに彼の救出に向かおうとした矢先にガンダル司令に現れ……
その後、試製偵察円盤のバルザギックでベガスターから脱出したナイーダは、彼女の事情を知らないデューク・フリードと再会した。
知己との再会に喜ぶデュークだが、実はナイーダはガンダル司令に囚われた後にレディガンダルの策略で『デューク・フリードの殺害』『陽子爆弾による光子力研究所の道連れ自爆』の2つの作戦を実行するように洗脳されていた（なお、ガンダル達はカサドは諸共始末するつもりだったのでナイーダの手引きで脱出するつもりだったカサドの目論見は完全に破綻した）。
当初はタイミング悪くヒカルが居合わせた事やデュークとの再会で洗脳そのものが揺らいだため、暗殺するタイミングを逸してしまったが、それを察知したガンダル達は洗脳を強めた事でナイーダは研究所でデュークと2人きりになったタイミングで、遂に彼に凶刃を振るい、そして弟シリウスがかつてデュークがグレンダイザーを暴走させた際に踏み潰されて死亡した※事を告げ、名前を変えたとしても過去の罪からは逃れられない事、そんな可哀想なデュークと陽子爆弾で心中を行う事を告げ、彼を絶望させた……
※原作のシリウスの末路同様、最後までシリウスの死の真相は謎のままで終わっているが、この事実はナイーダの洗脳を強める際に初めて出てきた話なので、ナイーダの洗脳を強めるための偽りの記憶である可能性が高い。
愛する人を守るため……
だが、シリウスを殺してしまった事実を突きつけられてなお心が折れなかった（皮肉にも、完全に心が折れてしまった原作とは真逆の展開である）デュークの懸命な説得を受けて、ナイーダは洗脳から解放された。
しかし、ガンダル司令はその事態を予測した上で、光子力研究所に向けて艦隊を進めていた。
デュークの負傷でグレンダイザーが稼働できない状況下、ナイーダは彼を傷付けた罪悪感……以上に彼への愛情からこの状況を打破できる唯一の策を取るべく動いた。
それは自身が持つ陽子爆弾を艦隊に向けて起爆する……しかし、爆弾自体には推進機関がない上に周囲の被害を最小限に抑えるためにも、ナイーダは自身が搭乗するバルザギックでそれを運搬＝艦隊への単身特攻を決行した。
何とか回復してナイーダの悲壮の覚悟を察したデュークを再び懸命に説得したが、真摯に「デュークに生きていて欲しい」と願った彼女は聞き入れず前進を続けた。
艦隊が目前に迫る最中、ナイーダはデュークに向けて「ルビーナ様は生きています。生きてルビーナ様とお幸せになってください…！」と、確かな事実と希望を伝えた後……
オリキャラつながり
元々昭和版では桜多吾作版のオリキャラが原作に逆輸入されたキャラであった。
本人にはたまったものではないが、カサドと組まされるのは原作へのオマージュとも見える。
ただし、カサドの元ネタと思しき今週怪人枠には、ホワイター少尉が存在する。
姉妹に分裂したルビーナ同様、元ネタの原型は留めていない。
寝取られで洗脳解除する女
上記の通り、デュークの賢明な説得で洗脳が解除されるのだが、その際に幼い頃に怪我をして泣いていた際にデュークに手当された思い出を回想した後に、デュークがルビーナに求婚しているのを陰から見守ってシリウスに苦言を呈されている過去が回想して洗脳が解除されたため、一部の視聴者からは寝取られた思い出で洗脳を解除したとネタにされる事に。
ナイーダのために弁護すると、この回想中ナイーダは笑みを浮かべながらデュークとルビーナを見守っており、最期にルビーナと幸せになるようデュークに告げた事からも本心からデュークとルビーナが幸せになる事を願っていた模様（なお、デュークも甲児に「ナイーダが幸せになるまで見守りたい」と漏らしており、皮肉にも自分を介さない形で相手が幸せになる事を望んでいた事は互いに一致していた）。
