「あたしたち、侵略なんてしないわ! この星で地味に暮らしていきたいだけなのよ!!」
CV:平野勲人
概要
『ウルトラマンX』第9話「われら星雲!」に登場するナックル星人。
残忍な戦闘種族とされ、悪辣な性格の者が多いナックル星人の中では非常に珍しい温厚な性格の持ち主で、地球人と友好的な関係を結ぶことに成功した現状唯一の存在(ただし、番組終了後のミニコーナーではかつては侵略者であったことが示唆されている)。
容姿や声・オネエ口調で喋る点など、『ウルトラマンギンガ』に登場したグレイと極めてよく似た設定が見受けられるが、同一人物かは不明。本作では「名栗」と言う人間に化けており、OPクレジットでも「ナックル星人 名栗」と記述されている。
詳細については闇のエージェントにて。
『X』では、これより以前に、別個体である ナックル星人バンデロが登場しており、同族である彼に対する直接の言及はないが、Xioメンバーは、当初他の仲間共々侵略者扱いをしたものの、直前まで一緒に行動を共にしていた風間ワタル隊員の弟:イサムの説得を受けて一旦は引き下がっている。
この回は3人共同族が過去には悪役だった宇宙人であるが、彼らは改心して地球でひっそりと暮らしている事から、神木隊長のモットーである「他者を理解する」に基づいた内容であると言える。
余談
実は『ギンガ』シリーズに登場したナックル星人グレイとは足の形が異なっている。
これはグレイのスーツ(元はメビウス版ナックル星人)をバンデロに改造する際、頭部と共にブーツが初代に近いものに変更されており、ナクリはそのブーツのままグレイの色に塗装した為。
その後、体はグレイのまま再びバンデロの頭を付けられて、次回作にてナックル星人ナグスとして使われる。
関連項目
ナックル星人オデッサ:こちらもナクリと同じく温厚で地球に溶け込んだ平和的なナックル星人だが…。