概要
伝染病株式会社とは伝染病を作り、人類を絶滅させるゲームである。
プレイヤーは伝染力、症状、能力を進化させ、ゲームを有利に進める。
人類はただ指をくわえて見ているだけでなく、抵抗してくる。
『Plague Inc.』とも表記される。
用語
政府
政府は伝染病の報告を受けると、空港・港湾・国境を閉鎖して伝染病の流入を防ぐ。
伝染病の流入後は、伝染病制御チームを動員し、感染を抑えようとする。
また、CURE研究開発も政府が資金を提供、主導する。
国家医療予算によって投入できるリソースが変化する。裕福国は医療予算が多いが貧困国は少ない。
国民が死亡等しすぎると、社会秩序が崩壊し、CURE開発が行えなくなる。
CURE
伝染病の特効薬。各国政府が国際協力をして研究開発を進める。
資金が多く投入されていると、早く研究が進む。CUREが完成すると、伝染病が駆逐され、プレイヤーの敗北となる。
CUREの開発をいかに妨害するかが勝利のカギ。
病気タブ
病気タブから伝染病の特性を進化させる。
進化にはDNAポイントが必要。
また、プレイ中に『突然変異』が発生し、特性が勝手に解放されていくこともあり、その場合はDNAポイントを使って退化させることも可能。
伝染
伝染病の伝染力、変異確率を上昇させる。
症状
伝染病の伝染力、危険度、致死率を上昇させる。
症状を進化させると、人類に気づかれやすくなる。変異確率が高いと、DNAポイントを使わずに勝手に進化する。
能力
伝染病の耐性を進化させる。
暑い国では暑さ耐性を、寒い国では寒さ耐性を進化させる。
また、薬剤耐性をつけて、裕福な国での感染速度を上げることもできる。
また、CURE開発を遅らせることもできる。その他、伝染病の特殊能力を進化させることもできる。
他にも特定の病気タブを揃えることで『コンボ』が成立し、感染力等の上昇や研究スピードの減少などの効果を得ることができる(逆に研究スピード上昇のデメリットも)。
登場する伝染病
通常伝染病
バクテリア
最も標準的な伝染病。要は細菌。
これといって大きな特徴のない最初の伝染病であり、初心者がゲームを理解していくのに適している。
曰く、『無限の可能性がある』。
ウイルス
変異しやすい伝染病。インフルエンザや、コロナウイルスなどもこの種類。
プレイ中にどんどん症状が勝手に解放されていくため人類に気付かれやすく、受け身の姿勢で退化させているとDNAポイントが枯渇する危険性もある。
タイミングを見極めつつ流れに乗っていくことが重要。
真菌
長距離移動がしにくいため、なかなか広がらない。
例え感染率100%でも感染しないときがある。バグかな?
パラサイト
寄生虫。
初期危険度は若干高めだが、裏を返せば早期段階で危険度上昇による社会混乱を招き、CURE開発をストップさせやすい。
プリオン
致死率が高くなりにくく、なかなか人類を絶滅させれらない。
牛海綿状脳症(BSE)もこの種類。ハンバーガー屋の天敵。
ナノウイルス
研究所から逃げ出したという設定の人工伝染病。そのため、スタートした直後から、CURE開発がスタートする。特殊能力でCURE開発を一時的に停止させられるので、それをどう使うかが勝利のカギ。
生物兵器
なんにもしなくても勝手に致死率が上昇する制御不能の伝染病。特殊能力で致死率を下げることができるため、それを使わなければ勝利できない。
特殊伝染病
脳食い虫
人類奴隷化を目指す伝染病。一人も殺さずにクリアすることができる唯一の伝染病。でも死んだ方が幸せかも?
また、サンタさんと協力して、世界を幸せにする公式シナリオもある。
ネクロアウイルス
みんなご存知ゾンビウイルス。ロメロと聞けばピンとくるかもしれない。
感染した人間をゾンビに変えることができ、生存者を襲わせた上で一定確率でまたゾンビに変えられる。
猿インフルエンザ
猿の知性は進化させるが、人類に対して害を及ぼすウイルス。
設定は映画『猿の惑星』を彷彿とさせるが、それもそのはず当映画とのコラボレーション。
影の伝染病
ヴァンパイアを操り、人類を絶滅させるモード。
実は、伝染病と言いながら進化させるまで伝染病が出てこない。
ヴァンパイアはゾンビと違い、CUREを開発されると大幅に弱体化するため、CURE完成=敗北。CURE完成後はどこぞのクソ雑魚吸血鬼並みに弱体化する。