概要
初登場は『ドラゴンクエストⅤ』。
『ドラゴンクエストⅤ』では主人公専用装備であり、物語の山場となるボブルの塔で入手出来る。王者装備の1つ。
戦闘中使用すると「火竜変化呪文(ドラゴラム)」を発動することが可能。
攻撃力は「はかいのてっきゅう」と並び、「メタルキングの剣」に若干劣る(と言ってもほんの5ポイントほど)。普通にプレイする場合は主人公の最強装備として活躍することになる。
主人公の装備は杖・マント・盾・冠と全体的に王者をイメージした装備となっているが、杖が主人公の最強武器というのは当時は珍しくインパクトがあった。
ちなみに2本入手できるというバグが存在するのだが、「スーパーファミコン版からのバグ」や「PlayStation 2版のみのバグ」と噂が錯綜している。
以降の作品にも登場し、こちらでは戦闘中使用すると「ドラゴンの炎(ドラゴンの息)」を使える。
小説版『ドラゴンクエストⅤ』
ボブルの塔でのゲマとの戦いでメタルキングの剣を失ったリュカの新しい武器となる。
千年ほど行方の知れなかった神秘の品で「竜神の魂を宿した杖で、持つものの魂を、善悪どちらもまとめて高めてしまうため、人の身で手にして無事でいられる者は滅多にいない」という逸話がある。
天空の剣と同様に持ち主を選ぶようで、ティミー(グランバニア王子)が触ろうとしたら弾かれてしまっている。
余談
初代『ドラゴンクエスト』のりゅうおうもまたドラゴンを象った杖を持つが、こちらはシンプルな木彫りのものである。
関連タグ
竜魔人:恐らく元ネタ。勇者の父親がアイテムの力によって変身した姿であり、戦闘不能になるか目の前の敵を倒すまで元の姿には戻れない。また非常に好戦的になるため理性が吹っ飛びかねないというリスクがある。