概要
劇中の部隊であるハワイに登場するインフラ整備会社。主に水資源に関する土地を所有している。オアフ島、マウイ島、カウアイ島といったハワイ中の島にある土地の所有権を持ち、保有している総資産はおよそ500億ドル。
溶岩の出所であるハワイ島のフアラライ山も、チャーミング・マンの弟マウカが行方不明になった溶岩チューブの現場も、この会社が所有する私有地であった。
その為か警察もすぐに捜査を打ち切り、彼が独りで弟を捜索しようと山を調べようとすると今度は逆に警察、山岳レンジャー、法律といった社会の全てから彼は妨害を受けた。
下記の経緯により登記所の受付嬢が救急車で運ばれる姿を目撃していた野次馬の会話によると、HOWLER社は何らかの不正を行っているらしい。
対ジョディオチーム
溶岩を手に入れたジョディオチームのボス、メリル・メイ・チーは、この溶岩の秘密を手に入れる為にHOWLER社の持つフアラライ山の権利だけでなく、会社の所有している他の土地も預金口座もこの会社自体も含め全てを手に入れるというブッ飛んだ計画を立てる。
溶岩の特性に当(あて)を付けたメリルは、これをHOWLER社が所有するDEED(土地の譲渡証書)の原本に近づけて会社が所有している土地が全てこちら側に移る様にしようとジョディオチームを「ハワイ州土地登記所」に向かわせる。
まず、ドラゴナ、ウサギ、チャーミング・マンの3人が彼女の指示通りに登記所に出向く。ウサギが小さなトラブルを起こして目立ってしまうハプニングはあったものの、HOWLER社が所有するDEED原本の全てに溶岩を近づける事は難なく成功した。
しかし、3人が登記所を出た所でウサギが突然嘔吐し、その場で倒れ込んでしまう。彼の皮膚には幾何学的な痣が浮かび痙攣を続けるも、症状からチャーミング・マンは薬物中毒に由来した肺水腫と当たりを付ける。薬物中毒では医者も呼べず手の施し様がなく、あわや窒息死寸前まで追い詰められたウサギは胸に直接ストローを通した。肺の水を排出する事で気道の確保に成功し、どうにか喋れるまで回復するが、ウサギは未だに重体のため、周囲に気付かれる前に2人はウサギを車の中に匿う。
ウサギの不調の原因はスタンド攻撃であった。指先よりも小さい小型のスタンドが体内に侵入して暴れているのだ。しかし中々信じてもらえず、病床とスタンド繋がりを訝しみ始めた頃に救急車が登記所の前に止まり原本の閲覧に立会った受付嬢がウサギよりも酷い症状で救急車に担ぎ込まれる姿を目撃する。
これにより自動追跡タイプのスタンドがHOWLER社のDEED原本に仕込まれていた事が確実となり、チャーミング・マンは疑った事をウサギに詫びると彼の体内に自身のスタンドを侵入させる。敵のスタンドを捕らえもう少しで体外へ引きずり出せるといった所でスタンドに触れた事をきっかけに彼の肉体が何かの病気を発症、次にドラゴナが発症してしまい…
余談
社名の由来は不明。これまで通り洋楽繋がりならば、同名の「HOWLER」というロックバンドがアメリカに存在しているが、憶測の域を出ない。
会社ロゴは「"h"OWLER」と頭文字が小文字であり、「h」は馬か遠吠えをする狼の様に見える動物のマスコットになっている。
社名の「HOWLER(ハウラー)」は直訳すると「遠吠え(~する動物:ホエザル等)(~によく似た音:大波等)」または「そうした『仕草』をする人(わめく、泣き叫ぶ等)」を意味する単語である一方で「(バカバカしい)大間違い、大失敗」を意味している。
総資産500億ドルは日本円にするとおよそ5.5兆円であり、これと同等の総資産を持った日本の企業はブリヂストン、キヤノン、九州電力といった大手である。
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