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荘子の編集履歴2024/08/25 01:57:43 版
編集者:白水余人
編集内容:「荘子曰く」を「『荘子』由来の言葉」とし、項目のある言葉に限定し追加・編集。消えたサイトを関連リンクから削除。ほか細部変更。

思想家「荘子」

 古代中国戦国時代国蒙の思想家老子と共に道家の代表的人物とされ、合わせて「老荘」とも呼ばれる。姓は荘、名は周。『警世通言』は字を子休とするが、根拠は不明。南華山に隠居したという伝承から、後に玄宗に「南華真人」と追号されている。極めて史料に乏しい人物であり、生没年も分からない。『史記』に拠れば、漆園の役人をしていた事があるらしい。

 思想書『荘子』からは、老子を始めとした道家の先人の他、儒家墨家名家等の影響が窺われる。特に名家の恵施とは親密であったらしく、『荘子』には二人の議論から成る説話も少なくない。ちなみに、荘子の活動は儒家の孟子と同時期と考えられているが、互いに言及は見られない。

思想書『荘子』

 荘子とその後学による古代中国の思想書。荘子の追号から『南華真経』とも呼ばれる。

 現行の『荘子』はの郭象の編纂によるもので、全33篇が内篇7・外篇15・雑篇11に分けられている。しばしば「内篇が荘子の著作で外雑篇は後世の加筆」と説明されるが、確証のある説ではない。ただ、内篇が荘子思想の中核である事は広く認められている。

 内容を要約する事は困難だが、おおよそ「人知の相対性と限界を指摘し、自然に自由に生きる事を主張している」と言えるだろう。その奔放で華麗な比喩と逆説に彩られた文章は、文学的にも高く評価されている。

読みについて

 「そうし/そうじ」と2通りの読み方があり、『日本大百科全書』などは思想家を「そうし」・思想書を「そうじ」と呼び分け、『広辞苑』などは儒家の曽子(曽参)と区別するため濁るとする。

 拼音表記では Zhuāngzǐ(荘子)/Zhuāng Zhōu(荘周) となり、「中国語音節表記ガイドライン[平凡社版](メディア用)」に従うと「ジュアンズー/ジュアン・ジョウ」のようにカタカナ表記できる。

『荘子』由来の言葉

ピクシブ百科事典には次のような言葉に項目がある。

関連タグ

儒教 諸子百家 思想家

  • 三国志演義: 「南華老仙」という名前で登場。張角に巻物を授ける。その際彼へ「悪用すれば天罰が下るぞ」と警告した。彼がそれを悪用したのを見て「だから言ったじゃろ」と幻となって現れ、直後張角は血を噴いて死んでしまう。
  • 達人伝: 戦国時代が舞台の漫画。荘子の孫・荘丹が登場する。

関連リンク

『荘子』原文(中國哲學書電子化計劃)

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