概要
同情出来ない被害者とは書いて字の如く、刑事ドラマや探偵もの等のサスペンス、ミステリー作品において、被害者であるのは確定的ながらも、加害者以上に本人がヤバい奴だったりクズだったりして、ユーザーから全く同情出来ない人物及びキャラクターの俗称である。
金田一少年の事件簿や名探偵コナンのように事件を扱うアニメや漫画では、時折そのような人物が登場する案件もあり、その場合は対比として犯人が同情できるような描写をされもする。
特に『相棒シリーズ』はこの傾向が強く、以下の傾向に別けられる。
- 「自分は神」とばかりに思い上がり、傲慢かつ狭量な(場合によってはエアプだけで)尊厳破壊レベルの批評を繰り返す評論家
- 「何故、自分だけが不幸なんだ!?」と過度な自己憐憫を理由に、他者への八つ当たりを繰り返すDQN
- 自分の仕事に誇りを持っていながら、他者の仕事を軽んじ徹底的に扱き下ろす上司
- サイコパスそのものの前科者
それもあって被害者は殺されたとしても、生前の所業によってはその死が勝ち逃げにも等しく見え、却って加害者の犯行へ至る過程の悲惨さ・やるせなさを際立たせてしまう。