概要
物語中盤から終盤まで登場する、巨大な山猫のような姿の不思議な生き物。その実態は、化け猫が人間の乗り物を真似して化けたのが始まりだとされている。昔はカゴ屋に化けていたらしい。
その名が示すとおり体全体が路線バスのような構造になっており、トトロや人間を乗せて高速で走ることができる。
乗客を乗せる時は、窓の一部が大きく広がって乗車口になる。
普通の人間には見えず、目の前を通り過ぎても強風が吹いたとしか思わない。ただし、犬などの動物には見えているような描写がある。
走行能力は非常に高く、鬱蒼とした森でも木自体がネコバスを避け、鉄塔の上の送電線すらも感電することなく走ることが出来る。
作中のキャラの中でも、トトロなどと並んで人気が高い。
ラストでの屋根の上で「ニカッ」と笑って空に消えていく姿は恐らくチェシャ猫のオマージュ。
余談だが、本編のネコバスはオス(後ろから見るとアレが見える)。
行き先一覧
塚森(トトロの住処)
↓
長沢
↓
三ツ塚
↓
墓道
↓
大社
↓
牛沼
↓
↓
七国山病院(「院」の字は、こざとへんのが左右反転、「完」の部分は上下反転している)
↓
す(読んで字のごとく巣。EDにて確認できる。回送?)
本編以外では展示用の造形物やぬいぐるみなどで会場に合わせたオリジナルの行先になっていることも。
亜種
こねこバス
三鷹の森ジブリ美術館で定期的に上映されている短編『めいとこねこバス』に登場するネコバスの子供。
脚は6本で、丁度メイ一人が乗れるサイズ。
ネコバスと比べると、だいぶ猫らしい仕草を見せる。
名称不明
リムジンの様なネコバス。『めいとこねこバス』に登場。
ネコばあちゃん
ネコバスの長老的な存在で、トトロも敬意を払う。
非常に身体が大きく、トトロの同族?を何十体も乗せられる。
脚や尻尾の数や窓の数もかなり多い。
ネコバスは皆ある程度空が飛べるが、ネコばあちゃんは完全に航空便になっている。
ネコ電車
上記の三鷹の森ジブリ美術館の開館時に制作された映像に登場するネコバス。後に、『めいとこねこバス』やジブリパークの告知映像や広告にも再登場している。
2両編成(もしくは連接車)の長さで、屋根の上に菱形のパンタグラフが2つ付く。後部からはT字型の煙突が伸びているのも特徴。脚は合計34本。
ニュースなどでは「電車」と紹介されているが、その見た目からトロリーバスのようにも見える。